シラバス - 司法福祉論
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- ナンバリングコードCode
- SOC-bas2-204
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- 科目名Subject Name
- 司法福祉論
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- 担当者名Instructor
- 中村 秀郷(実務家)
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- 単位Credit
- 1
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期前半
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 水曜5時限
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- 教室Classroom
- 2-504
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 司法福祉論
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
- 〇
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 本科目の学問及び関連する分野の基本的な概念や理論を修得し、知識と技能を身に付けることで、人と社会を結びつけ、人々の生活上の問題を理解することができる。
・刑事司法の近年の動向と制度の仕組みを理解する。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 人間の尊厳の価値を踏まえて本科目の学問の学びの対象となる人と向きあい、人と社会を支えるための思考方法を身に付け、現実のものとして活用できるよう判断することができる。
・刑事司法の制度に関わる関係機関等の役割について理解する。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 本科目の学問の分野を中心に、学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求することができる。
・刑事司法における社会福祉士及び精神保健福祉士の役割について理解する。
授業の概要Method of Instruction
司法福祉論では、①刑事司法における近年の動向とこれを取り巻く社会環境、②刑事司法、③少年司法、④更生保護制度、⑤医療観察制度、⑥犯罪被害者支援等について理解を深めていく。
本科目は、テキストに沿って基本的事項の解説及び実際の支援場面をイメージできるように視聴覚教材、補助資料を用いて実務や事例の紹介等を行う。また、受講生参加型の時間を設け、学んだことを活かす力を養うためのグループ討議(=アクティブラーニング)を行う。
*この授業の前半7回は社会福祉士養成の旧カリキュラムの専門科目「更生保護制度」に該当する(24期生以前(2020年度以前入学))。
*この授業の全14回は社会福祉士養成・精神保健福祉士養成の新カリキュラムの共通科目「刑事司法と福祉」に該当する(25期生以後(2021年度以後入学))。
*24期生以前(2020年度以前入学)は第1回から第7回をもって成績評定を行う。
*25期生以後(2021年度以後入学)は第1回から第14回をもって成績評定を行う。
*この授業は「実務経験のある教員による授業科目」である。
社会福祉士及び精神保健福祉士(保護観察所の保護観察官)として実務経験を積み、現在も更生保護施設の実務に携わっている教員が、司法福祉の現場で培った技能と知見に基づいて社会福祉士及び精神保健福祉士としての実際的な業務などに必要な価値・技術・知識を教授する。
*この授業は一部回数(全授業回数の半数以下に収まる範囲(前半7回のうち3回以内。全14回のうち7回以内))を遠隔で実施する場合がある(履修者にはMoodle等で別途詳細を連絡)。なお、遠隔授業回は主に録画した授業動画を配信する形又はMoodle及び電子メールを用いたオンデマンド型コースとする。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
予習:テキストの該当範囲に目を通しておく。
復習:講義内容を自分なりにまとめておく。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- オリエンテーション・更生保護制度(1):刑事司法の中の更生保護
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(2):保護観察(1)
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(3):保護観察(2)
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(4):生活環境の調整、仮釈放等、更生緊急保護
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(5):更生保護制度の担い手、更生保護における犯罪被害者等施策
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(6):恩赦、犯罪予防活動、更生保護制度における関係機関・団体との連携、更生保護における近年の動向と課題
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 更生保護制度(7):医療観察制度(1)
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 医療観察制度(2)
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 少年司法(1)
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 少年司法(2)
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 刑事司法(1)
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 刑事司法(2)
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 犯罪被害者支援、地域における社会復帰支援と被害者支援の取組み
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 全体のまとめ
教科書・テキストTextbooks
伊藤冨士江編著『司法福祉・実践と展望 ―少年司法、刑事司法、医療観察、被害者支援―』、ぎょうせい
*最新版を使用する。
参考書等References
授業の中で説明する。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
授業の中で説明する。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
授業の中で説明する。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
1.最終レポート(40%)、小レポート・リアクションペーパー等(30%)、授業への参加度(30%)で評価する。
2.「最終レポート」は「知識・理解」及び「思考・判断」の観点から、授業を通しての理解度の確認を行う。
3.「小レポート・リアクションペーパー等」は記述内容・コメント内容などを総合的に評価する。
4.「授業への参加度」はグループディスカッション等を見て「関心・意欲・態度」の観点から到達度を見る。
5.単位修得には、原則として全授業回数の2/3以上の出席が必要である(24期生以前(2020年度以前入学)は前半7回のうち5回以上の出席が必要)。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 本科目の学問及び関連する分野の基本的な概念や理論を修得し、知識と技能を身に付けることで、人と社会を結びつけ、人々の生活上の問題を理解することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 学習した内容を本科目の学問及び関連する分野の知見と照らし、客観的・総合的に批評することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 学習した内容を本科目の学問及び関連する分野の知見と照らし、包括的に説明できる。
- 目標途上水準 / Good
- 不十分な点はあるものの学習した内容を本科目の学問学及び関連する分野の知見と照らし、説明することができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 学習した内容を本科目の学問及び関連する分野の知見と照らし、現実に適用することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 現実への適用は難しいが本科目の学問及び関連する分野の学問としての基礎を獲得している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が十分になく、あるいは上記の水準に値せず、能力としての評価に不適である。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 人間の尊厳の価値を踏まえて本科目の学問の学びの対象となる人と向きあい、人と社会を支えるための思考方法を身に付け、現実のものとして活用できるよう判断することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 本科目の学問の対象である人と社会を支えるための思考方法を十分に身に付け、現実のものとして十分に活用できるよう判断することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 本科目の学問の対象である人と社会を支えるための思考方法を十分に身に付け、現実のものとしてある程度活用できるよう判断することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 本科目の学問の対象である人と社会を支えるための思考方法を一定の水準で身に付け、現実のものとしてある程度活用できるよう判断することができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 本科目の学問の対象である人と社会を支えるための思考方法を一定の水準で身に付け、現実のものとして最低限活用できるよう判断することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 本科目の学問の対象である人と社会を支えるための思考方法の基礎は身に付けているが、現実のものとして活用できるよう判断するまでには至っていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が十分になく、あるいは上記の水準に値せず、能力としての評価に不適である。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 本科目の学問の分野を中心に、学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 本科目の学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求し、必要十分な水準で課題を終えた上で、他の受講生にとって手本となる水準のレポートを独力で仕上げることができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 本科目の学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求し、必要十分な水準で課題を終えることができる。
- 目標途上水準 / Good
- 本科目の学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求し、一定の水準で課題を終えることができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 本科目の学問の価値、基本原理、真理について、自律的に探求し、未熟な点は散見されるものの、ある程度の水準で課題を終えることができる
- 近接水準 / Inadequate
- 本科目の学問の価値、基本原理、真理について、ある程度自律的に探求することができるが、実施状況として課題が必要十分な水準には達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が十分になく、あるいは上記の水準に値せず、能力としての評価に不適である。
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 単位修得には、原則として全授業回数の2/3以上の出席が必要である(24期生以前(2020年度以前入学)は前半7回のうち5回以上の出席が必要)。
履修上の注意Other Course Information
1.本科目(全14回)は社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験受験資格取得のための必修科目である(25期生以後(2021年度以後入学))。
2.本科目(前半7回)は社会福祉士国家試験受験資格取得のための選択必修科目である(24期生以前(2020年度以前入学))。
3.本科目はグループ討議等を随時行う。受講生には考え、発言する主体的な学習態度を求める。
4.本科目は視聴覚教材を随時活用する。状況によって各回の内容が前後することがある。