シラバス － 教育相談（教職）(1)

  • ナンバリングコードCode
    TEA-bas2-208
  • 科目名Subject Name
    教育相談（教職）(1)
  • 担当者名Instructor
    田中　理絵
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    火曜1時限
  • 教室Classroom
    1-305
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語：日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
-
　教育相談は、生徒が自己理解を深めたり好ましい人間関係を築いたりしながら、集団の中で適応的に生活する力を育み、個性の伸長や人格の成長を支援する教育活動である。生徒の発達状況に即しつつ、個々の心理的特質や教育的課題を適切に捉え、支援するために必要な基礎的知識（カウンセリングの意義、理論及び技法に関する基礎的知識を含む。）を身に付ける。具体的な到達目標は以下の通りである。
　１）学校における教育相談の意義及び課題を理解している。
　２）教育相談の具体的な進め方やそのポイント及び組織的な取組みや連携の必要性を説明できる。
　３）生徒ならびに保護者に対する教育相談を行う際の目標の立て方、進め方を例示することができる。
　４）医療、福祉、心理の専門機関との連携の意義と課題について積極的に考えることができる。

授業の概要Method of Instruction

　子ども及び社会の変化に応じた教育相談が必要であることをまず認識する。授業では、教育相談の意義と方法について基礎的知識・概念を学び、教員ができるアセスメントと支援、学校教育相談体制とその構造、気になるサインの捉え方、保護者への柔軟な対応等を学ぶ。そのうえで、現代社会の変化から生徒の置かれている環境・状況を考える。そして、多くの教員が対応に迫られ悩んでいる発達障害や不登校、いじめ、非行、児童虐待など現代的課題について、事例を通して、学級担任の立場から教育相談とはなにかについて考える。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

教科書の該当箇所についてあらかじめ読み、予習をしながら授業に臨む。また、翌週の課題について事前に提示された際には、課題をこなして授業に臨むこと。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    現代社会における教育相談の意義
  • 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    教育相談の方法（１）：教育相談の内容、対象者と実践者
  • 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    教育相談の方法（２）：学内外の相談体制
  • 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    教育相談の方法（３）：アセスメント
  • 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    子ども理解の視点と方法（１）：関わり方の基本
  • 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    子ども理解の視点と方法（２）：カウンセリング的態度の基礎
  • 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    子ども理解の視点と方法（３）：教育相談における危機の介入
  • 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    児童虐待と教育相談
  • 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    非行と教育相談
  • 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    いじめ（子供の権利・人権）
  • 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    不登校のメカニズム（１）：取り組みの視点
  • 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    不登校のメカニズム（２）：生徒支援・関わり方の視点
  • 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    保護者支援と保護者との連携
  • 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    教師と相談機関との連携

教科書・テキストTextbooks

春日由美（2023）『現場で役立つ教育相談入門: 子どもたちの幸せのために』北樹出版

参考書等References

適宜、紹介する

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

①グループディスカッションの内容について発表し全体で共有、②匿名性に注意しながら、提出されたレポートの中から抜粋したものを全体で共有するなどの方法を取ることで、さまざまな考え方に触れる。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

授業内・外の課題・レポートにより総合的に評価する

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
-
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
１）学校における教育相談の意義及び課題を理解している。
２）教育相談の具体的な進め方やそのポイント及び組織的な取組み並びに連携の必要性を説明できる。
３）生徒並びに保護者に対する教育相談を行う際の目標の立て方や進め方を例示することができる。
４）医療、福祉、心理の専門機関との連携の意義と課題について積極的に考えることができる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学校教育の諸課題および教育相談の理論・対処法について正確に理解し、独自の視点から説明できる
目標到達水準 / Excellent
学校教育の諸課題および教育相談の理論・対処法について、正確に伝えることができる
目標途上水準 / Good
学校教育の諸課題および教育相談の理論・対処法について、得られた情報を整理・理解することができる
目標下限水準 / Adequate
学校教育の諸課題および教育相談の理論・対処法について、得られた情報を正しく人に伝えることができる
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

全授業回数の３分の２以上の出席を必要とする（欠格条件）