シラバス - キリスト教学I(46)

  • ナンバリングコードCode
    COR-lif1-100
  • 科目名Subject Name
    キリスト教学I(46)
  • 担当者名Instructor
    田代 英樹
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    1/2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
    /EF/Ef
  • 曜限Day/Period
    火曜1時限
  • 教室Classroom
    1-303
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
キリスト教学Ⅰ(聖書)では、西南学院の建学精神に基づき、主に聖書を基にし、第一に自己の人格的成長と、第二に社会の平和的発展のため、自主的に真理を探究する。
聖書は、欧米における思想、建築、絵画、音楽、文化の宗教的な背景であり、かつ世界的な古典でもあります。しかし「聖書が何時、何処で、誰の手によって書かれたのか?」ということや、聖書のオリジナル原典は残存しておらず、我々が手にしている聖書は残された写本から再構成されたテキストであるということは意外と知られていません。本講義ではこれらの事情を踏まえた上で聖書の成立と思想を学ぶことをテーマとします。
 旧約聖書ではモーセ五書における「契約概念」と預言書における「救世主到来預言」を扱い新約聖書との連続性を考察します。新約聖書では「イエスの思想」、「パウロの神学」、「初期カトリシズムの形成」を確認することでキリスト教が形成されてゆく過程を理解することを目標とします。

授業の概要Method of Instruction

 旧約聖書(39巻)、新約聖書(27巻)に収められている諸文書が、どの時代に誰によって書かれた書物であるのかを考察します。
旧約聖書、新約聖書の諸文書は、執筆した著者の思想を反映していることから主要な文書の内容を確認し、講義中にキリスト教の絵画、聖書を題材としたDVDなども鑑賞することで旧約聖書、新約聖書の成り立ちと思想を学んでいきます。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

予習は必要ありません。しかし、『聖書』は今から2000年〜3000年前の中近東で書かれた書物なので我々に馴染みのない人名、地名、歴史背景が多く登場します。また学期末には筆記テストを実施します。
よって講義の後、毎回しっかりと内容の復習を心がけましょう。
復習に必要なキリスト教文献は参考書欄に記載してあります。
学習に必要なキリスト教文献については授業で個別に質問してください。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    オリエンテーション 
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    旧約聖書とは
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    モーセ五書
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    アダムとエバの創造物語
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    モーセの十戒
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イスラエルの歴史
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    預言者の預言と新約聖書への繋がり
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イエス誕生前夜のユダヤとその周辺世界
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    新約聖書とは
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イエスの生涯と福音書
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    イエスの思想
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    パウロの手紙と思想
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    新約聖書後期の文書
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ヨハネの黙示録

教科書・テキストTextbooks

テキストを購入する必要はありません。
毎回、講義プリントを配布します。

入学時に宗教部から配布される『新約聖書』を使用します。
対面授業では第8回目の講義から『新約聖書』を持参してください。

参考書等References

キリスト教学Ⅰ 入門書

土井かおる著『よくわかるキリスト教』(PHP研究所、2004年)

旧約聖書関連
石田友雄 [ほか] 著『総説 旧約聖書』   (日本基督教団出版局、1984年)
 池田裕 [ほか] 著『新版 総説 旧約聖書』(日本基督教団出版局、2007年)
新約聖書関連
 荒井献 [ほか] 著『総説 新約聖書』   (日本基督教団出版局、1981年)
 大貫隆 [ほか] 著『新版 総説 新約聖書』(日本基督教団出版局、2003年)

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

・授業への取り組み
・学期末試験
欠席は5回までとします。欠席が5回を超えた場合、単位は認定されません。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
西南学院の建学精神に基づき、主に聖書を基にし、第一に自己の人格的成長と、第二に社会の平和的発展のため、自主的に真理を探究するという目標を、
試験、レポート、積極的授業参加など、授業担当者の定めた方法によって評価する。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学修した内容の全般を客観的に、批判的に理解している。
目標到達水準 / Excellent
学修した内容の全般を客観的に理解している。
目標途上水準 / Good
学修した内容の概略を理解している。
目標下限水準 / Adequate
学修した内容の基礎を理解している。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

第1回目のオリエンテーションで成績評価の方法やチャペルレポートの提出の仕方、欠席・遅刻に関する注意事項を説明します。また履修者が多い場合、座席指定を行いますので第1回目のオリエンテーションには必ず出席してください。
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上記の説明は対面授業が実施された場合です。コロナウイルスの蔓延により対面授業が実施されない場合、オンライン上に毎回の講義ファイルと視聴動画をあげます。履修者は可能な時間に講義ファイルと動画を閲覧することになるのでオンライン型式の場合は出席は取りませんし、座席の指定もありません。感染が収まってきたら対面授業が復活する場合もあります。コロナウイルスの流行が対面授業、またはオンライン授業の選択の目安となると留意しておいてください。