シラバス - 消費者行動研究法

  • ナンバリングコードCode
    PSY-bas3-304
  • 科目名Subject Name
    消費者行動研究法
  • 担当者名Instructor
    分部 利紘
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜1時限
  • 教室Classroom
    2-401
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
マーケティングの基本概念および消費者の心理・行動に関する理論や研究手法を踏まえ、実社会の課題を分析できる。また、分析した課題に対して、マーケティングの基本概念および消費者の心理・行動に関する理論や研究手法から解決策を導くことができる。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
消費者の心理や行動の観点から施策の効果に関するデータを適切な方法で収集することができる。また収集したデータについて、統計的に分析することができる。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
消費者の心理や行動を踏まえて適切なマーケティングの施策を関係者に提案(=立案、評価、発表)することができる。また、同活動を他者と協働して遂行することができる。

授業の概要Course Overview

連携先の企業や自治体から出された課題について、消費者の心理と行動という観点からその原因を分析する。また、その分析内容をもとに解決策となる施策を考案するとともに、その効果測定を行う。これにより、心理学の視点から実社会の課題を分析・解決するための基礎的な枠組みを身につける。
なお本授業は、一部回数(全授業回数の半数未満に収まる範囲)を遠隔で実施する場合がある。遠隔授業は、オンデマンド・コンテンツに同時双方向テレビ会議システムを組み合わせた型となる。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

本科目は演習的作業を含めた講義科目である。以下の事項を中心に、5時間程度の自主学習が求められる。
・課題の分析、戦略の立案、効果測定等の継続的遂行(300分程度)

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イントロダクション:課題の説明と提示
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    対象組織の事業戦略を分析する
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    対象組織の経営資源を分析する
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    当該事業の市場・顧客を定義・分析する
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    当該事業の市場・顧客の発展可能性を分析する
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    当該事業の競合とその市場・顧客を定義・分析する
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    当該事業の競合の経営資源を分析する
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    当該事業の市場を再分析する
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する1:実験・調査の大綱を検討する
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する2:実験・調査の大綱を再考する
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する3:実験・調査の詳細を決定する
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する4:実験・調査の計画を発表練習する
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する5:実験・調査の計画を発表する
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    標的顧客の心理・行動を定量化する6:実験・調査の計画を再考する

活用される学習方法Learning methods

聴講・視聴:講義の聴講、教材や実演の視聴を通して学習する。/ Listening, Watching : Learn by listening to lectures and watching educational materials and demonstrations.
読解:教科書や論文の読解を通して学習する。/ Reading comprehension: Learn by reading and comprehending textbooks and academic papers.
ディスカッション・ディベート / Discussion, Debate
グループワーク / Group work
調査・フィールドワーク / Survey, Fieldwork
プレゼンテーション / Presentation

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

坂本雅明 (著)『事業戦略策定ガイドブック‐理論と事例で学ぶ戦略策定の技術‐』(同文舘出版)

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

全14回の授業を通して、実社会の課題を題材にグループワークが行われる。またその内容は、最終レポートとして提出する必要がある。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業中に適宜行われる。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

グループワークとして授業で出される課題30%、最終レポート70%

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
マーケティングの基本概念および消費者の心理・行動に関する理論や研究手法を踏まえ、実社会の課題を分析できる。また、分析した課題に対して、マーケティングの基本概念および消費者の心理・行動に関する理論や研究手法から解決策を導くことができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
消費者の心理や行動を分析するための個々の手法について、マーケティングの目的や制約条件等に応じて正しくかつ組み合わせて適用できる水準で理解している。
目標到達水準 / Excellent
消費者の心理や行動を分析するための個々の手法について、マーケティングの目的や制約条件等に応じて正しく適用できる水準で理解している。
目標途上水準 / Good
消費者の心理や行動を分析するための個々の手法について的確に理解しているが、マーケティングに適用できる水準までには至っていない。
目標下限水準 / Adequate
消費者の心理や行動を分析するための個々の手法の概念的な部分については、正しく理解している。
近接水準 / Inadequate
消費者の心理や行動を分析するための個々の手法の概念的な部分について理解できていない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
グループメンバーとの協働(=立案・効果測定・発表の一連の活動)を継続的に行うことができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
配布資料で扱われていない題材についても、マーケティングの目的から採るべき消費者の心理・行動のデータを判断し、それらを適切な手順で収集して分析・発表することができる。
目標到達水準 / Excellent
マーケティングの目的から採るべき消費者の心理・行動のデータを判断し、それらを適切な手順で収集して分析・発表することができる。
目標途上水準 / Good
マーケティングの目的から採るべき消費者の心理・行動のデータを判断し、それらを概ね適切な手順で収集して分析・発表することができる。
目標下限水準 / Adequate
マーケティングの目的から採るべき消費者の心理・行動のデータが指示されれば、それらを適切な手順で収集して分析・発表することができる。
近接水準 / Inadequate
マーケティングの目的から採るべき消費者の心理・行動のデータについて収集して分析・発表することが難しい。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
消費者の心理や行動を踏まえて適切なマーケティングの施策を関係者に提案(=立案、評価、発表)することができる。また、同活動を他者と協働して遂行することができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
事業戦略等のマーケティング活動において、消費者の心理や行動のデータをもとに、実効性(新規性と実現可能性)の高い施策を立案すること、および既存の施策の効果を独自の観点から分析・発表することの両方ができる。
目標到達水準 / Excellent
事業戦略等のマーケティング活動において、消費者の心理や行動のデータをもとに、実効性(新規性と実現可能性)の高い施策を立案すること、または既存の施策の効果を独自の観点から分析・発表することの一方ができる。
目標途上水準 / Good
事業戦略等のマーケティング活動において、消費者の心理や行動のデータをもとに、施策を立案すること、および既存の施策の効果を分析・発表することの両方ができる。
目標下限水準 / Adequate
事業戦略等のマーケティング活動において、消費者の心理や行動のデータをもとに、施策を立案すること、または既存の施策の効果を分析・発表することの一方ができる。
近接水準 / Inadequate
事業戦略等のマーケティング活動において、消費者の心理や行動のデータをもとに、施策を立案したり既存の施策の効果を分析・発表したりすることが難しい。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

『消費者行動心理学』『マーケティング』を受講済みであること。また、後期の『消費者行動分析実習』の受講を希望する者は、本科目を受講すること。
本科目では、授業時間外でのグループワークにより多くの時間を割くことになる。また、本科目は学外組織の協力のもとで成立していること、本科目ではグループメンバーとの協働が求められることから、グループワークでは相応の責任ある行動が求められる。