シラバス - コミュニケーション学入門(1)
-
- ナンバリングコードCode
- FLS-bas2-215
-
- 科目名Subject Name
- コミュニケーション学入門(1)
-
- 担当者名Instructor
- 清宮 徹
-
- 単位Credit
- 2
-
- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4/2-4
-
- 学期Semester
- 前期
-
- クラスClass
-
- 曜限Day/Period
- 金曜2時限
-
- 教室Classroom
- 4-101
-
- 授業形態Course Type
- 講義
-
- メディア授業Distance Learning Course
-
- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
-
- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
-
- 学内単位互換科目としての受講可否Availability for inter-departmental credit transfer
- 可
授業の到達目標Objectives to be Attained
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 人間コミュニケーション学のさまざまなジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力を身につける
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 人間コミュニケーション学に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及びコミュニケーション学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身につける
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- コミュニケーション学を学ぶ目的及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解するとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につける
授業の概要Course Overview
本講座は、外国語学部の1年生を主な対象者として、アメリカやヨーロッパで発展してきたコミュニケーション学の基本的考え方(概念と理論)を平易に紹介する。ここで学んだことを、多様な人間関係、例えば友人関係、恋愛関係、家庭、ビジネス、国際協力など、幅広い領域に応用・実践してもらいたい。グローバル化において、とくに文化や価値観が異なる人々と交流する機会が増え、また教育やビジネスの国際化、国際結婚、国際政治や国家間対立など、多様で複雑な課題が広がっている。コミュニケーション学の基礎を学ぶことを通して、価値観や人種などの違いを尊重し、相互理解を推進するコミュニケーションの修得を目指す。究極的には、国際平和を目指した草の根のグローバル化を実践できる人材を養成したい。
そこで本講座は異文化コミュニケーションの教科書をもとに、以下のような学際的なアプローチにより、いくつかの重要なトピックを学ぶ予定である。1)グローバル化、2)文化、3)言葉と英語、4)非言語、5)時間と空間、6)異文化接触、7)メディアなどの課題を、コミュニケーションとの関係で考える。
授業は全体として講義形式が中心となるが、積極的なディスカッションも多く取り入れ、みんなでともに考える授業にしていきたい。講義や課題を通して、今まで自分たちが当然のこととして見過ごしてきた自明の理(日常の当たり前)を振り返り、普段気にとめていなかったコミュニケーションの世界にについて再検討してもらいたい。
この講義は「実務経験のある教員による授業科目」です。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
授業外の活動として、2つの課題が求められる。アルバイト先や友人、親などにインタビューする活動は、その分析やレポートと合わせて、4-5時間以上が必要であろう。毎週の課題として、教科書の該当部分を予習して読み、そのサマリーを作る課題を遂行するため、毎回1.5時間ほどの学習が求められる。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
-
- 1回目Session 1 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- イントロ:コミュニケーション再考
-
- 2回目Session 2 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 多様なグローバル化 (Ch: 1)
-
- 3回目Session 3 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文化とは何か (Ch: 2)
-
- 4回目Session 4 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- コミュニケーションとは何か (Ch: 3)
-
- 5回目Session 5 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- ことばとコミュニケーション (Ch: 4前半)
-
- 6回目Session 6 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 英語とコミュニケーション (Ch: 4後半)
-
- 7回目Session 7 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):210分
- 非言語コミュニケーション (Ch: 5)
-
- 8回目Session 8 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 時間と空間 (Ch: 6前半)
-
- 9回目Session 9 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 時間と空間 (Ch: 6後半)
-
- 10回目Session 10 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 異文化接触 (Ch: 7前半)
-
- 11回目Session 11 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):620分
- 異文化接触 (Ch: 7後半)
-
- 12回目Session 12 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 異空間としてのメディア (Ch: 8)
-
- 13回目Session 13 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- メディア論 (Ch: 9)
-
- 14回目Session 14 対面授業 (Face-to-Face) 事前・事後学習 Study required outside class(Preparation/review):200分
- 文化の政治性とコミュニケーション (Ch: 10)
教科書・テキストTextbooks
池田編著『よくわかる異文化コミュニケーション』ミネルヴァ書房(2010年)
その他の教材は、Moodleを通して、講義ノートを配信。
参考書等References
清宮徹著『組織のディスコースとコミュニケーション』同文舘出版(2019年)
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題1.各章のサマリーノートを作成
課題2.インタビュー分析レポート
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価Evaluation
成績評価の方法 / Evaluation Method
課題1 (25%)、課題2 (25%)、期末試験 (50%)が評価対象となる。出席が重要であり、3回目の欠席から減点される。
