シラバス - フランス語圏文化研究
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- ナンバリングコードCode
- FLS-frs3-319
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- 科目名Subject Name
- フランス語圏文化研究
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- 担当者名Instructor
- 北垣 徹
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 木曜2時限
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- 教室Classroom
- 2-402
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- 授業形態Course Type
- 講義
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- フランス表象文化論
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 様々なメディアを利用しながら、基礎的なフランス語を理解しつつ、フランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識を身に付ける。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 習得したフランス語の運用能力や、フランス語圏の文化や歴史についての知識をもとに、多様な観点から考察を加えつつ、論理の展開や表現の方法を工夫しながらレポートを作成できる。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- フランス語圏の歴史を踏まえつつ、現代の諸問題について本質を捉え、解決の糸口を探ることができる。
授業の概要Course Overview
本講義では、現在のフランスが抱える様々な問題点を出発点として、植民地主義の拡大、デモクラシーの構築、ライシテ(宗教と政治の分離)の成立、都市化の進展、精神/薬物療法の浸透、食生活の激変などの主題について、それぞれの歴史的背景を参照しつつ、文化的意味を探る。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
Moodle上に事前に掲示される資料は、各自で事前に目を通しておくこと。またレポート作成のために、授業の時間外に資料を探し、読み進めねばならない。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イントロダクション:歴史と物語/近代という運動
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 植民地主義の拡大(1):17〜18世紀
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 植民地主義の拡大(2):19〜20世紀
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- デモクラシーの構築(1):権利の宣言と人民主権
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- デモクラシーの構築(2):代表制・普通選挙・女性参政権
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- デモクラシーの構築(3):コントル・デモクラシー
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ライシテの成立(1):宗教改革と反宗教改革
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ライシテの成立(2):フランス革命期から第三共和政期
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 都市化の進展(1):パリの歴史
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 都市化の進展(2):人口と衛生
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 精神療法と薬物療法
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 世界を変える食品(1):砂糖
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 世界を変える食品(2):コーヒーとカカオ
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 世界を変える食品(3):ワインとビール
教科書・テキストTextbooks
特に指定するテキストはない。「参考書等」に掲げる文献や、講義中に紹介する文献・資料等を適宜参照のこと。
参考書等References
東京都立大学フランス文学研究室編『フランスを知る―新〈フランス学〉入門』(法政大学出版局)
新倉俊一他編『事典 現代のフランス[増補版]』(大修館書店)
西永良成『変貌するフランス―個人・社会・国家』(NHKブックス)
服部春彦・谷川稔編『フランス近代史―ブルボン王朝から第五共和政へ』(ミネルヴァ書房)
福井憲彦編『新版世界各国史12 フランス史』(山川出版社)
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
各回で提出するコメントや学期末に作成するレポート(作成前にテーマや参考文献を届け出なければならない)。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
授業に関する質問は、随時moodleを通じて受け付ける。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
各回で提出するコメント(20%)および学期末に作成するレポート(80%)。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 様々なメディアを利用しながら、基礎的なフランス語を理解しつつ、フランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識を身に付けている。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 多様なメディアを使いこなし、フランス語で書かれた記事を十分に理解し、自らの卓越した力によってフランス語圏の多様な文化や歴史に関する幅広い知識を身に付けている。
- 目標到達水準 / Excellent
- 多様なメディアを使いこなし、フランス語で書かれた記事をある程度理解し、自らの力でフランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識をある程度身に付けている。
- 目標途上水準 / Good
- 一部のメディアを使って、フランス語で書かれた記事をある程度理解し、授業を通じてフランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識を得ている。
- 目標下限水準 / Adequate
- フランス語で書かれた記事を理解することはできないが、授業を通じてフランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識を得ている。
- 近接水準 / Inadequate
- フランス語で書かれた記事を理解することができず、授業を通じてフランス語圏の多様な文化や歴史に関する知識を得ていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 習得したフランス語の運用能力や、フランス語圏の文化や歴史についての知識をもとに、多様な観点から考察を加えつつ、論理の展開や表現の方法を工夫しながらレポートを作成できる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- すぐれたフランス語能力や、フランス語圏の文化や歴史についての知識をもとに、多様な観点から考察を加えつつ、論理の展開や表現の工夫も十分に行ってレポートを作成できる。
- 目標到達水準 / Excellent
- ある程度のフランス語能力や、フランス語圏の文化や歴史についての知識をもとに、多様な観点から考察を加えつつ、論理の展開や表現の工夫もある程度行ってレポートを作成できる。
- 目標途上水準 / Good
- ある程度のフランス語能力や、フランス語圏の文化や歴史に着いての知識をもとにレポートを作成できるが、観点の多様性が限られており、論理の展開や表現の工夫に乏しい。
- 目標下限水準 / Adequate
- フランス語能力や、フランス語圏の文化や歴史についての知識が限られており、何とかレポートは作成できるが、観点の多様性・論理の展開、表現の工夫が窺われない。
- 近接水準 / Inadequate
- フランス語能力や、フランス語圏の文化や社会についての知識が乏しく、レポートを作成することができない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- フランス語圏の歴史を踏まえつつ、現代の諸問題について本質を捉え、解決の糸口を探ることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 現代の諸問題について、問題の本質を的確に捉え、実現可能と思われるすぐれた解決の糸口を探ることができる。
- 目標到達水準 / Excellent
- 現代の諸問題について、問題の本質を的確に捉え、実現可能と思われる何らかの解決の糸口を探ることができる。
- 目標途上水準 / Good
- 現代の諸問題について、問題の本質を多少なりとも捉えてはいるが、実現不可能な解決の糸口を探るにとどまっている。
- 目標下限水準 / Adequate
- 現代の諸問題について、問題の本質を多少なりとも捉えてはいるが、解決の糸口を探るまでにはいたっていない。
- 近接水準 / Inadequate
- 現代の諸問題について、問題の本質を捉え切れておらず、解決の糸口をまったく見いだせていない。
- 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適。
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
質問やコメントを通じてなど、講義への積極的参加を望む。またレポート作成に当たっては、十分な読書を行うこと。