シラバス - 学校図書館メディアの構成

  • ナンバリングコードCode
    TEA-lib3-302
  • 科目名Subject Name
    学校図書館メディアの構成
  • 担当者名Instructor
    永利 和則
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    集中
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    無その他
  • 教室Classroom
    ダミー教室
  • 授業形態Course Type
    講義・演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
-
本講義では、高度情報化社会において、司書教諭が学校図書館の専門的職員として、身に付けておくべき学校図書館メディアの有効性の理解及びその効果的・効率的な活用を図るために必要な資質の獲得を目標とする。
学校図書館メディアの構成のテーマは、「学校図書館にはどのようなメディアがあるのか?」「メディアを収集、整理、保存し、活用するとはどのようなことか?」など、学校図書館メディアの基本的知識を理解し、活用することにある。

授業の概要Method of Instruction

本講義は授業内容に沿って、教科書をまとめたパワーポイント資料及びプリント等を使いながらおこなう。また、フィルムコーティングの実技、分類・目録の演習、西南学院小学校図書館での学外授業により、学校図書館メディアの内容と活用方法についての理解をさらに深めていく。


 
 
 

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

本講義は講義科目であるので、授業回毎に2 コマ相当(200 分)の自主学習を求める。事前学習として、毎回の授業に該当する教科書及び参考書等の当該箇所について、事前に目を通して概要を把握しておく。事後学習として、教科書をまとめたパワーポイント資料や授業で配布した資料は、必ず復習した上で、持参して授業に出席する。  

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    高度情報社会における学校教育と学校図書館メディア①(高度情報化社会の現状、情報メディアの教育的意義)
  • 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    高度情報社会における学校教育と学校図書館メディア②(学習環境の変化)
  • 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディアの種類と特性①(印刷メディア)
  • 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディアの種類と特性②(視聴覚メディア、映像メディア、電子メディア、ファイル資料)
  • 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディアの種類と特性③(特別な教育的ニーズに応える学校図書館メディア)
  • 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館のコレクション構築①(コレクション構築の基本)
  • 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館のコレクション構築②(メディアの選択と収集方針、組織体制の確立、メディア選択のためのツール)
  • 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館のコレクション構築③(ファイル資料の整備、コレクションの評価・更新・廃棄)
  • 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディア組織化の意義と展開(図書の装備、配架、メディアの多様化)
  • 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学外授業(西南学院小学校図書館)
  • 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディア組織化の実際:目録法①(目録の意義、種類と特性、日本目録規則)
  • 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディア組織化の実際:目録法②(目録作業の実際、演習)
  • 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディア組織化の実際:主題索引法①(主題索引法の意義、分類法、件名標目法)
  • 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
    学校図書館メディア組織化の実際:主題索引法②(分類作業の実際、演習)

教科書・テキストTextbooks

「探究 学校図書館学」編集委員会編『第2巻 学校図書館メディアの構成(探究 学校図書館学)』全国学校図書館協議会.2020

参考書等References

緑川信之編著『学校図書館メディアの構成 第2版(メディア専門職養成シリーズ2)』学文社.2009
全国学校図書館協議会編『学校図書館メディアの構成 (シリーズ学校図書館学第2巻)』全国学校図書館協議会.2010
北克一、平井尊士著『新訂 学校図書館メディアの構成』放送大学教育振興会.2012
この他にも必要に応じて随時資料を配布する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

学外授業での提出課題は、西南学院小学校図書館の学校司書の説明や館内の見学によって得た情報を基に、西南学院小学校図書館における学校図書館メディアの状況を所定の用紙にまとめて提出することである。
最終課題レポートは、学校図書館メディアに関する指定したテーマについて論述したレポートを提出することである。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

各講義後のテーマに対するコメントは、次回の講義の冒頭で紹介する。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

成績評価は、最終課題レポート(50点満点)、学外授業での提出課題(30点満点)及び授業への参加状況(20点満点)によりおこなう。
なお、単位認定には、DP観点が目標下限水準以上であることを条件とする。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
-
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
学校図書館メディアの有効性を理解し、その効果的・効率的な活用について考え、説明することができる。
・学校図書館メディアにはどのような種類があるかを分析して説明できる。
・学校図書館メディアを収集、整理、保存して、提供することについて理解して説明できる。
・学校図書館メディアをアクティブ・ラーニングの視点から探究学習への活用方法等を分析して説明できる。
評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
学校図書館メディアについて、学んだ知識による自身の分析及び説明を、他の知識や教育学的知見と照らし客観的・総合的に批評することができる。
目標到達水準 / Excellent
学校図書館メディアについて、学習した知識で十分に分析し包括的に説明できる。
目標途上水準 / Good
学校図書館メディアについて、不十分な点はあるものの学習した知識で分析し説明できる。
目標下限水準 / Adequate
学校図書館メディアについて、学習した知識を現実に適用することができる。
近接水準 / Inadequate
該当なし
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
正当な理由なく授業を欠席した場合、成績評価は「評価不能」とする。

履修上の注意Other Course Information

西南学院小学校図書館の学外授業は、学校訪問であることを念頭に入れて、服装等には十分配慮する。