シラバス － 子どもの健康と安全(1)

授業の到達目標Objectives to be Attained

授業の概要Course Overview

子どもの健康及び安全の確保は、子どもの生命の保持と健やかな生活の基本であり、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに安全の確保とともに、保育所全体における健康及び 安全の確保に努めることが重要となる。また、子どもが、自らの体や健康に関心をもち、心身の機能を高めていくことが大切である。
本授業では、子どもに多い疾患の特徴や体調不良時の対応、保育の場で子どもが安全で健康に生活するために必要な環境への配慮について学び実践力を習得する。
授業は、パワーポイントと配布印刷物を用いて講義を行うことと、シミュレーション教育の手法を用いてグループワーク形式の演習を組み合わせて行う。
なお、本授業は、一部回数を遠隔で実施する場合がある。その際は、履修者にMoodle等で別途詳細を周知する。遠隔授業を行う場合は、Moodleを使用したオンデマンド型を活用する。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

本科目は、演習科目である。一回の授業につき2コマ相当の自主学習が必要。
事前学習：各回の授業内容について該当する教科書の単元を読む。（5割）
事後学習：具体的養護の方法や応急処置等については、演習後に各自で練習を実施し、技術を習得すること。（5割）
その他：「子どもの保健」の科目の理解をもとに演習が行われるため、「子どもの保健」について関連する内容を復習しておくこと。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

• 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  ガイダンス　授業方式、事前学習、成績評価方法などの説明 保育者の健康管理

• 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  3歳児未満への適切な対応

• 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  保育における保健計画および評価 身体計測・発育発達の評価

• 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  衛生管理 消毒方法、エプロンの衛生管理

• 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  感染症の集団発生と予防、対応　（嘔吐物の処理）

• 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  障害のある子どもへの適切な対応 職員間の連携・協働と組織的取り組み

• 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  体調不良や傷害が発生した場合の対応

• 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  子どもの保健に関する個別対応と集団全体の健康

• 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  救急処置および救急蘇生法

• 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  事故防止及び安全対策

• 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  個別的な配慮を必要とする子どもへの対応

• 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  子どもの健康と保育の環境

• 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  保育における保健的対応の基本的考え方

• 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：120分

  子どもを中心とした家庭・専門機関・地域との連携 授業のまとめ・ミニテスト・解説

活用される学習方法Learning methods

教科書・テキストTextbooks

「子どもの健康と安全　新・基本保育シリーズ⑯」公益財団法人児童育成協会　監修／松田博雄、金森三枝　編集（中央法規出版）
その他、必要時、資料を別途配布する。

参考書等References

保育所における感染症対策ガイドライン（厚生労働省）
保育所におけるアレルギー対応ガイドライン（厚生労働省）
教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン（厚生労働省）
「学びを支える保育環境づくり〜幼稚園・保育園・認定こども園の環境構成」　高山静子著　（小学館）
「環境構成の理論と実践　保育の専門性に基づいて」　高山静子著　（エイデル研究所）

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

講義の内容についてレポート・ミニテストを課すことがある。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業で提出した課題については、すべて個別に返却します。
質問は随時受け付けし、質問のうち、全体に周知したほうがよい内容については、授業内で全体にフィードバックします。その際、質問した個人が特定されないよう十分配慮します。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

科目修了試験(60%)、課題レポート（個人・グループ）(30%)、受講態度(10%)
筆記試験は講義出席2/3以上を受験資格とする。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

演習の際は髪型、服装の指定を行う場合がある。