シラバス － 演習I(A)(3)

  • ナンバリングコードCode
    PSY-bas3-301
  • 科目名Subject Name
    演習I(A)(3)
  • 担当者名Instructor
    浦田　英範
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜4時限
  • 教室Classroom
    1-603
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語：日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C（総合的な学修経験・創造性）
【授業の到達目標及びテーマ】
　日常生活や身近な事象から発見した課題を，心理学的方法に基づいて科学的に検証し解決することができる。（DP　C2）
修得したコミュニケーション能力を，さまざまな実践場面で活用することができる。（DP　C3）
・日常生活や身近な事象の中から心理学的な課題を発見し，先行研究等に基づき，仮説を設定し，適切な研究計画を立案できる。
・研究構想や研究計画の発表の際に，自分の研究を分かりやすく説明し，建設的なディスカッションができる。
　演習Ⅰ（A）において、臨床心理学研究の基礎を理解することを到達目標とする。そのため、前半は津川律子他著「臨床心理学研究実践マニュアル」（2011）を教科書とし、臨床心理学の研究の基礎を学ぶ。その後各自の興味のある臨床心理学の文献研究を行う。

授業の概要Method of Instruction

　各自が策定した研究計画を発表し，それに関して全員で討論を行う。討論をもとにその計画を修正し，修正した計画を発表することを繰り返し，研究計画を決定する。その計画に沿って，データを収集する。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

・本科目は演習科目である。授業各回あたり、２コマ相当（200分）の自主学習が求められる。
・事前学習として，研究計画等発表のためのレジュメ等の資料を作成する（5割）。事後学習として，授業中のディスカッションや指導内容を基に資料内容を修正する（５割）。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    オリエンテーション、臨床心理学の研究とは何か？
  • 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    誰もが研究するために
  • 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    臨床心理学の基本
  • 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    臨床心理学の倫理
  • 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    研究を進めるための6つのスッテップ
  • 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    先行研究の読み方
  • 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：190分
    先行研究の読み方
  • 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：190分
    研究発表のスタイル−事例研究編−
  • 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    各自で選択した論文の内容の発表と討議（1）
  • 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：190分
    各自で選択した論文の内容の発表と討議（2）
  • 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    各自で選択した論文の内容の発表と討議（3）
  • 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    各自で選択した論文の内容の発表と討議（4）
  • 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：180分
    各自で選択した論文の内容の発表と討議（5）
  • 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    総括

教科書・テキストTextbooks

津川律子他著　「初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル（第2版）」（金剛出版　2011年）

参考書等References

松井　豊 著「改訂新版 心理学論文の書き方−卒業論文や修士論文を書くために」（河出書房新社　2010年）
松尾　太加志他著「誰も教えてくれなかった因子分析−数式が絶対出てこない因子分析入門−」（北大路書房　2002年）　

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

教科書や論文の担当のところをパワーポイントにまとめてくること。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

講義の中でフィードバックする。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

成績評価は，DPのC2については授業の発表（60％），C3については質疑応答やディスカッション（40％）に基づいて行う。単位認定には，目標下限水準以上であることを条件とする。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C（総合的な学修経験・創造性）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
演習への積極的参加度（30％），発表の仕方（40％），討議の仕方（30％）に基づいて評価する。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
創造的な研究課題を設定し，十分な先行研究のレビューをもとに合理的な仮説を設定し，それを心理学的方法に基づいて科学的に検証する計画を策定することができる。
自身の研究計画を他者に分かりやすく説明したり，他者の研究の問題点や改善点を伝えたりするなど，建設的なコミュニケーションができる。
目標到達水準 / Excellent
自らの研究課題について，先行研究のレビューを基にした適切な仮説を設定し，それを心理学的方法に基づいて科学的に検証する計画を策定することができる。
自身の研究構想や研究計画を他者に分かりやすく説明したり，他者の研究に積極的に質問したりするなどのコミュニケーションができる。
目標途上水準 / Good
・自分の研究テーマの内容，意義，重要性を説明することができる。説明の中で各専門領域における主要な理論，重要概念，先行研究との知見についても言及しているが，論理的には不十分な点が見られる。
・ディスカッションにおいて，自分の構想や意見を説明し，他者の発表に対する意見や質問などを伝えることができる。自らの研究課題について仮説を設定し，それを心理学的方法に基づいて科学的に検証する計画を策定することができる。
自身の研究計画を他者に説明することができる。
目標下限水準 / Adequate
自らの研究課題について仮説を設定できる。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

演習なので毎回出席が原則である。また，遅刻は特別の事情がある場合，あるいは，授業開始後15分以内の場合以外は出席と認めない。