シラバス - 精神医学II

  • ナンバリングコードCode
    SOC-are3-234
  • 科目名Subject Name
    精神医学II
  • 担当者名Instructor
    衞藤 暢明/濵田 文仁/浅田 遼/北井 良和/廣田 匠吾/緒方 宗玄/吉村 裕太/熊谷 浩紀/林 礼雄/畑中 聡仁/箱田 浩介/増田 将人/松岡 秀樹
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    後期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    金曜5時限
  • 教室Classroom
    1-401
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
社会福祉学及び関連する分野の基本的な概念や理論を修得し、知識と技能を身に付けることで、人と社会を結びつけ、人々の生活上の問題を理解することができる。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
人間の尊厳の価値を踏まえて社会福祉の学びの対象となる人と向きあい、人と社会を支えるための思考方法を身に付け、現実のものとして活用できるよう判断することができる。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
社会福祉の分野を中心に、学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求することができる。

授業の概要Method of Instruction

精神医学は、精神現象やその異常としての疾患を理解することで、人間そのもののあり方について考える学問である。精神医学 の歴史をふまえ、社会の変化や環境の違いがどのように人間のあり方に影響するかについて捉えていく必要がある。精神医学I Iでは、精神医学Iに引き続いて生物-心理- 社会的な視点から、それぞれの精神疾患だけでなく最近の話題を中心に臨床現場に即した内容を取り入れながら複数の専門家が 解説していく。講義はスライドを使用し、映像や画像、症例に関する内容についてもとりあげ、精神科医療にとどまらず、医療 全体で実践的に利用できる知識を身につけられるようにする。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

精神医学の扱う領域は幅広く、それぞれのテーマに関して疑問点や関心を持って講義に臨むことが望まれる。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論5 自殺予防と自殺対策
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論6 神経症(不安障害、強迫性障害、身体表現性障害、急性ストレス障害、PTSD)
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論7 摂食障害
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論8 器質性精神障害・てんかん
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論9 依存症・アディクション
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論10 パーソナリティ障害
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論11 訪問診療
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論12 児童精神医学・自閉スペクトラム症
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論13 睡眠障害
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論14 精神科病院臨床の実際
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論15 緩和ケアとサイコオンコロジー
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論16 コンサルテーション・リエゾン精神医学
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    各論17 スポーツ精神医学
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    映画で見る精神医学2

教科書・テキストTextbooks

プリント・講義用の冊子を配布する。基本的に毎回、講義前にMoodleにアップする。

参考書等References

なし
(参考)『最新 精神保健福祉士養成講座 精神医学と精神医療』一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟編(2021)中央法 規 (3000円)

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

各講義ごとに感想、疑問点について、レポート提出もしくはMoodle上に記載してもらう。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

出席数が3分の2以上であること。すべての講義後の試験で評価を行う。出席を最終評価の素点に加える。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
主な精神疾患・病態についての基本的な概念について理解し説明することができる。
・各疾患における成因、診断、治療、経過、患者および家族支援について説明することができる。
・各疾患の特徴をふまえ、精神科におけるチーム医療、精神医療・福祉との連携について説明することができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学んだ知識に対して自身の分析及び説明を、他の領域や精神医学的知見および福祉と照らし客観的議論・総合的批評をすることができる。
目標到達水準 / Excellent
学習知識に対して十分に分析し包括的に説明できる。
目標途上水準 / Good
不十分な点はあるものの学習した知識で分析し説明できる。
目標下限水準 / Adequate
学習した知識を現実に適用することができる。
近接水準 / Inadequate
現実への適用は難しいが基礎的な知識を獲得している。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適である。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
患者の尊厳の価値を踏まえて精神疾患を抱える患者と向きあい、患者・家族・社会を支えるための思考方法を身に付け、現状と直面している課題を確認することができる。
・公的機関の発信する情報や学術雑誌、刊行物やオンライン上の情報から精神科医療を取り巻く環境について現状を把握することができる。
・専門的知見を用いた現状把握から、精神医療・福祉との連携について把握し、直面している課題を確認することができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
現状把握と直面する課題把握を必要十分な水準で終えた上で、他の受講生にとって手本となる水準の任意のレポートを独力で仕上げることができる。
目標到達水準 / Excellent
現状把握と直面する課題把握を必要十分な水準で終えることができる。
目標途上水準 / Good
現状把握課題、直面する課題について未熟な点は散見されるものの、課題に真摯に取り組むことができ、少なくともそれぞれの半分程度については必要十分な水準で終えることができる。
目標下限水準 / Adequate
現状把握課題、直面する課題把握全てに真摯に取り組むことはできているが、実施状況として必要十分なものには達していない。
近接水準 / Inadequate
現状把握課題、直面する課題把握について、未実施課題が存在し、且つ、実施状況として必要十分なものには到達していない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適である。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
精神医学および精神科医療に関する学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求することができる。
・学術雑誌および書籍、公的機関からの発信やその他の刊行物、オンライン上の情報から現状に関する情報をアップデートできる。
・関連学会や研究会、研修や実習などの経験を、知識と結びつけ、意義や位置付けを明確にできる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学術的な視点で必要な情報を入手し、独自の視点を交えて考察し、文章化してまとめることができる。
目標到達水準 / Excellent
学術的な視点を得るための必要な情報を入手し、独自の視点を交えて考察を試みることができる。
目標途上水準 / Good
学術的な視点を得るための必要な情報を入手する方法を知っており、考察を進めるための準備ができる。
目標下限水準 / Adequate
学術的に必要な情報を入手する方法は必ずしも適切でないが、考察を進めるための準備を試みることができる。
近接水準 / Inadequate
学術的に必要な情報を入手する方法や考察を進めるための準備が必要十分なものに到達していない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適である。
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
全講義終了後に最終レポートをMoodleで提出してもらう。最終レポートの提出・客観性、内容の独自性・引用の適切性から評価 を行い、評価の素点に加える。

履修上の注意Other Course Information