シラバス - 国際関係論(501)

  • ナンバリングコードCode
    LIB-soc1-155
  • 科目名Subject Name
  • 担当者名Instructor
    山本 健
  • 単位Credit
    4
  • 履修年次Standard Year for Registration
    1-4
  • 学期Semester
    通年
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜4時限/火曜3時限
  • 教室Classroom
    4-203/4-403
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    国際学A(501)

    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
  この授業の目標は、グローバル社会を生きる教養として、歴史を通じて今日の国際社会を
多面的に理解することができるようになることである。本講義(国際学B)では、現代世界が形成される歴史を、国際政治やグローバル経済の観点から学び、世界の行く末を展望する視座を確立することを課題にしている。そのために次の2点の到達目標を設定する。
(1) 今日の国際社会が形成された基本的な歴史の流れを理解することができる。
(2) グローバルな諸問題を、歴史の流れの中で理解することができる。

授業の概要Course Overview

 国際学Bでは、冷戦と冷戦後の国際政治を歴史的に学ぶ。今日の国際関係の基本的な形は、第二次世界大戦後の冷戦時代において形作られたものである。それゆえ今を知るためには、冷戦を理解し、冷戦が終焉した後、何が変わったのかを理解する必要がある。授業の前半では第二次世界大戦後の国際政治を詳しく論じ、後半において、冷戦後の世界の特徴を分析する。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

 日々の国際的なニュースを関心を持って見たり、新聞をきちんと読んだりすること。授業で指示する参考文献を可能な限り読んでおくこと。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イントロダクション
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    冷戦の起源
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ヨーロッパの分断
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    アジアの冷戦
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    核兵器と冷戦の軍事化
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    冷戦の国際化
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    危機の時代
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ベトナム戦争
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    超大国と緊張緩和
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    緊張緩和と新冷戦
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    冷戦の終焉
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    アメリカ一極の世界
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    新興国の台頭
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    多極の時代

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

青野利彦『冷戦史』(上・下)中公新書、2023年。佐々木卓也『冷戦』有斐閣、2011年。ロバート・マクマン『冷戦史』勁草書房、2018年。森聡、福田円(編)『入門講義 戦後国際政治史』慶應義塾大学出版会、2022年。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

記述式の試験を行います。受講生が多数の場合は、Moodleを利用した小テストも課します。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

メールなどで個別に対応します。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

期末試験で評価します。(小テストを課す場合は、小テスト30%。期末試験70%。ただし、小テストで25%以上取らなければ期末試験を受ける資格を失い、成績はその時点で「D」となる。)

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
本講義(国際学B)では、今日の国際社会が形成される基本的な歴史の流れについて学び、グローバルな諸問題を理解する歴史的視座を確立することを課題にしている。そのために次の2点の到達度に基づき成績を評価する。
(1)今日の国際社会が形成された基本的な歴史の流れを理解することができる。
(2)今日のグローバルな諸問題を、歴史の流れの中で理解することができる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
授業で学んだ歴史の流れを完全に理解している。また今日の世界を、歴史を踏まえて深く分析することができる。
目標到達水準 / Excellent
授業で学んだ歴史の流れをほぼ理解している。また今日の世界を、歴史を踏まえて十分に分析することができる。
目標途上水準 / Good
授業で学んだ歴史の流れを十分に理解している。また今日の世界を、歴史を踏まえて、ある程度分析することができる。
目標下限水準 / Adequate
授業で学んだ歴史の流れをある程度理解している。また今日の世界を、歴史を踏まえて少しは分析することができる。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

1)本講義は、国際関係に関する入門科目という位置づけです。さらに専門的に学びたい人は、国際関係の理論に関しては「国際政治学」を、国際関係の歴史に関しては「国際関係史」を受講してください。
2)言うまでも無く、授業中の私語は厳禁。携帯電話・スマートフォン・ゲームの使用禁止。遅刻や、許可のない授業中の入退室も認めません。
3)携帯電話やスマート・フォンなどのカメラ機能を用いての授業中の撮影を禁止します。撮影音が他の受講生の妨げになるからです。