シラバス - 翻訳演習(2)

  • ナンバリングコードCode
    FLS-bas2-213
  • 科目名Subject Name
    翻訳演習(2)
  • 担当者名Instructor
    加藤 洋介
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜4時限
  • 教室Classroom
    3-401
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力を習得するとともに文学的教養を培い、言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識を身に付けている。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力を身に付けている。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身に付けている。

授業の概要Method of Instruction

翻訳の需要の高まりを受け、翻訳の基本的手つづきを理解させ、そのスキルを身につけさせ、それによって社会に貢献できる人材を育成する。英語を日本語に翻訳する作業はどのような手つづきをとるべきか、翻訳ソフトとプロの翻訳家の文章はなにがちがうか、具体的事例をつかって説明する。それを理解させ、翻訳の基本的スキルを身につけさせることを目標とする。翻訳に対する関心を育て、既存の翻訳に対する評価の視点を養うこともめざす。講義は2部に分かれる。第1部は翻訳の基本的理論と態度について解説する。直訳とはなにか、意訳とはなにか、誤訳とはなにか、実例ととともに解説し、日本語と英語の語彙、構造、表現の相違について理解させる。この手つづきを通して、翻訳の基本的理念を学ばせた後、第2部の実践に移る。漫画、物語、ニュース記事から課題をとり出し、学生に翻訳させる。フィードバックを行ない、翻訳の実践的なスキルの育成を図る。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

第1部では、事前に指定された文献を読むことを課す(5割)。第2部では、翻訳の課題を課す。プレゼンテーションを行なうことも求められる(5割)。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    オリエンテーション、文献案内、翻訳家という職業を知る
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    講義:翻訳の幻想を知る、意味の三角形
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    講義:翻訳の歴史と理論、同化翻訳について
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    起点言語の変換:語彙
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    起点言語の変換:文法
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    起点言語の変換:コンテクスト
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    翻訳における統一について
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:漫画の翻訳
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:漫画の翻訳
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:小説の翻訳
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:小説の翻訳
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:ニュースの翻訳
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    実践:ニュースの翻訳
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    まとめの実践

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

安西徹雄『英語の発想』(筑摩書房、2000)ほか。文献リストを配布する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

前半で毎回の授業のコメントを提出させ、後半で英語のテクストを日本語に翻訳する課題と1回のプレゼンテーションを課す。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

課題レポートを添削し、返却する。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

DP観点A、B、Cについて授業コメント(前半)と課題(後半)とプレゼンテーションによって評価する。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力を習得する
ii 文学的教養を身につける
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識を身に付ける。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力の習得に優れている
ii 文学的教養の習得に優れている。
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識の習得に優れている
目標到達水準 / Excellent
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力の習得ができている
ii 文学的教養の習得ができている。
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識の習得ができている
目標途上水準 / Good
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力の習得が概ねできている
ii 文学的教養の習得が概ねできている。
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識の習得が概ねできている
目標下限水準 / Adequate
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力の習得が目標を下回る
ii 文学的教養の習得が目標を下回る
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識の習得が目標を下回る
近接水準 / Inadequate
i外国語の仕組みと言葉の意味や働きなどの語学的な知識と実践的な運用能力の習得が不十分である
ii 文学的教養の習得が不十分である
iii 言語の背景にある多様な文化や社会に関する広い知識の習得が不十分である
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力を身に付けている。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力の習得に優れている
目標到達水準 / Excellent
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力の習得ができている
目標途上水準 / Good
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力の習得が概ねできている
目標下限水準 / Adequate
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力の習得が目標を下回る
近接水準 / Inadequate
様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力の習得が不十分である
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身に付けている。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性の習得に優れている
目標到達水準 / Excellent
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性の習得ができている
目標途上水準 / Good
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性の習得が概ねできている
目標下限水準 / Adequate
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性の習得が目標を下回る
近接水準 / Inadequate
外国語学分野に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び外国語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性の習得が不十分である
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

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