観点別評価の入力項目(ルーブリックとその使用方法) / Target to be Evaluated
SEQ 1
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - B(思考力・判断力・表現力等)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 人間コミュニケーション学のさまざまなジャンルや話題に関する事実や意見などを多様な観点から考察し、論理の展開や表現の方法を工夫しながら、目的に応じて議論を行う言語運用能力を身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 人間のコミュニケーションは多岐にわたることを理解し、多方面から自らの社会生活を観察する能力に優れている
2. 社会で起こるさまざまな事象をコミュニケーション学の観点から観察、分析、理解する能力に優れている
3. 観察や分析の結果分かったことを他者とコミュニケーションを通して共有する能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- 1. 人間のコミュニケーションは多岐にわたることを理解し、多方面から自らの社会生活を観察する能力を持っている
2. 社会で起こるさまざまな事象をコミュニケーション学の観点から観察、分析、理解する能力を持っている
3. 観察や分析の結果分かったことを他者とコミュニケーションを通して共有する能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 人間のコミュニケーションは多岐にわたることを理解し、多方面から自らの社会生活を観察する能力を概ね持っている
2. 社会で起こるさまざまな事象をコミュニケーション学の観点から観察、分析、理解する能力を概ね持っている
3. 観察や分析の結果分かったことを他者とコミュニケーションを通して共有する能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 人間のコミュニケーションは多岐にわたることを理解し、多方面から自らの社会生活を観察する能力が不十分である
2. 社会で起こるさまざまな事象をコミュニケーション学の観点から観察、分析、理解する能力が不十分である
3. 観察や分析の結果分かったことを他者とコミュニケーションを通して共有する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 人間のコミュニケーションは多岐にわたることを理解し、多方面から自らの社会生活を観察する能力をほとんど持っていない
2. 社会で起こるさまざまな事象をコミュニケーション学の観点から観察、分析、理解する能力をほとんど持っていない
3. 観察や分析の結果分かったことを他者とコミュニケーションを通して共有する能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 2
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - C(総合的な学修経験・創造性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- 人間コミュニケーション学に関する研究活動に必要となる基礎的な研究方法及びコミュニケーション学に関する専門的知識や研究方法を活用し、自ら課題を解決することのできる創造性を身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 研究がコミュニケーション活動であることを理解し、シンボルを使って知的探求する意欲に優れている
2. 文献から先行研究を調査し、今までに明らかになっている事実を収集し、活用する能力に優れている
3. 自ら設定した課題に、適切な方法で情報を収集し、自らの知識としての解答を構築する能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- 1. 研究がコミュニケーション活動であることを理解し、シンボルを使って知的探求する意欲を持っている
2. 文献から先行研究を調査し、今までに明らかになっている事実を収集し、活用する能力を持っている
3. 自ら設定した課題に、適切な方法で情報を収集し、自らの知識としての解答を構築する能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 研究がコミュニケーション活動であることを理解し、シンボルを使って知的探求する意欲を概ね持っている
2. 文献から先行研究を調査し、今までに明らかになっている事実を収集し、活用する能力を概ね持っている
3. 自ら設定した課題に、適切な方法で情報を収集し、自らの知識としての解答を構築する能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 研究がコミュニケーション活動であることを理解し、シンボルを使って知的探求する意欲が不十分である
2. 文献から先行研究を調査し、今までに明らかになっている事実を収集し、活用する能力が不十分である
3. 自ら設定した課題に、適切な方法で情報を収集し、自らの知識としての解答を構築する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 研究がコミュニケーション活動であることを理解し、シンボルを使って知的探求する意欲をほとんど持っていない
2. 文献から先行研究を調査し、今までに明らかになっている事実を収集し、活用する能力をほとんど持っていない
3. 自ら設定した課題に、適切な方法で情報を収集し、自らの知識としての解答を構築する能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
SEQ 3
- DP観点 / Diploma Policy
Target Category - D(態度・志向性)
- 成績評価の規準 / Evaluation Criteria
- コミュニケーション学を学ぶ目的及びコミュニケーション学を構成する学問体系と基本的な学び方について理解するとともに、生涯にわたり知識を更新し、自らの資質を向上させる学習態度を身につけている
- 評価尺度(水準)/ Evaluation Scale
-
- 卓越水準 / Outstanding
- 1. 知ると分かるの違いを理解し、情報を取捨選択して自らの知的探求に生かす能力に優れている
2. 一つの疑問に複数の答があることを理解し、多方面から一つの疑問を探求する能力に優れている
3. 他者との議論を通して、違った考え方に触れ、必要に応じて自らの考えを修正する能力に優れている - 目標到達水準 / Excellent
- 1. 知ると分かるの違いを理解し、情報を取捨選択して自らの知的探求に生かす能力を持っている
2. 一つの疑問に複数の答があることを理解し、多方面から一つの疑問を探求する能力を持っている
3. 他者との議論を通して、違った考え方に触れ、必要に応じて自らの考えを修正する能力を持っている - 目標途上水準 / Good
- 1. 知ると分かるの違いを理解し、情報を取捨選択して自らの知的探求に生かす能力を概ね持っている
2. 一つの疑問に複数の答があることを理解し、多方面から一つの疑問を探求する能力を概ね持っている
3. 他者との議論を通して、違った考え方に触れ、必要に応じて自らの考えを修正する能力を概ね持っている - 目標下限水準 / Adequate
- 1. 知ると分かるの違いを理解し、情報を取捨選択して自らの知的探求に生かす能力が不十分である
2. 一つの疑問に複数の答があることを理解し、多方面から一つの疑問を探求する能力が不十分である
3. 他者との議論を通して、違った考え方に触れ、必要に応じて自らの考えを修正する能力が不十分である - 近接水準 / Inadequate
- 1. 知ると分かるの違いを理解し、情報を取捨選択して自らの知的探求に生かす能力をほとんど持っていない
2. 一つの疑問に複数の答があることを理解し、多方面から一つの疑問を探求する能力をほとんど持っていない
3. 他者との議論を通して、違った考え方に触れ、必要に応じて自らの考えを修正する能力をほとんど持っていない - 評価不能 / Unevaluable
- 評価に値する情報が不足。または上記の水準に値せず、能力として評価に不適
- 成績評価に関するその他の確認事項 / Other Information for Evaluation