シラバス - 卒業論文(9)
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- ナンバリングコードCode
- INC-sem4-403
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- 科目名Subject Name
- 卒業論文(9)
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- 担当者名Instructor
- 宮平 望
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 4
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- 学期Semester
- 集中
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 無その他
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- DP観点:C
卒業論文の執筆を通じて、現代社会における文化の役割について理解を深めるとともに、異文化間の相互交流と新たな文化の創造に貢献することができる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- DP観点:D
自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができる。また学術を単なる手段とみなすことなく、文化を学ぶことに喜びを見出し、その愉悦を他者と共有することができる。
授業の概要Method of Instruction
授業の概要
アメリカの文化と思想について応用的調査方法を習得し、概要を理解する。
この演習はアメリカの文化や思想研究です。アメリカはビッグなだけで、歴史が浅く、犯罪が多い、といった印象を持っている人がいるかもしれません。アメリカと聞けば、ハリウッド映画やディズニーランドをまず思い起こす人もいるでしょう。しかし、アメリカは実は、世界で最も優れた研究所や大学、充実した図書館や美術館、博物館を持ち、最多のノーベル賞受賞者を輩出している国です。
豊かで、幅広い思想と文化を持つアメリカから、私たちは多くのことを学ぶことができるでしょう。 ゼミでは、アメリカの文化や思想に関するものを取り扱っています。各自の関心に応じて、アメリカに何らかの点で関係のあるテーマであれば、それで結構です。
アメリカは、言わば、すべての事柄が学問となりうる国です。一見、学問と関係ないように見えるものも、個人的な趣味も、研究テーマとして追究していくことができます。
参考までに、最近の卒論テーマには、ディズニーの世界、エアラインの歴史、アメリカの映画文化、アメリカのミュージカル、ジェンダー問題、アメリカのスポーツ文化、アフロアメリカン差別問題、フェミニズム運動、マクドナルド化する社会、日米アニメ比較などがあります。ゼミでは、こうしたテーマをアメリカの文化的・思想的背景に照らして論文を書き上げていきます。テーマ選択にあたっては、私がテーマを学生にプロアクティブ(proactive)に提示するよりも、むしろ、ゼミ生の自発的なテーマ選択に基づいてリアクティブ(reactive)にサポートしていく予定です。余裕をもって徐々に卒論に取り組みます。
受講生の発表に基づいて、アメリカ研究をする際の基本的な方法論を学びます。最初の数回は論文の作成方法等についてオリエンテーションを行い、その後、各自の発表に基づいて討議します。発表は、一回です。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前・事後学習、時間等
発表者は、自分の発表日に発表用の完成原稿A4(横書きで40字X36行、文字だけで最低4ページ、両面印刷のみ可、ホッチキスまたはハリナックス必須、脚注も下に入れ、5-6ページ目に図表、写真、表、文献表[必須]等を入れる)を人数分作成し、一部は宮平望に提出してください(自分の予備を保管しておくこと)。また、発表当日は参照した文献やコピー、資料等を宮平望に渡してください。演習の討論に基づいて、翌週には修正箇所を短く報告し、その修正ペーパーを一部、宮平望に提出します。毎回200分程度。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 授業計画は登録されていません
教科書・テキストTextbooks
教科書
受講生の発表原稿に基づきます。
参考書等References
参考書等
・ 陣崎克博『アメリカ研究序説』(英潮社,1967)
・ デイヴィッド・W・ノーブル編『アメリカ研究の方法』(山口書店,1992)
・ 阿部斉/五十嵐武士編『アメリカ研究案内』(東京大学出版会,1998)
・ 川上忠雄編『アメリカ文化を学ぶ人のために』(世界思想社,1999)
・ 日本アメリカ文学・文化研究所編『アメリカ文化ガイド』(荒地出版社,2000)
・ 矢野重喜編『新・アメリカ研究入門 増補改訂版』(成美堂,2001)
・ 本間長世/有賀貞編『アメリカ研究入門 第3版』(東京大学出版会,2003)
・ 古矢旬/遠藤泰生編『新版 アメリカ学入門』(南雲堂,2004)
・ 笹田直人/野田研一/山里勝己編『アメリカ文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房,2013)
アメリカ研究家として知られている有賀貞、亀井俊介、斎藤眞、猿谷要、鶴見俊輔、本間長世らによる著作も参考になるでしょう。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題の種類・内容
レポートの該当箇所の用語の読み方や意義を調べておくこと。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
課題に対するフィードバックの方法
授業中に該当箇所の解説を適宜行う。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
成績評価の方法
割り当てられた発表(約7割)と他者の発表に対するコメント(約3割)を重視して、総合的に考慮し、評価します。
卒論はMoodleへ出すことが単位取得のために必須です。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- DP観点:C
卒業論文の執筆を通じて、現代社会における文化の役割について理解を深めるとともに、異文化間の相互交流と新たな文化の創造に貢献することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 卓越水準 授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 目標到達水準 授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに十分に到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 目標途上水準 授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 目標下限水準 授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 近接水準 授業を通じて身につける総合的な学修経験・創造性のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- DP観点:D
自分の価値観を客観的に見つめ直し、他者の文化的多様性を理解し尊重することができる。また学術を単なる手段とみなすことなく、文化を学ぶことに喜びを見出し、その愉悦を他者と共有することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 卓越水準 授業を通じて身につける態度・志向性を超えたレベルに到達している。
- 目標到達水準 / Excellent
- 目標到達水準 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに十分に到達している。
- 目標途上水準 / Good
- 目標途上水準 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達している。
- 目標下限水準 / Adequate
- 目標下限水準 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルにおおよそ到達している。
- 近接水準 / Inadequate
- 近接水準 授業を通じて身につける態度・志向性のレベルに到達していない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
履修上の注意
発表の仕方については、授業で詳しく説明します。「演習」は担当者の在外研究、国内研究等で他の担当者になる場合もあります。演習では後輩の指導のために、ゼミで提出されたレポートを随時活用します。重要=感染症や担当者の状況によっては部分的にまたは全体的に遠隔オンデマンド授業になる場合もありますのでご留意ください。「宮平望のホームルーム https://miyahiranozomuhome.wixsite.com/mysite」の「最新情報」を適宜参照してください。卒論は、教務課への正式な提出とは別に、印刷して閉じたものを12回目の授業日に提出すること。発表について、Aは二回目から在学番号順、Bは二回目から在学番号逆順、出席重視につき欠席届や連絡は不要です。
連絡が必要な場合、対面時には授業時間内にし、遠隔時には授業時間内に 00AR000浦島太郎 0(前か後かを入れる)期0曜0時間目「数字やローマ字も含むフルの授業名」 を件名に入れてseinanメールをすること。Moodleに直接返信しないこと。また、吹き出しのマークのメッセンジャー機能も使用しないこと。
卒論演習Bでは、表紙付きの卒論全体を教務課への正式な提出とは別に、印刷して閉じたものを全員の発表の終了後の指定した授業日に提出すること。卒論の題名には、「アメリカ」または「米(国)」という言葉を入れること。