シラバス - 人権教育論
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- ナンバリングコードCode
- CHI-edu1-110
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- 科目名Subject Name
- 人権教育論
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- 担当者名Instructor
- 原口 一夫
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 金曜5時限
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- 教室Classroom
- 1-309
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- 授業形態Course Type
- 講義・演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 人権教育論(教職)
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
①多様な人権課題について、実態や現実について説明できるようになる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
②人権侵害の実態とその解決に向けた最新の社会の動向について説明できるようになる。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
③自らに関わり合いのある人権課題について、解決のための構想を持つ。
授業の概要Method of Instruction
〇 日常の会話や事象の中にある偏見や思いこみについて考察し、それがどのような人権侵害につながっているかを理解する。
〇 質問や意見を随時受け付け、双方向の授業を目指す。
〇 社会的マイノリティとされる人々について、その生活や人権侵害の実態を知り、人権問題解決のための道筋を追究する。
〇 講義ごとに、感想や考え・意見と、その根拠について記述したレポートの提出を求める。
※レポートに記述された意見や質問、理解度を重視して平常点を算出する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
配布した資料や参考図書を読んで、意見や疑問に思ったことを整理しておく。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人権と認識の問題 (1)人権とは
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人権と認識の問題 (2)差別を助長する偏見と思い込み
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (1)子どもの人権 ①いじめ問題
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (2)子どもの人権 ②しつけと体罰の問題
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (3)子どもの人権 ③ヤングケアラーの問題
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (4)若者の就労と人権問題
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (5)障がい者の人権問題
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (6)高齢者の人権問題
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (7)貧困の問題
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (8)外国人労働者の問題
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (9)女性の問題
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (10)性の多様性の問題
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 個別の人権課題 (11)その他の人権問題
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 人権教育論のまとめ
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
山口慎太郎「『家族の幸せ』の経済学」光文社新書
NHKスペシャル取材班「ミッシングワーカーの衝撃」NHK出版新書
稲葉剛「閉ざされた扉をこじ開ける」朝日新書
遠藤まめた「はじめてのLGBT」ちくまプリマー新書
澁谷智子「ヤングケアラー」中公新書
荒井裕樹「障害者差別を問い直す」ちくま新書
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
各講義ごとに、講義内容に関連しての感想や意見等を記述したレポートの提出を求める。
また、レポートの作成に当たっては、自身の経験からのフィードバックがあることが望ましい。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
前回の講義で求めたレポートの概要をまとめ、新たに出てきた課題については、講義の始めに説明し討議する時間を持つ。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
各講義ごとのレポートの内容評価(70%)および総括(まとめ)レポート(30%)に基づいて成績評価を行う。
〇レポートの内容評価は、経験を交えた意見や質問、新たな観点からの提示、理解度を視点に評価する。
〇総括レポートは、講義を行った個別の人権課題から二課題を出題する。
・二課題のうち一課題を共通課題とし、もう一課題については各自の選択とする。
・評価については、当該人権課題についての理解度と解決のための構想記述を視点に評価する。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
①多様な人権課題について、実態や現実について説明できるようになる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 個別の人権課題の歴史、「人権問題に関する県民意識調査」の分析や、報道された資料等を活用し、多様な人権課題の実態や現実について説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 個別の人権課題の歴史、意識調査の分析、報道資料等を活用し、その概略を説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 不十分ではあるものの、個別の人権課題の歴史、意識調査の分析、報道資料等を活用し説明することができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 個別の人権課題の歴史、意識調査の分析、報道資料等について理解することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 個別の人権課題の歴史、意識調査の分析、報道資料等について基礎的な認識を獲得している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
②人権侵害の実態とその解決に向けた最新の社会の動向について説明できるようになる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 個別の人権課題に関する人権侵害の実態と、その解決に向けた社会の動向について法規等を含め総合的に説明することができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 個別の人権課題に関する人権侵害の実態と、その解決に向けた社会の動向について説明することができる。
- 目標途上水準 / Good
- 不十分ではあるものの、個別の人権課題に関する人権侵害の実態と、その解決に向けた社会の動向について説明することができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 人権侵害の実態に関する認識と解決に向けた方策について理解することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 課題解決に向けた基礎的な理解を獲得することができる。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 格差が差別を産み出し、差別が格差を拡大させている実態がある。格差がもたらす貧困の問題は、「自己責任」の問題として片付けられてしまいがちであるが、そこに人権の問題が深く横たわっていることを理解しなければならない。そういう社会であるから、いついかなる理由で自らが人権侵害(被差別・加差別)の当事者にならんとも限らない。そのため、多様な人権課題と自分の中にある差別意識を知るとともに、人権侵害(差別)に立ち向かっていくための力をつけていくことが求められる。人権侵害の実態に目を向け、その要因について理解し、解決に向けての展望を持つことを目標とする。具体的には次の項目を達成目標とする。
③自らに関わり合いのある人権課題について、解決のための構想を持つ。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 自らに関わり合いのある人権課題の解決に向け、その歴史性や社会の動向、法規等を踏まえ、解決のための構想を持つことができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 自らに関わり合いのある人権課題の解決に向け、その歴史性や社会の動向、法規等を踏まえ、解決にむけた方策を持つことができる。
- 目標途上水準 / Good
- 不十分な点はあるが、自らに関わり合いのある人権課題の解決に向け、その歴史性や社会の動向、法規等を踏まえ、解決にむけた方策について考えることができる。
- 目標下限水準 / Adequate
- 人権課題の解決に向けた社会の動向について理解することができる。
- 近接水準 / Inadequate
- 人権課題の解決に向け、基礎的な知識は獲得している。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
日頃から社会的マイノリティの問題に関心を持って、気づき発見した人権課題について授業で活かせるように整理しておく。