シラバス - キリスト教教育学特殊講義A
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- ナンバリングコードCode
- THE-pra2-232
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- 科目名Subject Name
- キリスト教教育学特殊講義A
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- 担当者名Instructor
- 中條 智子(実務家)
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4/3-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 火曜1時限
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- 教室Classroom
- 2-604
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- キリスト教教育学A
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
- 〇
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- キリスト教教育は実践神学の一分野です。キリスト教の人間観・世界観を身につけ、被造物とともに生き、祝福・平安・保全に対する責任を負う者となることが期待されます(20%)。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- キリスト教教育に関する基礎的な知識によって、これからのキリスト教教育を考える視座を得ることを通して、キリスト教界の指導者、牧師・伝道者などの専門人として社会に貢献する態度を身につけることが期待されます(80%)。
授業の概要Course Overview
牧師である担当者が、教会の現場で培った知見に基づいて、キリスト教教育について学ぶ機会を提供します。聖書の人間観、キリスト教教育の場としての教会、学校、家庭・社会を考えるとともに、キリスト教教育の歴史を概観し、これからのキリスト教教育について考えます。
授業は、基本的に担当者が作成するプリントを用い、全員でのディスカッションやワークなどを交えながら進めます。今後、何らかの形でキリスト教教育に関わる自覚の中で、積極的な参加を期待します。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
この科目は講義科目です。授業各回あたり、2コマ相当の自主学習が求められます。
毎回の授業で、次の回の参考文献等を示しますので、準備をしてください(50%)。
授業後は学んだ内容を整理し、今後に生かせるように自分なりの形でまとまるなどの復習によって、知識の定着を図り、思考を深めてください(50%)。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):190分
- はじめに キリスト教教育を考える視点
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 聖書の人間観① 「神の像」としての人間理解
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 聖書の人間観② 「人格」の形成
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 聖書の人間観③ 「自由」の概念
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 聖書の人間観④ 日本の精神風土の中で
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の場① 学校(キリスト教学校)
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の場② 教会
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の場③ 家庭・社会
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の歴史① イエスの教育
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の歴史② 初代教会(異教社会の中で)
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の歴史③ 中世 宗教改革(キリスト教社会の中で)
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の歴史④ 産業革命期以降
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- キリスト教教育の歴史⑤ 日本の場合(19世紀から20世紀)
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- まとめ これからのキリスト教教育
活用される学習方法Learning methods
教科書・テキストTextbooks
とくになし。講義担当者が作成するプリントを用います。
参考書等References
朴憲郁『現代キリスト教教育学研究 神学と教会の間で』日本基督教団出版局、2020
奥田和弘『キリスト教教育を考える 「共育」を求めて』日本基督教団出版局、1990
神田・関田・森野編『総説 実践神学』今橋朗「第六章 キリスト教教育」日本基督教団出版局、1989
今橋・奥田監修、荒井・古谷編『キリスト教教育事典』日本基督教団出版局、2010
ほか、授業の中で随時紹介します。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
出席と、授業への積極的な関わりを重視します。
各講義後に、内容に関連したテーマに沿って、配布のミニレポート紙に短くコメントや質問を書いて提出してください。
期末には、レポート(A4×1~2枚程度)を書いて提出してください。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
前回出された質問やコメントについて、授業の中でコメントします。
その他の課題についても、随時、授業の中で質問を受け、コメントします。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
DP観点「C」および「D」について、授業への関わり、および期末レポートに基づいて評価します。評定は双方の観点の達成状況を勘案して行います。単位認定には、いずれの観点も目標下限水準以上であることを必要とします。クラスへの積極的な参加や質問・意見など60%、期末レポート40%を合わせて採点します。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- キリスト教の人間観・世界観を身につけ、被造物と共に生き、祝福・平安・保全に対する責任を負う者となること(20%)。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 共に生きる責任について具体的に考え、取り組むことができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 共に生きる責任について、よく理解している。
- 目標途上水準 / Good
- 共に生きる責任について、おおまかに理解している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 共に生きる責任について、基本的な理解をしている。
- 近接水準 / Inadequate
- 共に生きる責任について、理解にいたっていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- キリスト教教育に関する基礎的な知識によって、これからのキリスト教教育を考える視座を得ていること。また、キリスト教界の指導者、牧師・伝道者などの専門人として社会に貢献するヴィジョンと態度を身につけていること(80%)。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- キリスト教教育についての知識を十分に身に着け、専門人として社会に貢献する具体的な働きをイメージし、さらなる学びをアレンジできる。
- 目標到達水準 / Excellent
- キリスト教教育についての知識をよく身に着け、専門人として社会に貢献する働きをイメージできる。
- 目標途上水準 / Good
- キリスト教教育についての知識を大まかに身に着け、専門人として社会に貢献する働きをしたいと願っている。
- 目標下限水準 / Adequate
- キリスト教教育についての知識を最低限身に着けている。
- 近接水準 / Inadequate
- キリスト教教育についての知識が、身についていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 正当な理由なく授業を欠席した場合は、成績評価は「評価不能」となります。
履修上の注意Other Course Information
学校や教会で行われている具体的なキリスト教教育についての考察は、「キリスト教教育学B」で行います。合わせて履修することが望まれます。