シラバス - 専門演習I(22)

  • ナンバリングコードCode
    LAW-sem2-243
  • 科目名Subject Name
    専門演習I(22)
  • 担当者名Instructor
    山田 恵子
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    火曜3時限
  • 教室Classroom
    1-707
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
 本授業では、受講者が、法社会学の基礎的知見・手法を修得・活用して、今日的な法現象(法にかかわる現状や課題)を主体的に検討できるようになることを目標とします。
 具体的には、以下の2点を目標とします。
(1)法社会学の基礎的知見・手法を用いて、新聞等で報道された法的ニュースを分析、説明、考察できる(DP観点【C2:30%】)。
(2)法や社会の今日的課題に関連して、施設訪問等の準備や実施、報告などを能動的に進めることができる(DP観点【C3:70%】)。

授業の概要Method of Instruction

 ・授業の内容:本授業では、条文や判決といった「書かれた法」(Law on the Book)の勉強では見過ごされがちな「法の現実」(Law in Action)を「法社会学的」に見る・考える方法について、昨今の法的ニュースを素材としながら学んでいきます。

 ・授業の方法:本授業は、演習形式により行い、(1)担当者(グループ)の文献およびニュース報告と全員でのディスカッション、(2)施設見学とその報告(グループ)を行う形で実施します。文献およびニュースは、受講生の興味・関心に基づき選定してもらいます。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

 本科目は演習科目です。授業各回あたり、2コマ(200分)相当の自主学習が求められます。

 ・事前学習:報告者は、担当する報告文献(授業資料)やニュース以外の文献、関連ニュースなども読むなどして、しっかり準備にとりくんでください。報告者以外の受講生も、指示する授業資料は必ず熟読し、毎回、自分なりに疑問・意見を言えるよう準備してきてください(7割)。
 ・事後学習:各回の授業で学習した事項については必ず復習し、理解を深めておいてください(3割)。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ガイダンス(1)自己紹介、授業の進め方など
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ガイダンス(2)総論(司法過程)
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告準備(1)立法・執行過程
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告準備(2)民事紛争・法役務
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告準備(3)刑事司法・憲法
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告(1):立法・執行過程
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告(2):民事紛争・法的役務
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    文献およびニュース報告(3):刑事司法・憲法
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    中間まとめ
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    施設見学準備(1)見学機関の選定、依頼状作成
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    施設見学準備(2)見学機関の文献調査
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    施設見学実施
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    施設見学報告
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    総括

教科書・テキストTextbooks

飯考行編著『ディスカッション法と社会』八千代出版、2024年。

参考書等References

なし。
 (*授業中に適宜、紹介します。)

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

担当箇所の文献およびニュース報告、施設見学報告をしていただきます。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業内での口頭のコメントによって行います。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

・DP観点【C2:30%】については、文献およびニュース報告(10%)、施設見学報告(20%)に基づいて成績評価を行います。
・DP観点【C3:70%】については、文献およびニュース報告(20%)、施設見学の調査・実施・報告(30%)、質疑応答を通じた授業への積極的参加(20%)に基づいて成績評価を行います。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
 本演習の成績は、受講者が、法社会学の基礎的知見・手法を修得・活用して、今日的な法現象(法にかかわる現状や課題)を主体的に検討できるかいなかを規準に評価します。
 具体的には、以下の2点を規準とします。
(1)法社会学の基礎的知見・手法を用いて、新聞等で報道された法的ニュースを分析、説明、考察できる(DP観点【C2:30%】)。
(2)法や社会の今日的課題に関連して、施設訪問等の準備や実施、報告などを能動的に進めることができる(DP観点【C3:70%】)。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
法社会学の知見・手法を用いた自身の法現象の分析・説明・検討を、他の学術的知見や手法に照らし合わせて客観的・総合的に批評することができる。また、授業全体を通じて、積極的に学ぶ姿勢が特に顕著にみられる。
目標到達水準 / Excellent
法社会学の知見・手法を用いて、法現象を分析・説明したうえで、今日的な法的課題を検討することができる。また、授業全体を通じて、積極的に学ぶ姿勢が顕著にみられる。
目標途上水準 / Good
法社会学の知見・手法を用いて法現象を分析、説明することができる。また、授業全体を通じて、積極的に学ぶ姿勢がみられる。
目標下限水準 / Adequate
法社会学の知見・手法の基礎を理解している。また、授業への着実な参加(出席、課題提出など)がみられる。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足している。または、上記の水準に値せず、能力として評価不適である。
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information