シラバス - 卒業論文(6)
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- ナンバリングコードCode
- ECO-sem4-402
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- 科目名Subject Name
- 卒業論文(6)
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- 担当者名Instructor
- 花田 洋一郎
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 4
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- 学期Semester
- 集中
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 無その他
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 卒業論文執筆に必要なスキルは社会人として生きる上で必要なスキルである。これを身につけて卒業後もずっと関心を持ち続けられるようなテーマを選べるように指導する。卒論執筆を通じて、人生において座右の書となるような書物に出会うことを目標とする。グローバル化がますます進む中で生きる力として、何か一つは誰よりも一生懸命勉強し、誰よりも知識があると自負できるようなテーマを持つことは大いに有益であろう。テーマとしては、「歴史学の知識を生かして明晰な卒業論文を書く」とする。
授業の概要Method of Instruction
本ゼミでは卒業論文は演習2と連動しているので、卒業論文の執筆は演習2の履修を前提としている。ゼミ生は原則として全員卒論を書くこと。卒業論文のテーマは4月の時点で決定し、1年を通じて指導を行う。
基本的に西洋経済史に関するテーマを卒論テーマとして選んでもらう。もちろんゼミ生の関心を最大限優先するので、必ずしも西欧をテーマの舞台に選ぶ必要はない。枚数については、規定枚数、すなわち400字計算で40枚、16000字を目安とするが、これ以上を求める。多くの枚数を書かせるのは、①卒論は学術論文であるので、基本的に論文に値する枚数が適当と考えるから、②歴史をテーマにする以上、研究史の把握、論理的叙述、注の充実、たくさんの参考文献が必要条件となる。これらをクリアするためには、上述の枚数が必要であるからである。
卒論執筆では、できる限り外国語文献を利用するように指導する。また参考文献も日本語文献を20冊程度を要求する。卒論に関する相談はいつでも受け付けるので、早めに考えておくこと。また卒業生の卒論は研究室に保管しているので、興味のある人には見せることもできる。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
演習2の授業を通じて、卒論についても適宜説明する。演習2と卒論準備は一体のものであるので、演習を通じて卒論執筆のスキルを身に着けることができるように授業を行う。参考文献の探し方、使い方、注の付け方やその意味などは、授業を通じて説明する。
卒論指導は適宜、教室や研究室で行い、そこで様々な参考書を提示する。実際に執筆に入ったら、随時文章をチェックして、完成度をあげてゆけるように指導する。参考文献を常に携帯して、よく読み込むこと(卒論各章につき最低10時間程度)。そして迷いが生じたらすぐに私とコンタクトを取ること。何らかの形で解決策を共に探りたい。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 授業計画は登録されていません
教科書・テキストTextbooks
各人に適切なものを相談の結果決める。文化史、宗教史、建築史、音楽史、美術史なども当時の社会経済的状況を背景に論じるのであればOK。歴史も芸術もその背後には人間の生き様があり、それは当時の社会経済状況と無縁ではないからである。テーマの選択についてはかならず相談すること。興味あるテーマでも文献が手に入らない場合は無理である。
参考書等References
卒論の参考文献は、本ゼミでは20冊以上を目安としている。実際にそれを実現できたケースは少ないが、目標とする。まずは私の研究室に来て、参考文献を見てもらう。その後は図書館などの施設を十分に利用すること。そして重要文献は自分で購入すること。外国語参考文献も折に触れて相談して決めてゆく。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
卒論に関しては、演習2の授業中に最低3回は中間報告を実施する。第1回目の中間報告では、テーマ設定の理由と章別構成について説明を求める。第2回目ではより詳細な章別構成と参考文献のリスト作りを求める。第3回目では、実際に書き進めている部分の発表を通じて文章チェックと注の書き方などを指導する。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
中間報告の分をチェックし、返却する。卒論については複数回にわたりチェックを行う。年末年始は特に添付ファイルによる文章チェックのやり取りを行う。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
卒論に関しては、内容はもとより、1年を通じての取り組み方、そしてなによりも形式を遵守しているかを重視する。成績評価は当然のことながら卒論への取り組み、とりわけ卒論の内容を次の評価基準に従って100点で評価する。誤字脱字、段落、注、参考文献などの形式面25点、内容の論理性50点、結論や課題提示の適切性25点、計100点である。
卒業論文は、教員が最終的に提出許可を出した者のみMoodleにuploadできるので、必ず教員のチェックを受けること。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 卒業論文は大学4年間の学業の集大成であり、4年間で到達した学力レベルを図る最良の機会である。自分で選んだテーマに関して、参考文献やデータを集めて分析し、それを適切な文章作成力を用いて完成される。1年かけて準備する論文は、文字通り論文であるので、研究上の倫理的規範、研究不正に関する知識を踏まえて書き上げられる。そうした学術研究の基礎を身につけ、論文として許容できるレベルの到達していることを成績評価において最も重視する。もちろんそのために何度も論文指導を行う。指導を毎回受けて、自分で修正することもまた評価基準である。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 経済学、歴史学の知識を身につけて、独自の観点から史資料・データの分析を行い、興味深い成果を上げている。学術雑誌に掲載できるレベル。文章作成力も、基本をしっかり押さえて、無理のない適切な論理展開ができている。適切な論証を通じて新しい発見を論理的に説明できている。
- 目標到達水準 / Excellent
- 経済学、歴史学の知識を身につけて、史資料・データの適切な分析を行い成果を上げている。大きな手直しは必要であるが、学術雑誌に掲載できるレベル。文章作成力も、基本をしっかり押さえている。新しい発見ができており、それを論理的に説明できている。
- 目標途上水準 / Good
- 経済学、歴史学の知識は最低限身につけており、史資料・データの分析を行い、結論を導いている。文章作成力は、基本は何とか理解しているが、まだ自分のものにはできていない。論理展開もアラが目立つ。新しい発見にまでは到達していないが、それに近づく努力をしている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 経済学、歴史学の知識は不十分であり、論文指導で何とかかけているレベル。文章作成力も十分ではない。新しい発見には到達していないが、指導を通じて論理展開に関してはなんとかできる。
- 近接水準 / Inadequate
- 該当なし
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 卒業論文に関しては、教員と何度も卒論草稿の修正のためにやり取りをすることになる。教員と一切連絡を取らずに卒論を提出した場合、単位を認定しないことがあるので注意すること。
履修上の注意Other Course Information
卒論はいい加減な気持ちで書くのではない。卒業しても関心を持ち続けることができるようなテーマを探すこと。そして関連する文献のみならず、テーマを中心に同心円状に関心が広がるように幅広く読書をすること。12月からはオンラインあるいは対面にて研究室で文章チェックなどを行う。各自メールで送るかあるいは研究室に卒論の草稿を持ってくること。1人につき3〜4回のチェックを行い、卒論を完成させる。