シラバス - 教育法学(教職)
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- ナンバリングコードCode
- CHI-edu3-208
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- 科目名Subject Name
- 教育法学(教職)
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- 担当者名Instructor
- 雪丸 武彦
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 火曜2時限
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- 教室Classroom
- 2-510
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 教育法学
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 教育法に関する用語や概念を説明できる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 教育法の視点から学校の紛争事例を分析し,原因を説明することができる。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 教育法に関する用語及び概念の理解の上で,学校の紛争を解決するためのルールをつくることができる。
授業の概要Method of Instruction
教員にとって法は非常に遠い存在である。教職生活において法を意識する機会は少なく,せいぜい学校管理職(校長,副校長,教頭等)になった時ぐらいであろう。しかし,教員にとって法が不要というわけではなく,むしろ学校で起こる様々な問題は,法を知らないからこそ起こっているケースが多い。それゆえ,教員にとって教育法の学びは不可欠なものである。以上を踏まえ,第2〜4回では教育法の種類や法解釈の方法,紛争の種類,子のどもの人権侵害の状況について解説し,第5〜11回では事例を用いて学校の紛争を法的視点から解決するための検討を行い,第12,13回では学校の内規を整備するワークを通じて紛争を解決するルールづくりの考え方と技術を学ぶ。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
本科目は講義科目である。授業回毎に以下、2 コマ相当(200 分)の自主学習を求める。
・各回の講義内容と関連するテキスト該当頁を講義前に読む(4割)。
・テキストの記載された用語を図書館にある事典や書籍を参照して調べる(3割)。
・小テストに向けた講義内容の復習を行う(3割)。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 「教育法学」を学ぶ意味(教職生活,教職課程履修上の意味,学び方,各回概要)
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 学校と法① 教育法の種類と法解釈の方法
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- 3回目Session 3 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 学校と法② 学校における紛争の種類
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 学校と法③ 学校における子どもの人権侵害
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解① 教育課程
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解② 成績・指導要録
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- 7回目Session 7 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解③ 体罰と懲戒権
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- 8回目Session 8 遠隔授業 (Distance) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解④ いじめ
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解⑤ 学校事故
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解⑥ 合理的配慮
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 事例読解⑦ 教員の懲戒・分限
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 学校の内規① 校則,学校の内規に関する現状と課題
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 学校の内規② 内規整備に関するワーク
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 「教育法学」での学びの振り返り(グループでの省察とポートフォリオ作成)
教科書・テキストTextbooks
勝野正章他編集『教育小六法』(最新版)学陽書房
参考書等References
なし。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
ミニ・レポート評価(15%),授業中のワークの評価(15%),授業中のプレゼンテーションの評価(15%),レポート評価(15%),まとめのテスト(40%)
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 教育法に関する用語や概念を説明することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 講義で学んだ教育法に関する用語及び概念をほぼ全て説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 講義で学んだ教育法に関する用語及び概念を一定程度説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 講義で学んだ教育法に関する用語及び概念をある程度説明することができるが,一部説明することができない。
- 目標下限水準 / Adequate
- 講義で学んだ教育法に関する用語及び概念を一部しか説明することができない。
- 近接水準 / Inadequate
- 講義で学んだ教育法に関する用語及び概念をほとんど説明することができない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 教育法の視点から学校の紛争事例を分析し,原因を説明することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 学校の紛争事例を法的視点から適切に分析し,用語及び概念を用いて論理的に説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 学校の紛争事例を法的視点から概ね適切に分析し,用語及び概念を用いて論理的に説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 学校の紛争事例を法的視点からある程度分析し,用語及び概念を用いた論理的に説明することができるが,一部説明することができない。
- 目標下限水準 / Adequate
- 学校の紛争事例を法的視点から一部しか分析できておらず,用語及び概念を用いた論理的な説明が不足している。
- 近接水準 / Inadequate
- 学校の紛争事例を法的視点から分析できておらず,用語及び概念を用いて論理的に説明することができない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 教育法に関する用語及び概念の理解の上で,学校の紛争を解決するためのルールをつくることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 学校の紛争を解決するための学校のルールを具体的に構想し,正確に表現することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 学校の紛争を解決するための学校のルールをある程度具体的に構想し,概ね正確に表現することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 学校の紛争を解決するための学校のルールをある程度構想し,表現することができるが,一部具体性,正確性に欠けている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 学校の紛争を解決するための学校のルールの構想が抽象的なものにとどまり,表現もあまりできない。
- 近接水準 / Inadequate
- 学校の紛争を解決するための学校のルールを構想することができず,表現することもできない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation