シラバス - 比較文化概論A

  • ナンバリングコードCode
    INC-com2-295
  • 科目名Subject Name
    比較文化概論A
  • 担当者名Instructor
    坂元 一光
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    火曜2時限
  • 教室Classroom
    4-102
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    比較文化概論

    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
広く比較文化概論の知見や関連領域である文化人類学等の様々な分析方法を活用して、異文化理解や現代世界の文化をめぐる状況を分析し、説明することができる。
・現代世界の文化をめぐる現象を、文化人類学の考え方や分析手法を活用して分析し、説明することができる。
・現代世界の文化をめぐる現象の分析を通して、日本の社会文化的特性や特殊性について説明することができる。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
比較文化概論の授業を通して、自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができる。また、学術を単なる手段とみなすことなく、社会や文化について学ぶことに喜びを見出し、その喜びを他者と共有することができる。

授業の概要Method of Instruction

アジア、アフリカなど非・欧米社会および日本社会を中心に、これまでの文化人類学的知見や担当者によるフィールド調査データ等を用いつつ、異文化および自文化理解の基本的視点と方法について概説する。*期間中、一部回数(全授業回数の半数未満に収まる範囲)を遠隔で実施する。遠隔授業では、Moodle からのPDF資料の配信による課題提示型とする。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

事前学習:各週のテーマに関して、インターネット、図書資料等を用いて受講者自身が事前に調べ基礎的情報を得ておく。毎回Moodle上に資料をアップするので内容を熟読し理解したうえで授業に臨むこと(3割)。
事後学習:各週のテーマに関して、授業後、それを身近な経験に結びつけることで、自文化についての再帰的理解をすすめる(7割)。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イントロダクション-授業の概要と進め方-
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文化比較・異文化理解の方法①-世界に向き合う方法-
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文化比較・異文化理解の方法②-エスニシティの多様な文脈-
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):2000分
    文化比較・異文化理解の方法③-エスノセントリズムとその克服-
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文化比較・異文化理解の方法④-現地に立つ方法-
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    人間の親密な結びつき-社会人類学的導入-
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    出会いと結婚
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    家族と親子の多様性/可能性
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    一族(親族)のつくり方
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    人間と宗教文化-宗教人類学的導入-
  • 11回目Session 11 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    シャーマニズムとスピリチュアリズム
  • 12回目Session 12 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    花嫁にむけられたグナグナ-呪術と妖術-
  • 13回目Session 13 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    世界/人生を分節する儀礼 -通過儀礼-
  • 14回目Session 14 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    死後世界観-メモント・モリ-

教科書・テキストTextbooks

「なし」

参考書等References

「なし」

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

(対面講義の場合)毎回出席カード(小テスト回答カードを兼ねる)を提出。
(遠隔講義の場合)毎回、Moodle上に提示した資料及び課題に基づき回答をアンケート機能から提出。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

(対面講義の場合)授業中に前回授業の提出回答に対する講評あるいは質問等への応答。
(遠隔講義の場合)授業後に学生の提出回答に対する講評およびモデル回答等を提示。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

対面講義における出席カード(=コメントカード)裏面の記載内容および遠隔講義の各回提示課題の回答を集約し最終評価する。具体的な配点等に関しては初回授業時に説明する。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
比較文化概論や文化人類学の分析手法を活用して、現代世界の文化状況を分析し説明することができる。
・世界で生じているグローバル化現象を、文化人類学の考え方や分析手法を活用して分析し説明することができる。
・社会と文化の分析を通して、日本文化の特殊性とダイナミズムについて説明することができる
・文化人類学の基礎的知識を踏まえて、文化のダイナミズムが人間生活に及ぼす影響を説明することができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学んだ手法による自身の分析及び説明を、他の手法や文化人類学的知見・社会学的知見などと照らし、客観的・総合的に批評することができる。
目標到達水準 / Excellent
学習した手法で十分に社会における文化現象を分析し、包括的に説明することができる。
目標途上水準 / Good
やや不十分な点はあるものの、学習した手法で社会における文化現象を分析し説明することができる。
目標下限水準 / Adequate
不十分な点はあるものの、学習した手法で社会における文化現象を分析し説明することができる。
近接水準 / Inadequate
社会における文化現象を分析するための基礎を獲得している。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができ
る。また、文化のグローバル化など、現代世界における文化のダイナミズムを理解し、自らの生活をとらえ直すことができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
授業を通じて身につける態度・志向性を超えたレベルに到達している。
目標到達水準 / Excellent
授業を通じて身につける態度・志向性を超えたレベルに十分に到達している。
目標途上水準 / Good
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
目標下限水準 / Adequate
業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
近接水準 / Inadequate
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達していない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

*講義計画は必要に応じ調整、変更することがある。
*アジア(含む日本)、アフリカなど非欧米社会の生活文化に関する話題が中心となるので、自分の関心と講義の概要をよく照らし合わせた上で受講すること。