シラバス - 卒業論文(8)
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- ナンバリングコードCode
- ECO-sem4-402
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- 科目名Subject Name
- 卒業論文(8)
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- 担当者名Instructor
- 加藤 浩
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 4
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- 学期Semester
- 集中
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 無その他
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 大学4年間の集大成として,卒業論文を作成してもらう。卒論のテーマとしては,演習Iおよび産業組織論で扱った内容に限定する。すなわち,企業・産業・市場に関わるものであり,かつ理論分析かデータ分析が可能なテーマでないと執筆を許可しない。具体的には以下のトピックに関係するものが望ましい。
・価格,料金,価格差別
・企業間競争
・ゲーム理論
・製品差別化
・M&A
・モジュール化
・プラットフォーム
・ネットワーク経済
・eコマース
・プライシング・アルゴリズム
・研究開発
・流通
・品質(モラルハザード,逆選択)
卒論作成にあたり,できるだけ多くの書物を読むことを,また新聞記事や雑誌あるいは財務諸表や統計資料なども参考文献として用いることを希望する。
授業の概要Method of Instruction
以下に記すタイム・スケジュールに従って卒論を完成させる。これに従わず,無断で卒業論文を提出したものは,例外なく「D判定」を下す。それにより,卒業要件を満たさなくなろうとも,当方は関知しないので留意せよ。諸君が積極的に取り組むならば,こちらも十二分に応えるつもりである。
・タイム・スケジュール
(1)(〜5月の大型連休明け)卒論を執筆する受講生は,5月の大型連休明けまでには担当教員に申し出ること。その際,関心のあるテーマについて書かれた基本書(新書でよい)を必ず1冊は通読していること。
(2)(5月の大型連休明け〜大学祭前)テーマ決定後,関連する資料の収集を何度も行い,その都度要点のまとめをする。資料には,書物だけでなく,新聞記事,経済雑誌,学術論文,信頼の出来るホームページなど多岐に渡ってもよい。進展具合を確認するために.月に数回レジュメを作成し,報告をしてもらう。教員や演習II受講生との間で討論を行い,疑問点や曖昧な部分を克服し,次なる調査課題を探していく。この一連の作業は,大学祭前までには完了していることが望ましい。
(3)(大学祭前〜)ある程度資料が揃ったら,これまで作成したレジュメを整理して,論文の大まかな構成を立てていく。この段階を経て,ようやく論文の執筆に着手する。つまり,断片的であった資料の一群を,構成に基づいて統合して文章化していく。この作業と並行して,教員や受講生と議論することで,論文の貢献や論点,およびテーマの意義なども明らかにしていく。また,論文執筆のルールについても指導していく。提出締め切りの日まで繰り返し推敲する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
論文作成のスキルを身に付けず,いきなり執筆すると目も当てられない結果になることは想像するに難くない。ある程度までは指導するが,時間に制約がある。したがって,論文作成のためのマニュアルを1冊だけでいいから,一通り読んでおくこと。以下の文献を推薦する。
小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』(講談社現代新書,2002年)
河野哲也『レポート・論文の書き方入門』(慶応義塾大学出版会,2002年)
小浜裕久,木村福成『経済論文の作法:勉強の仕方・レポートの書き方』(日本評論社,1996年)
戸田山和久『論文の教室:レポートから卒論まで』(NHKブックス,2002年)
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 授業計画は登録されていません
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
なし
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
論文の内容で判断する。なお,上記のタイム・スケジュールに従わない場合は,自動的にD評価となり,無断で論文を提出しても単位は認定されない。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 広く産業組織論やビジネス・エコノミクスの知見や分析手法を活用して,産業の諸現象を分析し説明することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 学んだ手法による自身の分析及び説明を,産業組織論やビジネス・エコノミクスの知見と照らし客観的・総合的に論文を作成している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 学習した手法で十分に分析し包括的に論文を作成している。
- 目標途上水準 / Good
- 不十分な点はあるものの学習した手法で論文を作成している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 学習した分析手法を現実問題に当てはめ論文を作成している。
- 近接水準 / Inadequate
- 該当なし
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
卒業論文の単位取得を考えている者は,以上のルールを承諾したものとして指導していく。「知りませんでした」,「忘れていました」という言い訳は通用しない。