シラバス - 英語学研究B
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- ナンバリングコードCode
- FLS-ens3-310
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- 科目名Subject Name
- 英語学研究B
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- 担当者名Instructor
- 中西 弘
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 水曜1時限
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- 教室Classroom
- 4-301
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- 授業形態Course Type
- 講義 ・ 演習
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- メディア授業Distance Learning Course
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
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- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 不可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識と思考能力を習得するとともに、言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して深い関心を持つことが出来る。
①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識を習得する。
②言語学的な思考能力を身に付ける。
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して深い関心を持つことが出来る。
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 様々な言語現象を言語学の観点から考察し、言語学的論理の展開や議論の方法を身に付ける。
①様々な言語現象を言語学の観点から考察できる。
②言語学的に論理を展開し議論を行うことができる。
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信することができる。
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 英語学研究の研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び英語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身に付ける。
①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法を理解できる。
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決することができる。
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめることができる。
授業の概要Course Overview
リーディング・リスニングの認知メカニズムを解明するうえで、人間に備わる記憶システムを明らかにすることは必要不可欠である。本授業では、言語習得・記憶研究にまつわる研究から得られた様々なデータを基に、ことばの習得プロセスについて議論する。
目標は以下のとおりである
(1)ことばを獲得する認知プロセスを理解する
(2)ことばの理解・学習に必要不可欠な記憶システムを理解する
(3)上記の知見をもとに、外国語学習・教育へどのように応用できるか考えることが出来る
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前学習:moodleにアップされた論文を読み、ワークシートの質問に答える(2時間程度必要)。
事語学習:論文・授業内容を通して考えたことをMoodleフォーラムに投稿(1時間程度必要)
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イントロダクション
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- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 音声知覚プロセス
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- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 記憶システム:短期記憶・長期記憶・ワーキングメモリと言語獲得
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- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- プロソディと情報処理単位の形成(チャンキング)
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- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 語彙処理プロセス:メンタルレキシコンの仕組み・語彙アクセス
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- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文理解プロセス(1):文解析器の仕組み
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- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文理解プロセス(2):プロソディ・語彙情報が統語解析に及ぼす影響
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- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文章理解プロセス(1):文章理解モデル
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- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文章理解プロセス(2):推論生成のメカニズム
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- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 外国語の熟達化プロセス(1):シャドーイング・リピーティングの効果・神経基盤
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- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 外国語の熟達化プロセス(2):統語処理の自動化プロセス
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- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 音響分析演習(1)フォルマント分析
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- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 音響分析演習(2)プロソディ分析
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- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 定期テスト、外国語の熟達化プロセスのまとめ
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
なし
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
授業活動(40%)、試験(60%)
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - A(知識・技能)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識と思考能力を習得するとともに、言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して深い関心を持つことが出来る。
①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識を習得している。
②言語学的な思考能力を身に付けている。
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して深い関心を持つことが出来る。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- ①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識の習得に優れている
②言語学的な思考能力の習得に優れている
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して特に深い関心を持つことが出来ている - 目標到達水準 / Excellent
- ①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識の習得が出来ている
②言語学的な思考能力の習得ができている
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して深い関心を持つことが出来ている - 目標途上水準 / Good
- ①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識の習得が概ね出来ている
②言語学的な思考能力の習得が概ね目標に達している
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して関心を持つことが概ね出来ている - 目標下限水準 / Adequate
- ①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識の習得が不十分である
②言語学的な思考能力の習得が不十分である
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対する関心の持ち方が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- ①英語の仕組みと意味や働きなどの言語学的な知識の習得が出来ていない
②言語学的な思考能力の習得が出来ていない
③言語の背景にある音声・意味・構造を支配する規則に対して関心を持つことが出来ていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 様々な言語現象を言語学の観点から考察し、言語学的論理の展開や議論の方法を身に付けている。
①様々な言語現象を言語学の観点から考察できる。
②言語学的に論理を展開し議論を行うことができる。
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信することができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- ①様々な言語現象を言語学の観点から考察する能力に優れている
②言語学的に論理を展開し議論を行う能力に優れている
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信する能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- ①様々な言語現象を言語学の観点から考察できる
②言語学的に論理を展開し議論を行うことができる
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信することができる - 目標途上水準 / Good
- ①様々な言語現象を言語学の観点から概ね考察できる
②言語学的に論理を展開し議論を行うことが概ねできる
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信することが概ねできる - 目標下限水準 / Adequate
- ①様々な言語現象を言語学の観点から考察する能力が不十分である
②言語学的に論理を展開し議論を行う能力が不十分である
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- ①様々な言語現象を言語学の観点から考察できない
②言語学的に論理を展開し議論を行うことができない
③自らの考えや意見などをプレゼンテーションやレポートとして発信することができない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 英語学研究の研究活動に必要となる基礎的な研究方法及び英語学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身に付けている。
①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法を理解できる。
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決することができる。
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめることができる。
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
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- 卓越水準 / Outstanding
- ①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法の理解に優れている
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決する能力に優れている
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめる能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- ①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法を理解している
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決することができる
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめることができる - 目標途上水準 / Good
- ①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法を概ね理解できている
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決することが概ねできる
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめることが概ねできる - 目標下限水準 / Adequate
- ①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法の理解が不十分である
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決する能力が不十分である
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめる能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- ①英語学研究の研究活動に必要な基礎的な調査方法や分析方法を理解できていない
②これらの研究方法を実際に活用し、自ら課題を立て、それを解決することができない
③自ら課題を立て調査・分析した内容をアカデミック・エッセーとしてまとめることができない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation