シラバス - 簿記原理III(2)
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- ナンバリングコードCode
- COM-acc2-227
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- 科目名Subject Name
- 簿記原理III(2)
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- 担当者名Instructor
- 田中 勝
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜3時限
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- 教室Classroom
- 4-101
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 本講義では、企業の経済活動・経済事象を継続的かつ体系的に記録・計算・整理することで、企業の財産管理と損益計算という2つの目的を同時に達成する複式簿記の中級程度の商業簿記を習得することを目標とする。
簿記原理Ⅲでは、原則として初級程度の商業簿記を修得した学生を対象とし、簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱの内容をより深めた理論と技能の習得に重点をおいて講義する。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱに引き続き、単に会計処理を学ぶのではなく、その背後に存在する経済事象や法制度に関しても理解を深めることを目標とする。
授業の概要Method of Instruction
企業は利益を獲得するために日々さまざまな経済活動を行っている。企業は、そのような経済活動を貨幣額で帳簿に記録し、その記録にもとづいて財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)とよばれる一覧表を作成する。そして、作成した財務諸表を企業内外の人々に報告する。このような行為を「会計」という。「簿記」は、この会計という行為を技術的に支えるものであり、財務諸表を作成する道具ともいえる。
簿記原理Ⅲでは、中規模な株式会社における取引を合理的かつ能率的に記帳する知識と技能を習得してもらうことを目的に、簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱでは取り扱わなかった取引の記帳を中心に、練習問題による演習を行いながら、講義する。また、必要に応じて、簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱでの学習内容の復習も行う。引き続き、後期開講の簿記原理Ⅳを履修し、学習することによって、日商簿記検定2級水準の商業簿記の知識と技能を習得することができる内容となっている(ただし、本支店会計と連結会計は取り扱わないので、資格取得を目指す場合は、自学自習すること)。資格取得のための講義ではないが、資格取得という目標を持って意欲的に学習することは、簿記の知識・技能の定着、実践力の深化につながる。テキスト、ハンドアウト(配付プリント)、パソコン(PowerPoint)のスライド画像を使用して講義を進める。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
次回の学習内容をテキストや参考書などを用いて予習しておくと、授業での理解が深まる。講義終了後には、テキストや配付されたハンドアウトを熟読し、練習問題を解くなどして復習すること。簿記では、予習よりも復習が大事である。授業を受けっぱなしで、練習も復習もしないと、単位修得はきわめて困難である。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 簿記の基本の復習(受講のガイダンスを含む)
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 商品:商品売買の記帳方法(売上原価対立法)、払出単価の決定方法(総平均法)、商品の期末評価(棚卸減耗、商品の評価替え)
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 収益認識(1):収益認識の基本原則、履行義務、一時点で充足される履行義務、売上割戻し(リベート)
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 収益認識(2):一定期間にわたって充足される履行義務(有償保証など)、サービス業の会計処理
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 現金預金:現金の範囲、当座預金(銀行勘定調整表)
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 債権債務(1):手形の裏書、手形の割引、手形の不渡り、手形の更改
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 債権債務(2):電子記録債権の譲渡、その他の債権の譲渡、商品売買以外の取引で生じる債権債務、債務の保証
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 第2回~7回の総まとめと中間テスト
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有価証券(1):有価証券の概要、有価証券の保有目的、有価証券の取得、有価証券の保有に伴う収益、有価証券の売却(株式や端数利息を伴わない公社債の場合)
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有価証券(2):有価証券の売却(端数利息を伴う公社債の場合)、売買目的有価証券の期末評価、子会社株式・関連会社株式の期末評価
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有価証券(3):満期保有目的の債券の期末評価、その他有価証券の期末評価
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有形固定資産(1):固定資産の取得(建設を依頼した場合、割賦購入した場合、補助金を受けた場合)、減価償却の記帳方法(直接法と間接法)、減価償却方法(定額法と生産高比例法)
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有形固定資産(2):減価償却方法(定率法)、固定資産の売却、固定資産の買換え
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 有形固定資産(3):固定資産の除却・廃棄、固定資産の滅失
教科書・テキストTextbooks
CPA会計学院『いちばんわかる日商簿記2級商業簿記の教科書』サンクチュアリ出版、2022年。
参考書等References
CPA会計学院『いちばんわかる日商簿記2級商業簿記の問題集』サンクチュアリ出版、2022年。
TAC簿記検定講座『合格テキスト日商簿記2級商業簿記 Ver.16.0』TAC出版、2022年。
TAC簿記検定講座『合格トレーニング日商簿記2級商業簿記 Ver.16.0』TAC出版、2022年。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
「成績評価の規準」に明示した「中級程度の商業簿記に関する理解」と「会計処理の背後に存在する経済事象や法制度に関する理解」をどの程度まで達成しているのかに基づいて成績を評価する。具体的には、2回のテスト(100%)によってその達成度を点数化し、「90点以上」は「S」、「80点以上90点未満」は「A」、「70点以上80点未満」は「B」、「60点以上70点未満」は「C」、「60点未満」は「D」(不合格)として評価する。課題や小テストを実施する場合には、その成果に応じて、上記の2回のテストの得点に0点~15点の範囲で加算する。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 中級程度の商業簿記に関する理解の程度が成績評価の規準となる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 中級程度の商業簿記を十分に理解し、応用的な問題にも対応することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 中級程度の商業簿記を十分に理解している。
- 目標途上水準 / Good
- 中級程度の商業簿記の基本的な部分を理解している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 中級程度の商業簿記の理解に一部不足があるものの、今後の学習の素地となる知識は習得している。
- 近接水準 / Inadequate
- 中級程度の商業簿記の理解に一部不足があり、今後の学習に支障がある。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に関する情報が不足。または上記の水準に達しておらず、能力として評価に不適。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度に関する理解の程度が成績評価の規準となる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度を十分に理解し、応用的な論点にも対応することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度を十分に理解している。
- 目標途上水準 / Good
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度の基本的な部分を理解している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度の理解に一部不足があるものの、今後の学習の素地となる知識は習得している。
- 近接水準 / Inadequate
- 会計処理の背後に存在する経済事象や法制度の理解に一部不足があり、今後の学習に支障がある。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に関する情報が不足。または上記の水準に達しておらず、能力として評価に不適。
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
- 成績評価には、講義に対する貢献度も加味することがある。
履修上の注意Other Course Information
(1)計算することがあるので、電卓などの計算機を持参すること。
(2)テキストを使用するので、購入するか、ダウンロードのうえ印刷するかして、準備すること。
(3)ハンドアウト(配付プリント)の枚数が多くなるので、きちんと保管すること。
(4)1年次配当の簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱの後に続く科目なので、簿記原理Ⅰ・簿記原理Ⅱの学習内容を理解しているかどうか自問自答してから、履修を決めること。