シラバス - 文化のダイナミズムIVA
-
- ナンバリングコードCode
- INC-cul1-109
-
- 科目名Subject Name
- 文化のダイナミズムIVA
-
- 担当者名Instructor
- 金縄 初美/矢羽田 朋子/伊藤 慎二/片山 隆裕/平川 知佳/新谷 秀明/柿木 伸之
-
- 単位Credit
- 2
-
- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
-
- 学期Semester
- 前期
-
- クラスClass
-
- 曜限Day/Period
- 火曜3時限
-
- 教室Classroom
- 4-101
-
- 授業形態Course Type
- 講義・演習
-
- メディア授業Distance Learning Course
-
- 備考Remarks
- 文化のダイナミズムA
使用言語:日本語
-
- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
-
- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 戦争に関する基礎的な知識や、その歴史的・思想的な背景について幅広い教養を修得している。
文学資料、フィールドワーク資料、歴史資料、考古資料(戦争遺跡・遺物)、メディア、口承資料や証言といった多様な資料また戦場となった現地からの報告をもとに、戦争に関する知識を学び、思考する知見を涵養する。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができる。また学術を単なる手段とみなすことなく、文化を学ぶことに喜びを見出し、その愉悦を他者と共有することができる。
戦争について学ぶことにより、自己の価値観を振り返るとともに、他者の文化を理解し、尊重する思考を身に付ける。
戦争を単に過去のこととして切り離してとらえるのでなく、それを「いま」私たちがどう考えることができるのか問題提議をすることができる。
授業の概要Method of Instruction
テーマ:「戦争を歩く、戦争を記憶する」
戦後70年を経て過去の大戦を体験した人は少なくなってきている。戦争について学ぶと、戦争の記憶は70年以上経った今でも大きな痛みや語りとなって、有為的にあるいは無為的に社会や人々に残されていることに気づくであろう。戦争とその一連の記憶は風化されることなく、経験したか否かにかかわらず受け継がれていかなければならないものである。
本講義では、文学資料、フィールドワーク資料、歴史資料、考古資料(戦争遺跡・遺物)、メディア、口承資料や証言、口承資料といった多様な資料をもとに、戦争というその多面体の実像をいかに捉えるのか、戦争を直接体験していないわれわれが戦争についてどのように真実を知り、どう語り、受け継いでいくかということについて思考したい。
本講義はまた国際文化学部が主宰する教育プログラム「戦争をフィールドワークする」と題する現地研修とも連動している。研修の主旨を理解し積極的に応募されたい。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
講義の内容に沿ってレポートを提出するため、事後学習が必要である(3時間)。
さらに関連図書、文献を自らが調べ読解し、授業内容について理解を深めてほしい。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
-
- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 講義テーマ「戦争を歩く 戦争を記憶する」の概要説明/「戦争をフィールドワークする」参加学生の報告 担当:金縄初美
-
- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 戦争を描いた文学――火野葦平『兵隊三部作』担当:新谷秀明
-
- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 戦争を描いた文学――石川達『生きている兵隊』、大岡昇平『野火』 担当:新谷秀明
-
- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- マレー半島上陸作戦とシンガポール戦争 担当:片山隆裕
-
- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 泰緬鉄道建設とたった一人の戦後処理 担当:片山隆裕
-
- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 日常風景のなかの戦争の痕跡:福岡と西南学院の戦争遺跡(1) 担当:伊藤慎二
-
- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 日常風景のなかの戦争の痕跡:福岡と西南学院の戦争遺跡(2)担当:伊藤慎二
-
- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 軍都/被爆地を歩くー広島の記憶から 担当:柿木伸之
-
- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 被爆の記憶を伝えるー核の普遍史に抗して 担当:柿木伸之
-
- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 戦争と女性〜福岡県久留米市を例に〜(1) 担当:平川知佳
-
- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 戦争と女性〜福岡県久留米市を例に〜(2) 担当:平川知佳
-
- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 戦争って何だろう 担当:矢羽田朋子
-
- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- Dark Tourismについて 担当:矢羽田朋子
-
- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 中国残留日本人と戦後 担当:金縄初美
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
各教員が授業中適宜指示する
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
各教員が授業中適宜指示する
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
Moodleなどを利用してフィードバックをおこなう。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
各教員の課題(レポート)80%、平常点20%
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 戦争に関する基礎的な知識や、その歴史的・思想的な背景について幅広い教養を修得している。
文学資料、フィールドワーク資料、歴史資料、考古資料(戦争遺跡・遺物)、メディア、口承資料といった多様な資料また戦場となった現地からの報告をもとに、戦争に関する知識を学び、思考する知見を涵養する。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 授業を通じて知識を修得し、理解すべき内容を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 授業を通じて知識を修得し、理解すべき内容の十分なレベルに到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 授業を通じて知識を修得し、理解すべき内容のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 授業を通じて知識を修得し、理解すべき内容のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 授業を通じて知識を修得し、理解すべき内容のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができる。また学術を単なる手段とみなすことなく、文化を学ぶことに喜びを見出し、その愉悦を他者と共有することができる。
戦争について学ぶことにより、自己の価値観を振り返るとともに、他者の文化を理解し、尊重する思考を身に付ける。
戦争を単に過去のこととして切り離してとらえるのでなく、それを「いま」私たちがどう考えることができるのか問題提議をすることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 授業を通じて身につける態度・志向性を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに十分に到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation