シラバス - 哲学A(2)

  • ナンバリングコードCode
    LIB-hum1-134
  • 科目名Subject Name
    哲学A(2)
  • 担当者名Instructor
    後藤 真理子
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    1-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    火曜2時限
  • 教室Classroom
    2-203
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    哲学(2)

    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
哲学史上重要な思想を、その基本的な概念から理解し、自然や人間について各自が哲学するための手がかりをつかむ。

授業の概要Method of Instruction

哲学とは、批判的思考(クリティカル・シンキング)を用い、目の前の問題について「本当にこの答えは正しいのか」ということを粘り強く考え続ける学問である。また、この批判的思考は、哲学という学問を超え、日常においても別領域の学問においても重要なものとなる。本講義では、カントまでの西洋哲学史を通して、哲学者達がどのように批判的思考を行ってきたのかを学習し、以下を達成することを目標とする。
(1)西洋哲学に関する基礎的知識を得る
(2)批判的思考が具体的にどのようなものなのかについて、哲学者の思想を通じて理解する
(3)日常生活や自分の専攻において、批判的に考えることができるようになる

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

【事前学習】参考文献に挙げている本を読み、トピックの概要を掴む。
【事後学習】授業後にノートを見返し、講義内容の復習を行う。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イントロダクション:哲学と批判的思考
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    古代ギリシア哲学:理性と哲学 ①(プラトン)
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    古代ギリシア哲学:理性と哲学 ②(アリストテレス)
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    中世:教父の時代(アウグスティヌス、トマス・アクィナス)
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    大陸合理論:理性の興盛 ①(デカルト)
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    大陸合理論:理性の興盛 ②(ライプニッツ)
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    授業前半部分のまとめ
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イギリス経験論:経験の重視 ①(ロック)
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イギリス経験論:経験の重視 ②(ヒューム)
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    合理論と経験論の統合:カント『純粋理性批判』①
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    合理論と経験論の統合:カント『純粋理性批判』②
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    合理論と経験論の統合:カントの義務論 ①
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    合理論と経験論の統合:カントの義務論 ②
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    授業全体のまとめ

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

熊野純彦, 2006, 『西洋哲学史 〈古代から中世へ〉』, 東京, 岩波書店.
熊野純彦, 2006, 『西洋哲学史 〈近代から現代へ〉』, 東京, 岩波書店.
なお、授業最後にその回に合わせた参考文献をいくつか挙げるので、そちらも参照のこと。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

毎回、授業最後にGoogleフォームを用い、授業内容に関する問題に回答してもらう。授業内容に関する質問を書く項目も用意するため、質問があった人は積極的に書いて欲しい。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業の冒頭で、前回出た質問に回答する時間を設ける。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

リアクションペーパーの回答内容(30点)+学期末試験(70点)で評価する。詳しい点数配分の内訳や試験内容については授業初回で説明するため、なるべく授業初回に出席して欲しい。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
哲学史上重要な思想を、その基本的な概念から理解していて、自然や人間について哲学する手がかりをつかんでいる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
哲学史上重要な思想を、講義以上に深く理解し、それを哲学するのに積極的に生かせる水準に達している。
目標到達水準 / Excellent
哲学史上重要な思想を、講義を踏まえてよく理解し、それを哲学するのに生かせる水準に達している。
目標途上水準 / Good
哲学史上重要な思想を講義の範囲でおおよそ理解しており、それを哲学する手がかりとしてつかもうとする段階にある。
目標下限水準 / Adequate
哲学史上重要な思想を講義の範囲で必要程度理解しており、それを哲学する手がかりにしようとする段階にある。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information