シラバス － 工業簿記論I(2)

  • ナンバリングコードCode
    COM-acc2-229
  • 科目名Subject Name
    工業簿記論I(2)
  • 担当者名Instructor
    丸田　起大
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜1時限
  • 教室Classroom
    1-202
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語：日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
本講義では、日商簿記2級レベルの工業簿記の範囲の中から、特に基礎的な内容をテキストに従って学習します。製造企業（メーカー）は、商的企業と異なり、外部から材料などを購入・加工し、製品を製造・販売する活動を行います。この場合、外部者とだけでなく、企業内部で付加価値を加える取引も発生します。こうした活動のなかで用いられる簿記を工業簿記といいます。この授業では、工業簿記や原価計算の基礎を学び、工業簿記の仕訳や製造原価の計算ができるようになることを到達目標とします。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
本講義では、特に製造業の財務諸表作成における工業簿記の位置づけや役割を理解することを到達目標とします。

授業の概要Course Overview

学生の皆さんにとっては、工場の製造過程はなかなかイメージしにくいかもしれません。製品の製造過程では、材料費、労務費、経費が発生します。これらを製品のとの関連における分類によって、製造直接費と製造間接費に分けます。これらを、賦課および配賦することで、仕掛品から製品へと一連の流れが発生し、製造原価を計算します。まずは基本的な原価の集計方法と勘定の構造や流れを学びます。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

授業の前には、前回の小テストを復習し、テキストの該当章を予習して臨んでください（100分）。講義のあとは、講義内容を復習した上で、小テスト受験してください（100分）。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    工業簿記の基礎
  • 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    材料費
  • 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    労務費・経費
  • 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    個別原価計算：製造間接費の配賦
  • 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    個別原価計算：製造間接費の予定配賦
  • 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    部門別個別原価計算：直接配賦法
  • 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    部門別個別原価計算：相互配賦法
  • 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：単純総合原価計算・平均法
  • 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：単純総合原価計算・先入先出法
  • 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：工程別総合原価計算
  • 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：組別総合原価計算と等級別総合原価計算
  • 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：仕損と減損
  • 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総合原価計算：材料追加投入
  • 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    まとめ

活用される学習方法Learning methods

聴講・視聴：講義の聴講、教材や実演の視聴を通して学習する。/ Listening, Watching : Learn by listening to lectures and watching educational materials and demonstrations.
読解：教科書や論文の読解を通して学習する。/ Reading comprehension: Learn by reading and comprehending textbooks and academic papers.
体験・実践 / Experience, Practice

教科書・テキストTextbooks

講義中に指示します。

参考書等References

講義中に適宜、指示します。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

講義内容に関連する計算問題等の課題を配布します。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

講義中に課題を解説します。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

小テスト（60％）、期末試験（40％）に基づいて評価します。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
製品原価の基本的な計算方法を理解し、工業簿記における基本的な勘定の流れを適切に把握できているかが評価規準となります。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
工業簿記の基本的な内容を十分に理解しており、より応用的な問題に対しても解答できる知識と意欲を修得している。
目標到達水準 / Excellent
工業簿記の基本的な内容を理解しており、講義内で扱う問題等について適切に解答することができる。
目標途上水準 / Good
工業簿記の基本的な内容は理解しており、入門的な問題には適切に解答することができる。
目標下限水準 / Adequate
工業簿記の基本的な理解において一定の課題は残るものの、より進んだ学習が可能な水準に到達している。
近接水準 / Inadequate
工業簿記の基本的な理解に課題が残り、より進んだ学習にあたっては支障がある。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
社会経済活動や財務諸表作成における工業簿記の機能や役割を理解できているかが評価規準となる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
社会経済活動における工業簿記の役割を十分に理解しており、より応用的な問題に対しても解答できる知識と意欲を修得している。
目標到達水準 / Excellent
社会経済活動における工業簿記の役割を理解しており、講義内で扱う問題等について適切に解答することができる。
目標途上水準 / Good
社会経済活動における工業簿記の役割について基本的な内容は理解しており、入門的な問題には適切に解答することができる。
目標下限水準 / Adequate
社会経済活動における工業簿記の役割の基本的な理解において一定の課題は残るものの、より進んだ学習が可能な水準に到達している。
近接水準 / Inadequate
社会経済活動における工業簿記の役割の基本的な理解に課題が残り、より進んだ学習にあたっては支障がある。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

工業簿記は実際に問題を解かないと身につきません。毎回授業に出席して、能動的に問題を解きましょう。また、電卓を持参してください。