シラバス - 生命科学B(8)

  • ナンバリングコードCode
    LIB-nat1-177
  • 科目名Subject Name
    生命科学B(8)
  • 担当者名Instructor
    芋川 浩
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    1-4
  • 学期Semester
    後期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    金曜3時限
  • 教室Classroom
    2-301
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    生命科学II(8)

    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
授業の前半部分(第1回目〜第9回目)において、多細胞生物としての生命体の構造やその機能を充分に理解でき、他人に説明できるようになる。また、多細胞生物はそれぞれの生命現象や活動をどのように行っているのかについて理解・説明できるようになる。
授業の後半部分(第10回目〜第14回目)において、多細胞生物としての生命体の不思議や神秘に関する生命科学の最先端の内容についても総合的に理解でき、他人に説明できるとともに、最新のバイオテクノロジーなどについても理解を深めることを大きな目標としている。

授業の概要Method of Instruction

生命の基本単位は細胞であるが、我々を含め多くの生物はその細胞の集合体である多細胞生物として生活している。その多細胞生物としての生命体はどのような構造をし、どのような機能を持っているのかという基本的な知識を学び、さまざまな生命現象や生体反応のしくみを理解することで、社会人・職業人として身につけるべき生物学的な教養をより深く学ぶことを主たる目的とする。また、生命には多くの不思議や神秘が存在するが、それに関する最新の医学・生命科学の話題もまじえながら、概説する。本講義では、生命現象の身近な疑問などに関する最先端の話題についての理解を深めることも大きな目標として掲げている。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

毎回の講義で指示する。
事前学習としては、次回の講義部分に相当する教科書の部分を読み、予習すること。
事後学習としては、各講義で実施する小テストの復習に加え、各講義における内容およびその質問や問題を各自で確認・整理する。もし各自で質問や問題等を解決できないときは、講義などで質問できるようにまとめておく。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    オリエンテーション(講義内容・評価方法の提示、参考文献の紹介)
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム①(生体防御機構)
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム②(免疫反応)
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム③(ガンとは)
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム④(ガン遺伝子)
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    生命の神秘①(生命現象の不思議を紹介・解説する)
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム⑤(神経とは)
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム⑥(神経のしくみ)
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多細胞生物の総合的メカニズム⑦(神経の情報伝達メカニズムなど)
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    生命の神秘②(生命現象の不思議を紹介・解説する)
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    個体としての総合的メカニズム①(美しくなるためのメカニズム)
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    個体としての総合的メカニズム②(老化とは)
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    個体としての総合的メカニズム③(寿命とは)
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    まとめ(総合的な観点から生命の神秘について解説する)

教科書・テキストTextbooks

ライフサイエンス 生命の神秘 (芋川浩著 木星舎出版)

参考書等References

細胞の分子生物学 第6版(Newton Press)

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

成績評価基準は試験70%、出席など講義への参加度30%とし、総合的に評価する。ただし、定期試験の受験資格や単位取得には10回以上の出席を必要とするものとする。この場合、公欠や就職活動等による欠席等については、証明できる書類を必ず提示・提出すること。この場合の証明書ついては、受信メールや病院の領収書などでもよい。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
①免疫、②がん、③神経、④老化と寿命、⑤生命体の美しさ、⑥再生医療などをはじめとした最先端バイオテクノロジーなどについて十分に理解しわかりやすく説明できる(定期試験で60%以上得点し、小テスト等でも同等の評価を得る)。
定期試験や小テストでは、上述した生命現象やバイオテクノロジーなどを具体的に日常生活および自分まわりの現象や事象としっかりと結び付けて他者に説明できる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
定期試験で90%以上得点し、小テスト、レポート等でも同等の評価を得る
目標到達水準 / Excellent
定期試験で80%以上得点し、小テスト、レポート等でも同等の評価を得る
目標途上水準 / Good
定期試験で70%以上得点し、小テスト、レポート等でも同等の評価を得る
目標下限水準 / Adequate
定期試験で60%以上得点し、小テスト、レポート等でも同等の評価を得る
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
具体的には、定期試験で60%以下であり、小テスト、レポートでも未提出等目標に到達できていない
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
成績評価には、授業への参加度(質問行うなども含む)を重要視するため、14回講義回数中10回以上の受講・出席を必要とします。ただし、公的に認められる理由等がある場合は除きます。

履修上の注意Other Course Information

高等学校で生物学を学んでいた方がベターだが、学んでいなくても問題はない。ただし、講義への参加度(出席や質問など)を重視するため、携帯電話やスマートフォン等で出席や質問などをとることも多いので、インターネットに接続できる携帯電話やスマートフォン等を各自で持参し、講義中に利用できるようにすること。その際、携帯電話やスマートフォン等の充電切れ、通信制限などを含め、携帯電話など通信機器を使えない場合などは欠席とすることがあるので、十分に注意すること。さらに、部活に関する大会出席等による公欠、忌引き、就活に伴う欠席等に関しては、速やかに証明できるもの(紙ベース)を提出すること。速やかとは、基本的には1か月以内とします。