シラバス － 金融システム論
-
- ナンバリングコードCode
- COM-com2-217
-
- 科目名Subject Name
- 金融システム論
-
- 担当者名Instructor
- 西田 顕生
-
- 単位Credit
- 2
-
- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
-
- 学期Semester
- 前期
-
- クラスClass
-
- 曜限Day/Period
- 月曜2時限
-
- 教室Classroom
- 2-304
-
- 授業形態Course Type
- 講義・演習
-
- メディア授業Distance Learning Course
-
- 備考Remarks
- 使用言語：日本語
-
- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
-
- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A（知識・技能）
- 金融システムと金融理論に関する基礎的な知識を習得し、金融システムの機能と重要性を説明することが出来る。
・直接金融と間接金融の違いを理解し、そのなかでも銀行が特殊な存在であることを説明することが出来る。
・金融政策の手段を理解し、金融政策の効果を説明することが出来る。
・なぜ金融システムは脆弱なのか、金融システムの安定性を保つためにはどうすればよいかを説明することが出来る。
・金融商品の仕組みと、内在するリスクについて説明することが出来る。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B（思考力・判断力・表現力等）
- 金融システムと金融理論に関して得た知識を用いて、金融システムの現状と課題を把握することが出来る。
・新聞や雑誌記事などから得られる金融システムや金融商品の情報について、習得した知識を用いて現状を把握することが出来る。
・専門的知見を用いた現状把握から、金融システムが直面している課題を把握することが出来る。
授業の概要Method of Instruction
・授業は各回の「授業計画」に沿ったスライドを使いながら進める。
・受講生はMoodleにアップロードされたスライドをダウンロード・持参のうえ授業に出席することが求められる。
・授業による知識の習得状況を確認するために、毎回Moodle上でテストを実施する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
・本科目は講義科目である。授業各回に以下のように200分相当の自主学習が求められる。
・授業計画（各回の授業内容）に記載された教科書の該当ページを授業前に必ず読んでくること（３割）。
・Moodleにアップロードされた毎回の授業資料を熟読し、必要あれば専門用語の意味などを調べ、内容を理解したうえで授業に臨むこと（２割）。
・教科書・授業資料および授業資料で指定された各種資料を用いて復習を行い、授業の内容を自分の言葉で説明できるようにすること（５割）。
・知識の習得状況についてはMoodle上で実施するテストで確認を行うので毎回必ず受験すること。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
-
- 1回目Session 1 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- イントロダクション（株価、GDP、物価）
-
- 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 貨幣、金利（現金通貨、預金通貨、単利と複利）
-
- 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金利、金融市場（金利の期間構造、割引現在価値、金融市場の構成）
-
- 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金融政策のためのマクロ経済学、金融政策の課題と日本銀行（貨幣数量説、IS-LMモデル、物価の安定、デフレーション）
-
- 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金融政策の課題と日本銀行、金融政策の基本手段と新しい展開（中央銀行の独立性、公開市場操作、ゼロ金利政策、量的緩和政策）
-
- 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：220分
- 金融システムと金融仲介機関の役割（直接金融と間接金融、貨幣創造）
-
- 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 銀行以外の金融機関（証券会社、ノンバンク、財政投融資制度）
-
- 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金融システムの安定化のための政策（信用秩序、プルーデンス政策）
-
- 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金融機関の破綻への対応策（預金保険制度、最後の貸し手機能、公的資本注入）
-
- 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 金融市場に関する規制（金融商品取引法、情報開示）
-
- 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 間接金融型の金融商品（金融リテラシー、銀行預金、公的年金）
-
- 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- 直接金融型の金融商品（公社債、株式、投資信託）
-
- 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- ゲストスピーカーによる講演会（予定）
-
- 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
- まとめ
教科書・テキストTextbooks
・家森信善『金融論（第3版）』（中央経済社、2022年）
参考書等References
・鹿野嘉昭『日本の金融制度（第３版）』（東洋経済新報社、2013年）
・細野薫・石原英彦・渡部和孝『グラフィック金融論（第２版）』（新世社、2019年）
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
・毎回の授業後にMoodle上でテストを実施する。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
・Moodle上で行う。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
・DP観点AおよびDP観点Bとも、まとめで実施する確認テストに基づいて成績評価を行う。
・毎回Moodle上で実施するテストの受験回数が10回に満たない場合、および毎回Moodle上で実施するテストの正答率が70％に満たない場合は、知識の習得が不十分であると判断し、確認テストの受験を認めない。この場合、DP観点AおよびDP観点Bとも評価不能とする。
・単位認定には総括評価が目標下限水準以上であることを条件とする。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A（知識・技能）
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 金融システムと金融理論に関する基礎的な知識を習得し、金融システムの機能と重要性を説明することが出来る。
・直接金融と間接金融の違いを理解し、そのなかでも銀行が特殊な存在であることを説明することが出来る。
・金融政策の手段を理解し、金融政策の効果を説明することが出来る。
・なぜ金融システムは脆弱なのか、金融システムの安定性を保つためにはどうすればよいかを説明することが出来る。
・金融商品の仕組みと、内在するリスクについて説明することが出来る。
- 評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの機能と重要性を模範的な水準で正しく説明することが出来る。
- 目標到達水準 / Excellent
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの機能と重要性を正しく説明することが出来る。
- 目標途上水準 / Good
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの機能と重要性を概ね正しく説明することが出来るが、一部に不十分な点が見られる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの機能と重要性を最低限正しく説明することが出来るが、多くに不十分な点が見られる。
- 近接水準 / Inadequate
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの機能と重要性を説明しているが、説明が未熟で不十分である。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B（思考力・判断力・表現力等）
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 金融システムと金融理論に関して得た知識を用いて、金融システムの現状と課題を把握することが出来る。
・新聞や雑誌記事などから得られる金融システムや金融商品の情報について、習得した知識を用いて現状を把握することが出来る。
・専門的知見を用いた現状把握から、金融システムが直面している課題を把握することが出来る。
- 評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの現状と課題を模範的な水準で正しく把握することが出来る。
- 目標到達水準 / Excellent
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの現状と課題を正しく把握することが出来る。
- 目標途上水準 / Good
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの現状と課題を概ね正しく把握ることが出来るが、一部に不十分な点が見られる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの現状と課題を最低限正しく把握することが出来るが、多くに不十分な点が見られる。。
- 近接水準 / Inadequate
- 習得した金融システムと金融理論に関する知識を活用して、金融システムの現状と課題を正しく把握できていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適。
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- ・毎回Moodle上で実施するテストの受験回数が10回に満たない場合、および毎回Moodle上で実施するテストの正答率が70％に満たない場合は、知識の習得が不十分であると判断し、確認テストの受験を認めない。この場合、DP観点AおよびDP観点Bとも評価不能とする。
履修上の注意Other Course Information
・Moodle上のテスト・確認テストとも追試等は原則として実施しない。ただし、学生課が指定した要件を満たした場合に限り行うことがある。
・授業に関する連絡はすべてMoodleを通じて行う。
・銀行論、金融政策論、証券論、証券市場論、保険総論、保険各論など他の金融関連科目も履修することが望ましい。