シラバス - 卒業論文(17)

  • ナンバリングコードCode
    INC-sem4-403
  • 科目名Subject Name
    卒業論文(17)
  • 担当者名Instructor
    片山 隆裕
  • 単位Credit
    4
  • 履修年次Standard Year for Registration
    4
  • 学期Semester
    集中
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    無その他
  • 教室Classroom
    ダミー教室
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    不可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
 卒業論文作成は、教室での集団的なディスカッションとゼミ生各自との個別的な対話の双方を通して進めていく。その場合、卒業論文も論文の一種であるので、その作成は論文作成の一般的な手順を踏むことになる。論文は、作文や小説と違って、ある問題意識に基づいた主題についての主張を合理的に根拠づける言語形成物である。
 最初に行わなければならない知的作業は、自分にとっての主題(テーマ)を見つけることである。そのために、卒業生の過去の顕著な事例を示したり、各人の問題意識に沿った文献を指示したり、合って話を聞くべき人物を紹介したりする。次に行わなければならない作業は、文献・資料・史料の調査と収集であるので、それに向けての具体的な技法を教授する。それが終わった後、先行研究の読解と論点の整理を行わなければならない。
 論文には大なり小なりオリジナリティが必要であるので、これまで既に何が述べられており、何が述べられていないかを調べるためにこの作業は不可欠である。自然科学の論文と同様に、既に述べられていることをただ繰り返しても、ほとんど意味がないからである。この作業を済ませた後、いよいよ論文執筆の作業に入ることになる。このプロセスで各人が出会う問題はそれぞれ異なっているので、各人の質問に細かく対応していくことになるが、一般的に最も多く寄せられる質問は、具体的な引用の仕方に関するものである。
 論文は、上述したように主張を合理的に根拠づける言語形成物であるので、出典の明示は、論文の不可欠の条件である。したがって、実際の執筆過程では、引用の仕方の実際的な技法を中心として助言を行い、最終的な論文の提出に結びつけていく。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
自己の価値観について客観的に反省できる批判精神、および、他者の文化の多様性を理解し尊重できる寛容さを身につけている。また、学術を単なる手段とみなすことなく、文化を学ぶこと自体に喜びを見出し、その喜びを他の人々と共有することができる。自らの卒業論文だけでなく、他の受講生の卒業論文からも学びを得、また他の受講生の卒業論文へも示唆を与えられるよう研鑽を積むことが求められる。

授業の概要Method of Instruction

2024年度は、これまでのゼミでの学習を踏まえて、その学生の積み上げとして卒業論文を完成させる。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

「卒論演習A」および「卒論演習B」でのプレゼンテーションを基礎として、各自の卒業論文についてのフィードバックを行う。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 授業計画は登録されていません

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

卒業論文の作成のプロセスで適宜紹介する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

授業中に卒業論文の進捗状況を発表する

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業中に発砲した卒業論文の進捗状況によって、授業担当者がコメントをするので、それを参考にして自分の卒業論文をフィードバックする

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

提出された卒業論文の内容と形式を審査して成績評価を行う。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C(総合的な学修経験・創造性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
受講者各自が執筆した卒業論文について、①テーマの斬新さ、②オリジナリティ、③論理性、④資料の収集・活用、⑤注・参考文献、の5点から総合的に評価する。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性を超えたレベルに到達している。
目標到達水準 / Excellent
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに十分に到達している。
目標途上水準 / Good
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
目標下限水準 / Adequate
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
近接水準 / Inadequate
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに到達していない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
D(態度・志向性)
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
卒業論文を作成するにあたって、①積極性、②資料収集への意欲、③取り組む態度、④他者から学ぶ意欲、などの点がどうであるかを鑑みて評価する。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性を超えたレベルに到達している。
目標到達水準 / Excellent
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに十分に到達している。
目標途上水準 / Good
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
目標下限水準 / Adequate
授業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
近接水準 / Inadequate
授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに到達していない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
特になし

履修上の注意Other Course Information

特になし