シラバス - 専門外国語(イタリア語)A
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- ナンバリングコードCode
- INC-lan3-313
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- 科目名Subject Name
- 専門外国語(イタリア語)A
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- 担当者名Instructor
- 松原 知生
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4/3-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜3時限
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- 教室Classroom
- 1-205
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 専門イタリア語A
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- イタリア語の文章を正確に理解し翻訳するための読解力と語彙力を身につける。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- イタリア語の文章を緻密に読み込むための忍耐力、および言語を通じてイタリア文化全般へと視座を広げる洞察力を養う。
授業の概要Method of Instruction
イタリア語の文法をすでにマスターしている人を対象に、イタリア語の文章を受講生全員で順番に輪読し、文法を適切に理解しながら正確に読解する力を養う。併せて、言語や文化を翻訳することの重要性と意義、外国語を少しずつ読み進めていくことの難しさと愉しさを同時に体感することも、授業の目標である。
授業の中心をなすのは、教員の専門(イタリア美術史)や受講生の関心に沿って選んだイタリア語の文章を、各自があらかじめ読んできた上で、順番に音読し翻訳していく作業である。地道なプロセスであるが、外国語の読解能力を身につけるには、これ以外の近道は存在しない。ただし、無味乾燥な作業に陥らないように、文法事項や教員の現地体験その他について適宜コメントを加えることで、言語のみならずイタリアの芸術や文化全般についての理解を深めていく。テキストの翻訳担当部分は事前には指定しないので、毎回当たることを前提に、しっかりと予習をすることが必要となる(そのかわり期末試験などは実施しない)。さらに授業の後半では、イタリア語の短文を配布し、その場で予習なしで辞書を用いて翻訳することで、読解力の確認を行なう。
なお以下の授業計画は、参考書として使用する予定のテキストのトピックの抜粋であり、変更の可能性があるので注意。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前学習:指定されたイタリア語のテキストをあらかじめ音読し、分からない単語は必ず辞書で調べて読んでくること。
事後学習:授業で読み進めた部分を再度確認し、文法や語彙、発音などについて理解を深めること。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 導入
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリアの温泉は日本と違う?
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリア人にとっての家族とは?
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリア人はバカンスをどうやって過ごす?
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリア人がジェスチャーを多用するのはどうして?
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリアではどんな音楽が人気?
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イタリアでは日本への関心は高いですか?
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 画家ピエロ・デッラ・フランチェスカの生涯
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ピエロ・デッラ・フランチェスカ作《出産の聖母》
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- レオナルド・ダ・ヴィンチ作《モナリザ》
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 画家カラヴァッジョの生涯
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 画家カラヴァッジョ作《メドゥーサの首のある盾》
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- まとめ
教科書・テキストTextbooks
なし。講読テキストは教員が紙またはデータで配布・配信する。
参考書等References
講読テキストとしては以下の2冊を考えているが、受講生の関心や理解度によって変更の可能性あり。
・朝比奈佳尉、アンドレア・フィオレッティ『日本人が知りたいイタリア人の当たり前:イタリア語リーディング』三修社、2017年
・M. Fuga e L. Labianca, "La storia dell'arte raccontata ai bambini", Milano 2018.
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
平常点(出席、輪読における文章の訳出の正確さ、発言や質問など)のみで評価する。期末試験や期末レポートなどは課さない。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- イタリア語の文章を正確に理解し翻訳するための読解力と語彙力が身についている。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 授業を通じて身につけるべき知識や理解を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 授業を通じて身につけるべき知識や理解のレベルに十分に到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 授業を通じて身につけるべき知識や理解のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 授業を通じて身につけるべき知識や理解のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 授業を通じて身につけるべき知識や理解のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- イタリア語の文章を緻密に読み込むための忍耐力、および言語を通じてイタリア文化全般へと視座を広げる洞察力が身についている。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 授業を通じて身につける態度・志向性を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに十分に到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
・上記の内容は変更することがある。
・イタリア語の初級文法が修得済みであることを履修条件とする(大学の授業以外でも可)。
・毎回テキストを必ず事前に読んでくること。予習をしていない場合は欠席とみなすので注意。
・後期の「専門外国語(イタリア語)B」では異なるテキストを読むので、通年でAとBを両方受講することも可能。
・毎回イタリア語の辞書を持参すること。小学館の『伊和中辞典』を推奨する。電子辞書の追加コンテンツ(ただしやや高額)や、スマホのアプリ(ただしiOSのみ)としても購入できる。また、大学図書館のデータベース「JapanKnowledge」にログインすると、オンラインで無料で利用できる(学内のみだがVPN接続でも使用可能)