シラバス - 経済学(1)
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- ナンバリングコードCode
- LIB-soc1-157
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- 担当者名Instructor
- 加藤 浩/小出 秀雄
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 通年
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜4時限/火曜1時限
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- 教室Classroom
- 4-403/4-201
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 経済学A(1)
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 幅広い学問領域の基本的な概念や理論を修得し、教養としての知識・技能を身に付けることで、社会事象を多面的に理解することができる事である。
経済学Aが,経済学特有の「ものの見方」から,個々の人間そして経済社会全体を理解する「認識方法」をテーマとしているのに対して,本講義である経済学Bでは,環境問題,格差・貧困,労働問題,金融危機,少子高齢化,財政危機など経済社会が抱える様々な課題について,これを経済学の考え方を通じて解決していく方法について学ぶ「政策領域」をテーマとしている。
従って求められる到達目標は以下の3点となる。
(1)自分の身の回りにある社会問題を経済学の視点から見ることができる。
(2)社会問題の様々な解決策について,経済学の観点から考え抜いて,政策の実現可能性についての判断を下すことができる。
(3)社会の成員として,自ら実践し問題を解決するための能動的な市民としての教養が身についている。
授業の概要Method of Instruction
テーマ:「環境問題と経済学」
本科目は、講義科目である。
環境問題の実態、環境保全に対する国内外での取り組み、脱炭素社会および循環型社会に向けた各種施策、環境政策の手法とそれを裏付ける経済学などを学ぶ。環境問題の主な原因は人間の経済活動であり、その解決には、経済学の視点と適切な対策・政策が必要である。国の政策だけでなく、授業担当者が委員を務める地方自治体の施策も随時紹介する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
本科目は講義科目であり、授業の各回につき2コマ相当(200分)の自主学習が求められる。Moodle資料(後述)による予習(5割)と復習(5割)を、それぞれ行うこと。また、参考書等の該当箇所やインターネットの情報も自発的に確認しておくこと。毎回の講義に関するメモや使用したデータは、Moodleに随時蓄積していく。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ガイダンス、環境問題とは何か
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 環境問題への取り組みの歴史
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 持続可能な社会に向けて(SDGs)
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 地球温暖化の科学的側面(IPCC)
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 地球温暖化問題への国際的な取り組み(パリ協定)
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 日本の地球温暖化対策
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 地方自治体の地球温暖化対策
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 循環型社会を目指して
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 廃棄物処理の現状
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 廃棄物処理の現状(続)
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 資源循環の法律と具体例
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 環境保全の取り組みの基本原則
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 新聞記事を読む、西南まちづくりラボの取組
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 授業のまとめ
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
環境省編『環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書』(HP)/東京商工会議所編著『環境社会検定試験(R)eco検定公式テキスト(改訂9版)』(日本能率協会マネジメントセンター、2023年)/福岡市環境局報告書・データ(HP)など。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
期末の筆記試験の成績に基づいて評価する(100点満点)。試験で問う内容は、講義と時事問題に対する理解、論述の構成と展開である。これとは別に、通常授業あるいは地域実践活動に出席し、その場で与えられた課題をこなすことによって、加点される。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 本講義(経済学B)では, 環境問題,格差,貧困,労働問題,金融危機,少子高齢化,財政危機など経済社会が抱える様々な課題について,これを経済学の考え方を通じて解決していく方法について学ぶ「政策領域」をテーマとしている。
従って求められる到達目標は以下の3点となる。
(1)自分の身の回りにある社会問題を経済学の視点から見ることができる。
(2)社会問題の様々な解決策について,経済学の観点から考え抜いて,政策の実現可能性についての判断を下すことができる。
(3)社会の成員として,自ら実践し問題を解決するための能動的な市民としての教養が身についている。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 自分の身の回りにある社会問題を経済学の観点から見るにあたって卓越した視点を持っている。また,その解決策の実現可能性について経済学的な判断を下すにあたって,きわめて合理的な思考ができる。社会の成員として,具体的にどのような取り組みや行動が可能かについて,当事者としての卓越した見識を持っており,すでにそうした問題に身近なレベルでも積極的に取り組んでいる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 自分の身の回りにある社会問題を経済学の観点から見るにあたって優れた視点を持っている。また,その解決策の実現可能性について経済学的な判断を下すにあたって,非常に合理的な思考ができる。社会の成員として,具体的にどのような取り組みや行動が可能かについて,当事者としての優れた見識を持っていたり,なんらかの活動を行っている。
- 目標途上水準 / Good
- 自分の身の回りにある社会問題を経済学の観点から見るにあたって優れた視点を持っている。また,その解決策の実現可能性について経済学的な判断を下すにあたって,合理的な思考ができる。社会の成員として,具体的にどのような取り組みや行動が可能かについて,当事者としての優れた見識を持っている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 自分の身の回りにある社会問題を経済学の観点から見る視点をなんとか持っている。また,その解決策の実現可能性について経済学的な判断を下すにあたって,ある程度は合理的な思考ができる。社会の成員として,具体的にどのような取り組みや行動が可能かについて,当事者としての視点があるにはある。
- 近接水準 / Inadequate
- 該当なし
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
環境問題に関心がある人、環境(問題)と経済(学)の関係に関心がある人の履修を歓迎する。
(向学相談)
[相談方法]まずは電子メールで問い合わせのこと。携帯電話とパソコンのどちらからでも構わないが、必ず①タイトル、②宛名、③自分の氏名および在学番号を記入すること。研究室での面談希望もメールで受け付ける。
[時間]いつでも可。ただし、週末や連休は回答が遅れる。