シラバス - 福祉心理学
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- ナンバリングコードCode
- PSY-pra3-335
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- 科目名Subject Name
- 福祉心理学
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- 担当者名Instructor
- 池崎 一心
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 集中
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 無その他
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 日常場面や仕事場面において、他者との関わりや状況の影響をうける人間行動について説明することができる。(DP A4)
・学習目標は、①様々な福祉現場の問題とその背景、及び問題を抱えた方々への社会的課題を把握できること、②それぞれの状況に対して必要な心理支援についても検討でき、③多職種との連携とその必要性をイメージすることができる。
心身の健康・ストレス、および心理的援助に関する基本について説明することができる。(DP A5)
・「福祉現場での心理支援の必要性とあり方」において、生活を支える心理支援について理解し、福祉現場の心理支援の実際の事例(暴力、高齢者、障害・疾病、生活困窮・困窮者)を通して心理支援者のストレスと健康への対処を学ぶ。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 人間についての多面的理解を、自身や身の回りの人の心身の健康や幸福な人生のために役立てることができる。(DP D2)
・福祉現場の利用者とその支援者に対して、日常の生活を支えることについて考えることができる。
授業の概要Method of Instruction
福祉領域の対象者(暴力被害者、子ども、高齢者、障害・疾病を持つ者、生活困窮者・貧困者、ひきこもり、精神障害者、その他家族や職員等)について生じる様々な問題および課題を理解し、それについての心理的支援について具体的に学ぶ。
また福祉領域に関連する法律等についても、彼らの抱える問題の支援には必要不可欠なので学習する。さらに、介護・福祉職等を含めた多職種連携についても学習する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
本科目は講義科目である。授業毎に以下、2コマ相当(200分)の自主学習を求める。
・毎回の授業に該当するテキストの当該箇所について、事前に目を通して概要を把握しておくこと。
・各回で課題を提示するので、特に福祉専門用語について、各自でまとめて整理すること。
特に福祉領域は法律等が支援のために必要なので、重要な法律はまとめておくようにする。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 社会福祉の展開と心理支援
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 生活を支える心理支援
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 暴力被害者への心理支援
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 高齢者への心理支援
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 障害・疾病のある人への心理支援
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 生活困窮・貧困者への心理支援
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 児童虐待への心理支援の実際
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 子どもと親への心理支援の実際
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 認知症高齢者への心理支援の実際
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ひきこもり・自殺予防の心理支援の実際
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 精神障害者への心理支援の実際
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 家族職員への心理支援の実際
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 福祉介護分野への多職種協働と心理職の位置づけ
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 多職種協働における実践事例を考える/振り返りとまとめ
教科書・テキストTextbooks
中島健一編「福祉心理学」(公認心理師の基礎と実践17)遠見書房(2019)
参考書等References
必要に応じて随時提示する。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
各講義後には、内容に関連したテーマに沿って、配布用紙にコメントを書いて提出する。確認テストは記述式問題。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
各講義後のテーマに対するコメントは、次回の講義の冒頭で紹介する。確認テスト・レポートに関しては、Moodleを通じて質問を受け付け、回答する。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
DP観点「A」については確認テスト、DP観点「D」についてはレポートに基づいて評価する。評定は双方の観点の達成状況を勘案して行う。なお、単位認定には、いずれの観点も目標下限水準以上であることを条件とする。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 日常場面や仕事場面において、他者との関わりや状況の影響をうける人間行動について説明することができる。
・学習目標は、①様々な福祉現場の問題とその背景、及び問題を抱えた方々への社会的課題を把握できること、②それぞれの状況に対して必要な心理支援についても検討でき、③多職種との連携とその必要性をイメージすることができる。
・利用者及び支援者の心身の健康・ストレス、および心理的援助に関する基本について説明することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 様々な福祉現場の問題とその背景を理解し、問題を抱えた方々への社会的課題を十分に把握し発展的に説明できる。また、それぞれの状況に対して必要な心理支援についても検討しイメージすることができ、多職種との連携とその必要性を説明することができる。さらに「福祉現場における心理支援の実際」の事例を通して心理支援者の健康とストレスへの対処法を理解し説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 様々な福祉現場の問題とその背景を理解し、問題を抱えた方々への社会的課題をかなり把握し説明できる。また、それぞれの状況に対して必要な心理支援についても検討でき、多職種との連携とその必要性をイメージすることができる。さらに「福祉現場における心理支援の実際」の事例を通して心理支援者の健康とストレスへの対処法を理解しイメージできる。
- 目標途上水準 / Good
- 様々な福祉現場の問題とその背景を理解し、問題を抱えた方々への社会的課題を把握できる。また、それぞれの状況に対して必要な心理支援についても検討でき、多職種との連携とその必要性を理解することができる。さらに「福祉現場における心理支援の実際」の事例を通して心理支援者の健康とストレスへの対処を理解できる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 様々な福祉現場の問題とその背景を理解し、問題を抱えた方々への社会的課題を一部しか把握できない。また、それぞれの状況に対して必要な心理支援についても十分に検討することができないし、多職種との連携とその必要性を理解することが乏しい。さらに「福祉現場における心理支援の実際」の事例を通して心理支援者の健康とストレスへの対処についても理解が乏しい。
- 近接水準 / Inadequate
- 様々な福祉現場の問題とその背景をイメージできず、問題を抱えた方々への社会的課題を把握も不十分である。また、それぞれの状況に対して必要な心理支援についても考えることができず、多職種との連携とその必要性をイメージすることもできない。さらに「福祉現場における心理支援の実際」の事例を通して心理支援者のストレスと健康への対処への理解もほとんどできない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 人間についての多面的理解を、自身や身の回りの人の心身の健康や幸福な人生のために役立てることができる。
・福祉領域の利用者とその支援者に対して、日常の生活を支えることについて考えることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 福祉領域の利用者とその支援者に対して、日常の生活を支えることについてイメージし考え、発展的に説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 福祉領域の利用者とその支援者に対して、日常の生活を支えることについて考えイメージし、説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 福祉領域の利用者とその支援者に対して、日常の生活を支えることについて考えることができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 福祉領域の利用者とその支援者に対して十分な理解ができず、日常の生活を支えることについても考えることが乏しい。
- 近接水準 / Inadequate
- 福祉領域の利用者とその支援者に対してほとんど理解が乏しく、日常の生活を支えることについての理解ができない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 正当な理由なく授業を欠席した場合、成績評価は「評価不能」とする
履修上の注意Other Course Information
本講義は公認心理師に必要な科目である。各授業で提示する課題は公認心理師と関連するためにまとめて学習しておくことが重要である。単位取得のためには、出席回数が全講義回数の2/3以上が必要です。