シラバス - 社会調査技法
-
- ナンバリングコードCode
- INC-com2-297
-
- 科目名Subject Name
- 社会調査技法
-
- 担当者名Instructor
- 松岡 智文
-
- 単位Credit
- 2
-
- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
-
- 学期Semester
- 前期
-
- クラスClass
-
- 曜限Day/Period
- 火曜1時限
-
- 教室Classroom
- 1-206
-
- 授業形態Course Type
- 講義・演習
-
- メディア授業Distance Learning Course
-
- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
-
- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
-
- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 社会調査に関する基礎的な知識を身に付け、社会調査の企画・設計からデータ整理までの一連の過程を理解し、具体的な調査技法を習得することができる。
・社会調査に関する基礎的な知識を身に付け、それを説明することができる。
・社会調査の企画・設計から資料やデータの収集、収集したデータの整理までの具体的な過程を理解し、それを説明することができる。
・社会調査の具体的な調査方法を理解し、それぞれの調査方法における具体的な調査技法を使うことができる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 社会調査の意義と限界を理解し、具体的な現象に対してどの調査方法が適切かを判断し、調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
・様々な社会調査における意義と限界を理解し、そのなかで社会調査を行う目的を説明することができる。
・社会調査方法それぞれの長所と短所を把握したうえで、具体的な現象に対してどの調査方法が適切かを判断し、その根拠を説明することができる。
・具体的な現象に対して調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 社会調査の方法を学ぶことを通じて、社会について考えるための批判的態度や多様性を認める寛容さ、社会の一員として社会調査と関わる姿勢を身に付ける。
・社会調査における社会の見方を学び、社会における課題を発見し思考するための批判的態度を身に付けることができる。
・社会調査の結果から社会の多様性を理解し、自身の現実認識と異なる多様な社会の様相を認め尊重する寛容さを身に付けることができる。
・社会の一員として社会調査を利用する、受ける、実施する際に何が正しいことかを適切に考える姿勢を身に付けることができる。
授業の概要Course Overview
本講義では、社会調査によって資料やデータを収集し、分析しうる形にまで整理していく具体的な方法を学び、それを習得することを目的とする。本講義は社会調査士資格のためのB科目に相当する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
随時事前学習として小課題(60分)、事後学習としてレポート作成(150分)を課す。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
-
- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- ガイダンス:社会調査の基礎と調査目的
-
- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査方法の種類とその決め方
-
- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査企画
-
- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査の設計と仮説構成
-
- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 全数調査と標本調査
-
- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 無作為抽出法
-
- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 標本数と標本誤差
-
- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- サンプリングの諸方法
-
- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 質問文・調査票の作り方
-
- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査の実施方法①:調査票の配布・回収
-
- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査データの整理①:エディティング、コーディング、データクリーニング
-
- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査の実施方法②:インタビューの仕方
-
- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 調査データの整理②:フィールドノートの作成
-
- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 講義のまとめ:社会調査の調査設計と実施方法
活用される学習方法Learning methods
聴講・視聴:講義の聴講、教材や実演の視聴を通して学習する。/ Listening, Watching : Learn by listening to lectures and watching educational materials and demonstrations.
読解:教科書や論文の読解を通して学習する。/ Reading comprehension: Learn by reading and comprehending textbooks and academic papers.
教科書・テキストTextbooks
篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳編『社会調査の基礎-社会調査士A・B・C・D科目対応』弘文堂, 2010年
参考書等References
小田利勝『社会調査法の基礎』プレアデス出版, 2009年
大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松洋編著『最新・社会調査へのアプローチ-論理と方法-』ミネルヴァ書房, 2023年
盛山和夫『社会調査法入門』有斐閣ブックス, 2004年
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
社会調査の基礎を問う小課題、社会調査の実践を想定したレポートを提出する。学期末にはまとめとして期末レポートを提出する。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
講義中に小課題、レポートについて触れ、課題を振り返る。小課題、レポート、期末レポートに関してはMoodleを通じて質問を受け付け、回答する。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
DP観点「A」については小課題(60%)と期末レポート(40%)、DP観点「B」についてはレポート(40%)と期末レポート(60%)、DP観点「D」についてはレポート(20%)と期末レポート(20%)及び平常点(60%)に基づいて評価する。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 社会調査に関する基礎的な知識を身に付け、社会調査の企画・設計からデータ整理までの一連の過程を理解し、具体的な調査技法を習得することができる。
・社会調査に関する基礎的な知識を身に付け、それを説明することができる。
・社会調査の企画・設計から資料やデータの収集、収集したデータの整理までの具体的な過程を理解し、それを説明することができる。
・社会調査の具体的な調査方法を理解し、それぞれの調査方法における具体的な調査技法を使うことができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 社会調査の基礎的な知識を身に付けたうえで、社会調査の企画・設計からデータ整理までの過程を具体的な調査技法を駆使して取り組むことができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 社会調査の基礎的な知識を身に付けたうえで、社会調査の企画・設計からデータ整理までの過程を理解し、具体的な調査技法を習得している。
- 目標途上水準 / Good
- 社会調査の基礎的な知識を身に付けたうえで、社会調査の企画・設計からデータ整理までの過程を理解している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 社会調査の基礎的な知識を習得している。
- 近接水準 / Inadequate
- 社会調査の基礎的な知識を不十分な点はあるが習得している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 社会調査の意義と限界を理解し、具体的な現象に対してどの調査方法が適切かを判断し、調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
・様々な社会調査における意義と限界を理解し、そのなかで社会調査を行う目的を説明することができる。
・社会調査方法それぞれの長所と短所を把握したうえで、具体的な現象に対してどの調査方法が適切かを判断し、その根拠を説明することができる。
・具体的な現象に対して調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 具体的な現象に対して適切な社会調査方法を判断し、その社会調査の意義と限界を前提にしつつ、自身の調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 具体的な現象に対して適切な社会調査方法を判断し、自身の調査目的に応じた調査テーマと仮説を設定することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 具体的な現象に対して適切な社会調査方法を判断し、その社会調査の意義と限界について自身の意見を述べることができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 社会調査方法それぞれの長所と短所を把握したうえで、具体的な現象に対してどの調査方法が適切かを判断することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 社会調査方法それぞれの長所と短所について理解する。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 社会調査の方法を学ぶことを通じて、社会について考えるための批判的態度や多様性を認める寛容さ、社会の一員として社会調査と関わる姿勢を身に付ける。
・社会調査における社会の見方を学び、社会における課題を発見し思考するための批判的態度を身に付けることができる。
・社会調査の結果結果から社会の多様性を理解し、自身の現実認識と異なる多様な社会の様相を認め尊重する寛容さを身に付けることができる。
・社会の一員として社会調査を利用する、受ける、実施する際に何が正しいことかを適切に考える姿勢を身に付けることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 社会について考えるための批判的態度や多様性を認める寛容さを身に付けたうえで、社会調査に対して何が正しいことかを適切に考える姿勢で取り組むことができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 社会について考えるための批判的態度や多様性を認める寛容さ、社会調査に対して何が正しいことかを適切に考える姿勢を身に付ける。
- 目標途上水準 / Good
- 社会調査を通じて、社会について考えるための批判的態度や多様性を認める寛容さを身に付ける。
- 目標下限水準 / Adequate
- 社会調査を通じて、社会について考えるための批判的態度を身に付ける。
- 近接水準 / Inadequate
- 社会調査を通じて、社会について考えるための批判的視点を理解する。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 正当な理由なく授業を欠席した場合、成績評価は「評価不能」とする。