シラバス - 日本史学(2)
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- ナンバリングコードCode
- LIB-hum1-138
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- 担当者名Instructor
- 赤司 友徳
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 通年
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 火曜1時限
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- 教室Classroom
- 4-302/4-202
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 日本史学B(2)
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 本授業では、近世後期から現代までの日本の医学・医療の歴史について取り扱います。とりわけ病を患う人や何らかの障害を持った人などに注目し、そのような人々とそのような人々を取り巻く社会とがどのような関わりを持ち、医療制度や社会保障制度などの諸制度が作られたのかについて検討します。日本社会における医学・医療の多様な論点について考えることによって、ある物事の価値、個人または社会の価値観がいかに時代によって左右されるかを知り、最終的には歴史的事実に基づいた論理的かつ合理的思考ができるようになることを目標とします。
授業の概要Course Overview
授業は主にいくつかの単元に分けた講義形式で進めます。江戸時代後期以降の日本における医学・医療の様々な論点に関して、歴史と社会構造を理解してもらいます。あわせて各論点に関連する現代のニュースも紹介し、過去と現在のつながりから、現代社会の問題についても考えます。
授業の終わりに毎回、その回のコメントを書いて提出してもらいます。また授業期間中に課題図書や参考文献を与えて、小レポートを1回課します。
基本的には対面式で授業を行いますが、状況に応じて遠隔授業を行うことがあります。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
指定された参考文献は、指定された講義日までに読んできてください。
普段から各種メディアにおける医学・医療関連のニュースに目を通すよう努力してください。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):270分
- イントロダクション
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):220分
- 江戸時代の麻疹(はしか)1
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 江戸時代の麻疹(はしか)2
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 江戸時代の麻疹(はしか)3
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 19世紀前半における日本の感染症予防—牛痘接種法(種痘)の普及と日本の近代化1
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 19世紀前半における日本の感染症予防—牛痘接種法(種痘)の普及と日本の近代化2
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 19世紀前半における日本の感染症予防—牛痘接種法(種痘)の普及と日本の近代化3
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 明治の社会と社会的弱者1
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 明治の社会と社会的弱者2
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 明治の社会と社会的弱者3
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 明治の社会と社会的弱者4
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 梅毒と社会(1) —近世の梅毒
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 梅毒と社会(2)—近代の梅毒
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 梅毒と社会(3)—都市文化、売春
教科書・テキストTextbooks
なし。適宜レジュメを配付し、参考文献を紹介します。
参考書等References
参考文献は授業中に適宜配付します。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
授業後に出席点の代わりとして授業内容に関するコメントや課題を提出してもらいます。遠隔授業を行った場合、翌週までに課題を提出してください。
授業期間中に課題図書や参考文献を与えて、小レポートを1回課します。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
課題について解説の必要を認めた場合、課題を回収した次の授業で解説を行います。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
学期末レポート(70%)と平常点(毎回の課題の提出など、30%)で総合的に評価します。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 以下の4つの基準から総合的に評価を行います。
①自らの関心や疑問をもとに問題設定を行うことができる
②適切な参考文献を選ぶことができる
③論理的かつ合理的思考ができる
④ ①〜③をもとに、自らの思考を的確に表現できる
なお授業や課題を通じて上記の4つの能力を身につけられるような工夫を行います。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 授業内容を踏まえた上で、自ら問いを立て、適切な根拠をもとに論理的に思考し、それを的確に表現することが十分にできている
- 目標到達水準 / Excellent
- 授業内容を踏まえた上で、自ら問いを立て、適切な根拠をもとに論理的に思考し、それを的確に表現することができている
- 目標途上水準 / Good
- 授業内容を踏まえた上で、自ら問いを立て、適切な根拠をもとに論理的に思考し、それを的確に表現することがある程度できている
- 目標下限水準 / Adequate
- 授業内容を踏まえた上で、自ら問いを立て、適切な根拠をもとに論理的に思考し、それを的確に表現することがあまりできていない
- 近接水準 / Inadequate
- 該当なし
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
授業中の私語等、他の受講者に迷惑になる行為は厳に慎んでください。
3回までの欠席を認めますが(欠席届は不要です)、4回以上欠席した場合は学期末レポートを受け付けません。
基本的には対面式で授業を行いますが、遠隔授業を行うことがあります。
遠隔授業の場合はオンデマンド方式で行います。e-ラーニングシステムMoodleの「日本史学A(2)」に掲載している当該の回のレジュメと解説用音声データをダウンロードし受講してください。受講後に課題提出をしてください。課題を提出することでその回の授業に出席したことになります。