シラバス - 卒業論文(19)

  • ナンバリングコードCode
    FLS-sem4-402
  • 科目名Subject Name
    卒業論文(19)
  • 担当者名Instructor
    宮原 哲
  • 単位Credit
    4
  • 履修年次Standard Year for Registration
    4
  • 学期Semester
    集中
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    無その他
  • 教室Classroom
    ダミー教室
  • 授業形態Course Type
     
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:その他または複数言語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
対人コミュニケーションの領域の中で、個々の学生が興味、関心を持つトピックを選び、先行研究調査を行った上で疑問点を絞り、適切な方法によってデータ収集し、その疑問点に答を出す研究の過程、結果を論文にする。「発見の喜び」を経験できるような題材を担当者と相談の上決定する。分野に限らず、論文を書くということは人間にだけ与えられた問題解決というシンボル活動であることを体験する。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
コミュニケーション学を学ぶ目的及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解しているとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につける。

授業の概要Method of Instruction

 「演習」で取り扱うコミュニケーションの概念や理論を基に、各自が関心を抱く対人コミュニケーションの領域に的を絞り、これまでに多くの研究者が実践してきた研究方法(主として質的研究方法)を適宜参考にしてデータを収集し、疑問点に対する答を築く。個別指導を原則とする。
 個人的なスケジュールを作成して、授業を進める。前期のできるだけ早い段階で、長い時間に渡って関心を持続できる研究テーマを選ぶ。そのためには、常に研究論文を読み、批判的精神(問題意識を持って)先行研究を分析する努力が必要である。夏休み期間中データ収集できるよう、研究質問(Research Question)を6月末までに設定する。その上で、データ収集方法を7月中に決定し、8〜9月にかけてデータを収集する。10月はデータの整理にあて、11月から12月中旬にかけて分析、解釈、結論付けを行い、1月初旬の完成を目指す。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

卒業論文を執筆するには膨大な時間と準備、それに揺るぎない探究心を要する。個別指導は行うが、執筆を目指す者は自分自身で時間と仕事量のコントロールをして卒業論文と向き合う必要がある。「コピペ」や、文献の抜粋をすれば論文が出来上がるという初歩的な誤解を早い段階で払しょくするために、各章、随時、提出—添削—再提出を繰り返す。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 授業計画は登録されていません

教科書・テキストTextbooks

特定のテキストは使用しない。卒業論文のテーマや目的に合わせて随時指示する。

参考書等References

コミュニケーション学部門で発行される学会誌

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

常に最先端の代表的な研究論文を読み、詳細なノート作りをする。日本国内外の学会誌に掲載される論文を講読する。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

講読した文献の内容をまとめ、自らが関心を寄せる分野での研究の傾向について適宜レポートし、それに対してコメントをする。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

最終的な論文の出来具合によって評価することは言うまでもないが、日常的な探究心、自立心なども評価の対象とする。常に、好奇心、問題意識、そして率先力を発揮することが求められる。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
 対人コミュニケーションの領域の中で、興味、関心を持つトピックを選び、先行研究調査を行った上で疑問点を絞り、適切な方法によってデータ収集し、その疑問点に答を出す研究の過程、結果を論文にし、発表することができることを基準とする。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
1. 適切で意味のある課題を選択する能力に優れている
2. 先行研究調査を行い、その結果を自分の知識に置き換え、自分の言葉で表現する能力に優れている
3. データ収集したうえで疑問への答を構築する能力に優れている
4. 研究結果を文章で、また口頭で発表する力に優れている
2. 
目標到達水準 / Excellent
1. 適切で意味のある課題を選択する能力を持っている
2. 先行研究調査を行い、その結果を自分の知識に置き換え、自分の言葉で表現する能力を持っている
3. データ収集したうえで疑問への答を構築する能力を持っている
4. 研究結果を文章で、また口頭で発表する力を持っている
目標途上水準 / Good
1. 適切で意味のある課題を選択する能力を概ね持っている
2. 先行研究調査を行い、その結果を自分の知識に置き換え、自分の言葉で表現する能力を概ね持っている
3. データ収集したうえで疑問への答を構築する能力を概ね持っている
4. 研究結果を文章で、また口頭で発表する力を概ね持っている
目標下限水準 / Adequate
1. 適切で意味のある課題を選択する能力が十分ではない
2. 先行研究調査を行い、その結果を自分の知識に置き換え、自分の言葉で表現する能力が十分ではない
3. データ収集したうえで疑問への答を構築する能力が十分ではない
4. 研究結果を文章で、また口頭で発表する力が十分ではない
近接水準 / Inadequate
1. 適切で意味のある課題を選択する能力をほとんど持っていない
2. 先行研究調査を行い、その結果を自分の知識に置き換え、自分の言葉で表現する能力をほとんど持っていない
3. データ収集したうえで疑問への答を構築する能力をほとんど持っていない
4. 研究結果を文章で、また口頭で発表する力をほとんど持っていない
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
コミュニケーション学を学ぶ目的及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解しているとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につけている。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
1. コミュニケーション学の学問体系を理解する力に優れている
2. 学問がコミュニケーション行動と理解し、実践する力に優れている
3. 知識と情報を区別し、情報を批判的に解読、分類、分析する力に優れている
目標到達水準 / Excellent
1. コミュニケーション学の学問体系を理解する力を持っている
2. 学問がコミュニケーション行動と理解し、実践する力を持っている
3. 知識と情報を区別し、情報を批判的に解読、分類、分析する力を持っている
目標途上水準 / Good
1. コミュニケーション学の学問体系を理解する力を概ね持っている
2. 学問がコミュニケーション行動と理解し、実践する力を概ね持っている
3. 知識と情報を区別し、情報を批判的に解読、分類、分析する力を概ね持っている
目標下限水準 / Adequate
1. コミュニケーション学の学問体系を理解する力が不十分である
2. 学問がコミュニケーション行動と理解し、実践する力が不十分である
3. 知識と情報を区別し、情報を批判的に解読、分類、分析する力が不十分である
近接水準 / Inadequate
1. コミュニケーション学の学問体系を理解する力をほとんど持っていない
2. 学問がコミュニケーション行動と理解し、実践する力をほとんど持っていない
3. 知識と情報を区別し、情報を批判的に解読、分類、分析する力をほとんど持っていない
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

積極性、探究心、忍耐力を鍛錬するのに適した授業である、ということを自覚して臨んでもらいたい。「卒業論文」は演習とは別に4単位の科目であり、それなりの仕事量と努力が求められている。選択科目でもあるので、「この4単位を習得しないと卒業できない」という状態での履修は禁止する。