シラバス - 経営分析論I

  • ナンバリングコードCode
    COM-acc3-244
  • 科目名Subject Name
    経営分析論I
  • 担当者名Instructor
    原口 健太郎
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4/3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜2時限
  • 教室Classroom
    2-301
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
代表的な経営分析手法である財務諸表分析をテーマとして,財務諸表の見方や分析手法を習得し,企業の財政状態や経営成績を定量的に把握する技術を身に着けることを到達目標とする。
 本講義を通じて,単に指標の計算式を暗記するのではなく,その指標がどのような意義を有し,分析することによりどのような知見を得ることができるかを「考える」力の醸成を目標とする。具体的な習得スキルは下記のとおりである。
・各種指標を用いた基本的な財務分析能力
・専門文献を活用した問題解決能力
 また,本講義の内容は,資格取得(日商簿記検定等)にも有益なものであるため,検定試験の範囲と重複する内容を講義中に指示するなどして,意欲ある学生の資格取得を支援する。

本講義では「日本公認会計士協会北部九州会寄付講座(仮称)」として,北部九州会から公認会計士を招聘して講義を行う場合がある。本寄付講座の詳細は学期開始後に確定次第周知するので,教員からの連絡をしっかり確認すること。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
企業の財務諸表等の分析を通じて,その背景に存在する経済的事象や法制度を理解することを到達目標とする。

授業の概要Course Overview

財務諸表の見方,財務諸表分析手法の基礎を解説する。
 講義はパワーポイント及び配布資料により行う。配布資料には,実在企業の有価証券報告書等を予定している。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

本科目は講義科目である。講義は,テキストに記載した内容のみではなく,講義時に補足資料を配布して進めていく。講義外に下記の通り2コマ相当分の自学時間が必要となる。
・事前学習として,テキストの次回実施分を一読しておくこと。(5割)
・事後学習として,講義内で行った問題演習の反復や関連文献調査等を通じて記憶を定着させること。(5割)

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    オリエンテーション
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    財務諸表の役割と仕組み,財務諸表の入手方法
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    貸借対照表の見方(1)
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    貸借対照表の見方(2)
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    損益計算書の見方(1)
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    損益計算書の見方(2)
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    キャッシュフロー計算書の見方
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    会計方針の注記等,財務諸表のその他の論点
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    分析の視点と方法
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    収益性の分析①
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    収益性の分析②
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    安全性の分析①
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    安全性の分析②
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    ケーススタディ・まとめ

教科書・テキストTextbooks

桜井久勝『財務諸表分析』中央経済社(講義時の最新の版を利用する)

参考書等References

講義中に指示する

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

各講義にて行うミニテスト(レポート):20点
期末テスト:80点

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A(知識・技能)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
財務諸表等の分析の技術や,それを解釈する能力を身に着けることができたか否かにより評価する。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
財務諸表等の専門的な分析技術を習得したうえで,的確に解釈を行うことができる。
目標到達水準 / Excellent
財務諸表等の基本的な分析技術を身に着けたうえで,妥当な解釈を行うことができる。
目標途上水準 / Good
財務諸表等の基本的な分析技術を身に着けているが,解釈の精度には課題が残る。
目標下限水準 / Adequate
分析技術・解釈共に課題が残るが,今後の学習を進めるための下限の知識は習得している。
近接水準 / Inadequate
分析技術・解釈の精度共に課題が残り,今後の学習を進めるにあたって支障がある。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B(思考力・判断力・表現力等)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
企業行動の背景となる経済的事象や法制度を理解したか否かが評価基準となる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
企業行動の背景となる経済的事象や法制度を十分に理解し,自らの仮説を構築することができる。
目標到達水準 / Excellent
企業行動の背景となる経済的事象や法制度を十分に理解している。
目標途上水準 / Good
企業行動の背景となる経済的事象や法制度の概要を理解している。
目標下限水準 / Adequate
企業行動の背景となる経済的事象や法制度の理解には課題が残るが,今後の学習を進めるための下限の知識は習得している。
近接水準 / Inadequate
企業行動の背景となる経済的事象や法制度の理解に課題が残り,今後の学習を進めるにあたって支障が残る。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information

簿記の基礎的な知識が必要となる。
簿記原理Ⅰ・Ⅱを履修済または日商簿記検定3級を取得していることが望ましいが,いずれも満たしていない場合は,テキストの第3章,第4章の予習をしっかり行うこと。(講義の中でもフォローは行う。)
新型コロナウィルス感染症の影響により,上記カリキュラムは変更することがある。