シラバス - 異文化理解
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- ナンバリングコードCode
- FLS-ens3-311
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- 科目名Subject Name
- 異文化理解
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- 担当者名Instructor
- 宮原 哲
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 水曜3時限
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- 教室Classroom
- 2-301
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- 授業形態Course Type
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:その他または複数言語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 文化と文化の多様性の概念を理解し、多様な文化が存在する世界で、効果的な異文化交流のために文化間の関係を理解し、様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら文化の多様性を受容するための知識、態度、スキルを向上する。
1. 文化が与えられたものではなく、日常の交流の過程で創られ、変化し、維持されるシンボルの産物という考え方を持つことができる
2. 自らの文化を他の文化と比較対照しつつ、両者の類似点や相違点を敏感に認識し、知識として統合することができる
3. 日常の生活と学術的な研究結果として、理解、発見できたことを説得力ある方法で表現することができる。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- コミュニケーション学分野に関する研究活動に必要とされる基礎的な研究方法、及びコミュニケーション学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身につける。
1. 研究がコミュニケーション活動の一環であることを理解する
2. 自ら適切で的確な課題を設定し、研究の計画を立て、実践できる
3. 他者とシンボルを介して意見、情報等を交換し、議論を重ねて知を追求することができる
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- コミュニケーション学を学ぶ目的、及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解しているとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につける。
1. さまざまな社会事象に好奇心を抱くことができる
2. 自らが設定した問に答えることが学問ということを理解できる
3. 知的作業としてのディスカッションに参加したり、率先したりすることができる
授業の概要Course Overview
文化は言語を介する交流の産物であること、文化差を理解し、特に英語圏の国・地域の歴史や社会を学び、異文化との交流を通して初めて自文化への気づきが得られ、高められるという異文化コミュニケーションの現状を認識、理解しながら異文化理解・適応の課題であるスキルを習得する。この授業は適宜日本語と英語を使用して進める。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
「文化」は当たり前のこととして考える(考えない)傾向が強いので、授業の前後に自分自身の文化やそれを習得した経緯、影響などについて常に考える必要がある。身の回りで起こることに常に好奇心を抱き、問題意識をもって接する必要がある。そのためどの程度の事前・事後学習の時間が必要か明確にすることは困難だが、最低各100分程度の学習を要する。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 授業全体の目的・目標を明らかにし、課題の本質を説明する
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 言語と文化―言語が異なれば国内外に限らず文化が多様化することを考える
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 日本語、英語を介して作られる文化の特徴
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 「異文化」が指すことの理解と、海外・国内、地域、世代、性でも異文化が存することの体験
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 「文化」の総括的な理解―留学生との交流を通して知る海外と国内の違い、類似
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- コミュニケーション・コンピテンスの概念の理解
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 言語とコミュニケーション・コンピテンスとの関わり
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 非言語とコミュニケーション・コンピテンスとの関わり
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 言語、文化、認識の相互関係
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 「異文化」を理解し、適応するために必要な能力の理解と実践
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 特定の文化の理解と適応:日本と英語文化―英語圏の大学生とのネットによる合同授業
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 特定の文化の理解と適応:日本国内の「異文化」
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 特定の文化の理解と適応:ジェンダー
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 特定の文化の理解と適応:年齢差
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
なし
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
学生自らが問題意識を抱いて考えることを中心に授業を組み立て、アクティブラーニングを実践する。個人、グループによるエクササイズや発表を多く行う。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
各種課題に適宜コメントする。
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
