シラバス - 感情・人格心理学
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- ナンバリングコードCode
- PSY-pra3-315
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- 科目名Subject Name
- 感情・人格心理学
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- 担当者名Instructor
- 中村 奈良江/浦田 英範
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 火曜2時限
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- 教室Classroom
- 4-201
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- ・人間の感情や人格についての心の機能について説明することができる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- ・日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動について説明することができる。
授業の概要Method of Instruction
本授業は,公認心理師関連科目基礎心理学枠の科目のひとつである。本授業では全14回の授業のうち,人格領域を7回,感情領域を7回おこなう。
人格領域では,各検査についての体験学習をするとともに,受講者間のディスカッションを行い,レポートを作成する。それらを踏まえて,各心理検査についての概説を行い,その知見を確認する。
感情領域では,まず基本理論を学習した後に,感情と認知,行動,健康との関連を学び,さらにさまざまな検査方法について学習する。授業の中でミニテストを受けなければならない。
本授業は、一部回数を遠隔で実施する(履修者にはMoodle 等で別途詳細を連絡)場合がある。
なお、遠隔授業を行う回は、主にMoodle 及び電子メールを用いたオンデマンド型コースまたはオンデマンド・コンテンツに同時双方向テレビ会議システムを組み合わせた型とする。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
授業の初回に配布される詳しいシラバスに沿って,該当する資料や教科書を読んでおく(100分)。また,感情領域では毎回,ミニテストを実施するので復習を行うこと(100分)。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人格の諸理論 −精神分析理論、場の理論、学習理論、現象学的理論−
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人格の理解の方法 −観察法、面接法、心理テスト法−
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人格の類型論、人格の類型論、人格の発達
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 問題行動と人格
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人格の正常・異常−異常とされる行動や心の動き、異常と不適応、診断のための基準−
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人格の正常・異常−精神障害、気分障害、人格障害について−
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- まとめ小テスト
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情の生物学的基盤 (扁桃体,前頭眼窩野,HPA系)
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情の基本理論1(情動二要因説,末梢起源説,中枢起源説,表情フィードバック仮説,認知的評価仮説)
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情の基本理論2(感情優位説,直接ルート/間接ルート)
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情と認知(気分一致効果,感情ネットワークモデル,覚醒度説)
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情と行動(ダマシオ・システム1/2・互恵的利他性・社会的ジレンマ・感情と意思決定)
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情と健康 (感情と特定の疾患・バイオフィードバック・自律訓練法・マインドフルネス)
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 感情検査のいろいろ・小テスト
教科書・テキストTextbooks
詫摩武俊、他共著「性格心理学への招待(改訂版)」 (サイエンス社 2003年)
大平英樹,他共著「感情心理学・入門」(有斐閣アルマ 2010年)
参考書等References
なし
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
感情領域:毎回の授業毎にミニテスト作成課題を課す。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
人格領域:講義の中でその都度行う。
感情領域:ミニテストの解答の説明を行うことで,内容の復習とフィードバックを行う。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
人格領域:授業中のディスカッションの参加の程度とレポートと小テストによって判断する(50点)。
感情領域:授業中のミニテストと小テストによって判断する(50点)。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- DP観点「A」の成績評価は以下の①〜③に基づいて行う。
①授業中に課されるレポート・ミニテスト
②グループでの協同作業(調べ学習やプレゼンテーションなど)への貢献度
③小テスト
評定は双方の観点の達成状況を勘案して行う。
なお、単位認定には、いずれの観点も目標下限水準以上であることを条件とする。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 人間の感情や人格についての心の機能について心理学用語を用い,事例を出しながら説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 人間の感情や人格についての心の機能について心理学用語を用いて説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 人間の感情や人格についての心の機能について事例のみの説明に終わっている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 人間の感情や人格についての心の機能についてごく一部のみ説明することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 人間の感情や人格についての心の機能について曖昧に理解している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- DP観点「D」の成績評価は以下の①②に基づいて行う。
①授業中に課されるレポート・ミニテスト
②グループでの協同作業(調べ学習やプレゼンテーションなど)への貢献度
評定は双方の観点の達成状況を勘案して行う。
なお、単位認定には、いずれの観点も目標下限水準以上であることを条件とする。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動について心理学用語を用い,事例を出しながら説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動について心理学用語を用いて説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動について事例のみの説明に終わっている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動についてごく一部のみ説明することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 日常場面において、他者との関わりや状況に影響を与えたり、影響を受ける人間の感情行動について曖昧に理解している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- ・成績評価の対象となるためには,10回以上の出席が必要である。