シラバス － 英語圏文化研究B(北アメリカ)(1)

  • ナンバリングコードCode
    FLS-ens2-228
  • 科目名Subject Name
    英語圏文化研究B(北アメリカ)(1)
  • 担当者名Instructor
    宮本　敬子
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    後期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    火曜1時限
  • 教室Classroom
    2-301
  • 授業形態Course Type
    講義 ・ 演習
  • メディア授業Distance Learning Course
  • 備考Remarks
    英米文学・文化研究B(1)/英語文学・文化研究B(1)

    使用言語：日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
  • 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
    可

授業の到達目標Objectives to be Attained

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
北アメリカ英語圏文化についての教養を培う。

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
北アメリカについての話題を考察する英語運用能力を身に付ける。

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C（総合的な学修経験・創造性）
北アメリカ文化に関する基礎的な研究方法を活用することができる。

授業の概要Method of Instruction

「アメリカ映画におけるジェンダー・セクシュアリティー表象」
アメリカ映画において、ジェンダー・セクシュアリティがどのように表象されてきたのかを歴史的に学ぶことによって１）テキストを通して現代英語の読解力を高める、２）映画批評の基礎を学び、ジェンダー・フェミニズム思想、クイア理論などに関する知識を深める、３）社会の支配的イデオロギーと大衆文化メディアの関係を考察する、ことを目標とする。人種・階級・ジェンダー・セクシュアリテイーの観点から、アメリカ映画１００年の歴史を概説したテキスト、America on Film: Representing Race, Class, Gender and Sexuality at the Movies (Blackwell, 2004) の Part IV: Gender and American Film、および Part V: Sexuality and American Filmを中心に、ジェンダー・セクシュアリティの問題がアメリカ映画では歴史的にどのように取り扱われてきたかを講義する。大衆文化メディアが、支配的イデオロギーの維持と強化に貢献する装置となりやすいことは言うまでもないが、その中でも潜在的批評性、転覆性のある映画に注目していきたい。使用するテキストはPart IVのみを日本の大学教科書用に短縮したものなので、省略された部分を必要に応じて補足し、十分に説明されていない問題を解説しつつ進めていく。また、図書館や言語教育センター所蔵の映像資料を利用して、テキストで取り上げられた映画をできるだけ多く鑑賞して欲しい。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

毎週の講義内容に関連するテキストやプリントの箇所を読んでくる。(50%)
また、図書館や言語教育センター所蔵の映像資料を利用して、テキストで取り上げられた映画をできるだけ多く鑑賞する。(50%)

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1 遠隔授業 （Distance） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    イントロダクション:ハリウッド映画におけるジェンダー
  • 2回目Session 2 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    初期アメリカ映画における女性表象
  • 3回目Session 3 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    古典的ハリウッド映画における女性表象
  • 4回目Session 4 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    第２次世界大戦と女性映画
  • 5回目Session 5 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    視覚的快楽と物語映画
  • 6回目Session 6 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    初期アメリカ映画と男性スターの誕生
  • 7回目Session 7 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    第２次世界大戦とフィルム・ノワール
  • 8回目Session 8 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    アメリカン・ニューシネマにおけるマスキュリニティ
  • 9回目Session 9 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    フェミニズム運動とハリウッド
  • 10回目Session 10 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    ハリウッド映画におけるセクシュアリティ：『セルロイド・クローゼット』
  • 11回目Session 11 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    古典的ハリウッド映画とホモ/ヘテロ セクシュアリティ
  • 12回目Session 12 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    AIDS危機とハリウッド
  • 13回目Session 13 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    クィア理論とニュー・クィア・シネマ
  • 14回目Session 14 対面授業 （Face-to-Face） 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review)：200分
    Review

教科書・テキストTextbooks

Harry M. Benshoff and Sean Griffin, Gender and American Film: How Men and Women Have Been Represented in the Hollywood Films（英宝社）
その他プリントを使用する。

参考書等References

授業時に適宜紹介する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

授業時にコメントシートを提出する。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

Moodleを通して行う。

成績評価Evaluation

成績評価の方法 / Evaluation Method

授業への参加状況(30%)、プレゼンテーション(30%)、期末試験(40%)等で総合評価する。

観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated

SEQ 1

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
A（知識・技能）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識を習得している。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識の習得に優れている。
目標到達水準 / Excellent
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識の習得ができている。
目標途上水準 / Good
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識の習得が概ねできている。
目標下限水準 / Adequate
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識の習得が不十分である。
近接水準 / Inadequate
北アメリカ英語圏の文学と文化に関する知識の習得がほとんどできていない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 2

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
B（思考力・判断力・表現力等）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
北アメリカの話題を考察する英語運用能力を身に付け、自らの意見を発信することができる。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
北アメリカの話題を考察する英語運用能力に優れ、自らの意見を発信することに優れている。
目標到達水準 / Excellent
北アメリカの話題を考察する英語運用能力の習得が目標に達しており、自らの意見を発信することができる。
目標途上水準 / Good
北アメリカの話題を考察する英語運用能力の習得が目標に到達途上であり、自らの意見を信することが概ねできる。
目標下限水準 / Adequate
北アメリカの話題を考察する英語運用能力の習得が不十分であり、自らの意見を発信する能力が不十分である。
近接水準 / Inadequate
北アメリカの話題を考察する英語運用能力の習得がほとんどできておらず、自らの意見を発信することがほとんどできない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適

SEQ 3

DP観点 / Diploma Policy
Target Category
C（総合的な学修経験・創造性）
成績評価の規準 / Evaluation Criteria
北アメリカ文化に関して調査・分析する能力を習得する。
評価尺度（水準）/ Evaluation Scale
卓越水準 / Outstanding
北アメリカ文化に関して調査・分析する能力が優れている。
目標到達水準 / Excellent
北アメリカ文化に関して調査・分析できる。
目標途上水準 / Good
北アメリカ文化に関して調査・分析することが概ねできる。
目標下限水準 / Adequate
北アメリカ文化に関して調査・分析できる能力が不十分である。
近接水準 / Inadequate
北アメリカ文化に関する調査・分析がほとんどできない。
評価不能 / Unevaluable
評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation

履修上の注意Other Course Information