定期試験(40%) 問題提起レポート(30%) 口頭発表(30%)
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 文化と文化の多様性の概念を理解し、多様な文化が存在する世界で、効果的な異文化交流のために文化間の関係を理解し、様々なジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら文化の多様性を受容するための知識、態度、スキルを身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 「文化」を多角的に観察し、自文化中心思考に陥らず、それぞれの多様な側面を理解する能力に優れている
2. 文化間の「異」を感じ取り、理解し、適切に統合しようとする能力に優れている
3. 異文化の相違や類似を説得力ある方法で他者に伝える能力に優れている
- 目標到達水準 / Excellent
- 1. 「文化」を多角的に観察し、自文化中心思考に陥らず、それぞれの多様な側面を理解する能力を持っている
2. 文化間の「異」を感じ取り、理解し、適切に統合しようとする能力を持っている
3. 異文化の相違や類似を説得力ある方法で他者に伝える能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 「文化」を多角的に観察し、自文化中心思考に陥らず、それぞれの多様な側面を理解する能力を概ね持っている
2. 文化間の「異」を感じ取り、理解し、適切に統合しようとする能力を概ね持っている
3. 異文化の相違や類似を説得力ある方法で他者に伝える能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 「文化」を多角的に観察し、自文化中心思考に陥らず、それぞれの多様な側面を理解する能力が不十分である
2. 文化間の「異」を感じ取り、理解し、適切に統合しようとする能力が不十分である
3. 異文化の相違や類似を説得力ある方法で他者に伝える能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 「文化」を多角的に観察し、自文化中心思考に陥らず、それぞれの多様な側面を理解する能力をほとんど持っていない
2. 文化間の「異」を感じ取り、理解し、適切に統合しようとする能力をほとんど持っていない
3. 異文化の相違や類似を説得力ある方法で他者に伝える能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- コミュニケーション学分野に関する研究活動に必要とされる基礎的な研究方法、及びコミュニケーション学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 研究がシンボル活動であることを理解し、適切な研究方法を創造する能力に優れている
2. 先行研究を調査し、研究方法や議論の展開を批判的に考察する能力に優れている
3. 知的探求に根拠を持つ考え方を広く、論理的に展開する能力に優れている
- 目標到達水準 / Excellent
- 1. 研究がシンボル活動であることを理解し、適切な研究方法を創造する能力を持っている
2. 先行研究を調査し、研究方法や議論の展開を批判的に考察する能力を持っている
3. 知的探求に根拠を持つ考え方を広く、論理的に展開する能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 研究がシンボル活動であることを理解し、適切な研究方法を創造する能力を概ね持っている
2. 先行研究を調査し、研究方法や議論の展開を批判的に考察する能力を概ね持っている
3. 知的探求に根拠を持つ考え方を広く、論理的に展開する能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 研究がシンボル活動であることを理解し、適切な研究方法を創造する能力が不十分である
2. 先行研究を調査し、研究方法や議論の展開を批判的に考察する能力が不十分である
3. 知的探求に根拠を持つ考え方を広く、論理的に展開する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 研究がシンボル活動であることを理解し、適切な研究方法を創造する能力をほとんど持っていない
2. 先行研究を調査し、研究方法や議論の展開を批判的に考察する能力をほとんど持っていない
3. 知的探求に根拠を持つ考え方を広く、論理的に展開する能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- コミュニケーション学を学ぶ目的、及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解しているとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 社会生活の一環としてのコミュニケーション行動を理論的、批判的に観察、理解する能力に優れている
2. 文化がコミュニケーションの産物で、相互に影響し合うことを理解し、自らの文化を考える能力に優れている
3. 他者との交流における「文化差」を受け止め、冷静に対処する能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- 1. 社会生活の一環としてのコミュニケーション行動を理論的、批判的に観察、理解する能力を持っている
2. 文化がコミュニケーションの産物で、相互に影響し合うことを理解し、自らの文化を考える能力を持っている
3. 他者との交流における「文化差」を受け止め、冷静に対処する能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 社会生活の一環としてのコミュニケーション行動を理論的、批判的に観察、理解する能力を概ね持っている
2. 文化がコミュニケーションの産物で、相互に影響し合うことを理解し、自らの文化を考える能力を概ね持っている
3. 他者との交流における「文化差」を受け止め、冷静に対処する能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 社会生活の一環としてのコミュニケーション行動を理論的、批判的に観察、理解する能力が不十分である
2. 文化がコミュニケーションの産物で、相互に影響し合うことを理解し、自らの文化を考える能力が不十分である
3. 他者との交流における「文化差」を受け止め、冷静に対処する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 社会生活の一環としてのコミュニケーション行動を理論的、批判的に観察、理解する能力をほとんど持っていない
2. 文化がコミュニケーションの産物で、相互に影響し合うことを理解し、自らの文化を考える能力をほとんど持っていない
3. 他者との交流における「文化差」を受け止め、冷静に対処する能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation
履修上の注意Other Course Information
この授業は英語「を」の代わりに、英語「で」コミュニケーション学を学ぶ場と考えて履修してもらいたい。コミュニケーション学の概念や理論の中には、英語で、あるいは日本語で考えた方が意味を成すものも少なくないので、適宜言語を切り替えて進める。