シラバス － 高齢者福祉論

  • ナンバリングコードCode
    SOC-bas1-112
  • 科目名Subject Name
    高齢者福祉論
  • 担当者名Instructor
    倉田　康路
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜2時限
  • 教室Classroom
    4-301
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    高齢者福祉論I

    使用言語：日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
　高齢者福祉に関する基本な理論を修得し、知識と技術を身に付けるために、①高齢者の定義を踏まえ、高齢者とその家族の生活とこれを取り巻く社会環境について説明することができる、②高齢者福祉の歴史と高齢者観の変遷、制度の発展過程について説明することができる、③高齢者支援における政策や法制度ついて説明することができる。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
　人間の尊厳の価値をもって高齢者と向き合い、高齢者と社会を支えるための思考方法を身に付け、現実のものとして活用することができるよう、①高齢者の特性と生活状況および課題について説明することができる、②高齢者に対する支援の仕組みと問題解決にむけての支援のあり方について説明することができる。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D（態度・志向性）
　高齢者福祉論の学問上の価値や高齢者支援において求められる価値について探求し、高齢期における生活課題を踏まえ支援者としての社会福祉士のあり方について考え、説明することができる。

授業の概要Method of Instruction

　本講では、高齢者を理解するために高齢者の特性、高齢者の生活を理解するためにその実態や取り巻く社会環境、また、高齢者福祉の歴史などについて学習するとともに、社会福祉士として高齢者を実際に支援することができるために老人福祉法、高齢者虐待防止法など高齢者の支援に関する法制度、高齢者と家族等の支援における関係機関と専門職の役割などについて学習することとする。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

　事前学習として次回のテーマに該当する内容についてテキストや関係する文献などを読むなどして準備をすすめておくこと。
　また、事後学習として講義で確認できたことを振り返り、自らに十分理解できなかったことについて補充学習を行うこと。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者の定義
  • 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者の特性（社会的理解、身体的理解、精神的理解）
  • 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者の生活実態（住居、所得、世帯、雇用・就労、介護需要、介護予防など）
  • 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者を取り巻く社会環境（独居、老々介護、ダブルケア、高齢者虐待、介護者離職など）
  • 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者福祉の理念（人権尊重、尊厳の保持、老人福祉法や介護保険法での理念など）
  • 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者観の変遷（敬老思想、エイジズム、アクティブエイジングなど）
  • 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者福祉制度の発展過程（戦前の高齢者福祉の歴史、戦後の高齢者福祉の歴史）
  • 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    老人福祉法の概要と措置制度
  • 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    老人福祉法におけるサービス
  • 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者虐待と高齢者虐待防止法
  • 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者虐待防止に向けての取り組み
  • 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    高齢者の医療の確保に関する法律
  • 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    バリアフリー法、高齢者住まい法、高齢者雇用安定法
  • 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    まとめと評価（試験と解説）

教科書・テキストTextbooks

『入門　高齢者福祉』川村匡由編,ミネルヴァ書房,2023年．

参考書等References

『21世紀の現代社会福祉用語辞典』九州社会福祉研究会編,学文社,2022年．

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

　試験については講義で学習した内容が理解できているかを確認することから講義で学習した内容のなかからキーワードとなる事項について問い、説明できるかということから評価する（論述形式の試験を出題）。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

　各講義後のテーマに対するコメントは次回の講義にて紹介する。また、質問については講義終了後やムードルを通じて受け付け、回答する。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

　試験（ペーパーテスト）を中心に評価する。出席は3分の2以上出席すること（3分の2以上の出席がない場合、成績評価は不合格となる）。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
　高齢者福祉に関する基本な理論を修得し、知識と技術を身に付けるために、①高齢者の定義を踏まえ、高齢者とその家族の生活とこれを取り巻く社会環境について説明することができる、②高齢者福祉の歴史と高齢者観の変遷、制度の発展過程について説明することができる、③高齢者支援における政策をや法制度ついて説明することができる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学びによって得られた高齢者福祉に関する知見に基づき、社会福祉学の他に関係する学問や高齢者福祉に関係する分野などに照らして、客観的・総合的に批評することができる。
目標到達水準 / Excellent
学習したことを十分に理解し、包括的に説明することができる。
目標途上水準 / Good
十分ではないものの学習したことをある程度に理解し、説明することができる。
目標下限水準 / Adequate
理解したことを十分に説明することはできないものの、学習したことを現実に適用することができる。
近接水準 / Inadequate
学習したことを現実に適用することは難しいが、学びの基礎を獲得している。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
　人間の尊厳の価値をもって高齢者と向き合い、高齢者と社会を支えるための思考方法を身に付け、現実のものとして活用することができるよう、①高齢者の特性と生活状況および課題について説明することができる、②高齢者に対する支援の仕組みと問題解決にむけての支援のあり方について説明することができる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学びによって得られた高齢者福祉に関する知見に基づき、社会福祉学の他に関係する学問や高齢者福祉に関係する分野などに照らして、客観的・総合的に批評することができる。
目標到達水準 / Excellent
学習したことを十分に理解し、包括的に説明することができる。
目標途上水準 / Good
十分ではないものの学習したことをある程度に理解し、説明することができる。
目標下限水準 / Adequate
理解したことを十分に説明することはできないものの、学習したことを現実に適用することができる。
近接水準 / Inadequate
学習したことを現実に適用することは難しいが、学びの基礎を獲得している。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D（態度・志向性）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
　高齢者福祉論の学問上の価値や高齢者支援において求められる価値について探求し、高齢期における生活課題を踏まえ支援者としての社会福祉士のあり方について考え、説明することができる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学びによって得られた高齢者福祉に関する知見に基づき、社会福祉学の他に関係する学問や高齢者福祉に関係する分野などに照らして、客観的・総合的に批評することができる。
目標到達水準 / Excellent
学習したことを十分に理解し、包括的に説明することができる。
目標途上水準 / Good
十分ではないもののある程度に学習したことを理解し、説明することができる。
目標下限水準 / Adequate
理解したことを十分に説明することはできないものの、学習したことを現実に適用することができる。
近接水準 / Inadequate
学習したことを現実に適用することは難しいが、学びの基礎を獲得している。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
出席は全回数の３分の２以上出席すること(３分の２以上の出席がない場合、成績評価は不合格となる)。

履修上の注意Other Course Information

　受講生性は必ず指定されたテキストを持参して受講すること。授業形態は対面を原則とするが、一部遠隔に変更する場合がある。高齢者福祉論Ⅱとの関係から授業計画の進行が変更される場合がある。