シラバス - ラテン語中級
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- ラテン語中級
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- 担当者名Instructor
- 大月 栄子
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 通年
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜3時限
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- 教室Classroom
- 2-406
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
ラテン語はローマ帝国時代に限らず長期間使用されていた言語で、近世までは正式な論文はラテン語で発表されていたため、多くのラテン語文献が現存している。本授業では、実際の古典のテキストに触れながら、同時に基礎文法を学んでいく。文法はアルファベットから始めるので、ラテン語初級を履修していない方も履修可能である。ラテン語文法を網羅することが目的ではなく、音読方法・基礎文法を学び、年度末には音読でき、簡単な文章が読めるようになることを目標とする。必ずしも用意したテキストの範囲全体を和訳するのではなく、そこで使用されている基礎文法を学ぶことでラテン語の仕組みを知り、同時に内容について考えることが目的である。古典に接する機会を持ち、その豊かさを味わう契機になることを目指す。
授業の概要Course Overview
実際にラテン語で書かれたテキストを読む。まず各テキストについて作品の意図、著者の思想や時代背景などを解説する。次にテキストを音読し、テキストの中で使用されている文法のなかから基礎的なものをピックアップして、練習問題を通して知識を固めていく。習熟度をはかるため、最後に簡単なテストをすることもある。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前に準備することは特にないが、授業で学んだ文法は必ず復習しておくこと。また音読練習も必要である。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- ラテン語の歴史・アルファベット・ラテン語の仕組み
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- 2回目Session 2
- 私は考える。ゆえに私はある。(1) 作品説明・音読・sum動詞
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- 3回目Session 3
- 私は考える。ゆえに私はある。(2) sum動詞・一般動詞
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- 4回目Session 4
- 私は考える。ゆえに私はある。(3) 一般動詞
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- 5回目Session 5
- 私は考える。ゆえに私はある。(4) まとめ・習熟度チェック
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- 6回目Session 6
- 初めに神は天と地を創造された。(1) 作品説明・音読・名詞
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- 7回目Session 7
- 初めに神は天と地を創造された。(2) 名詞
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- 8回目Session 8
- 初めに神は天と地を創造された。(3) 名詞・前置詞
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- 9回目Session 9
- 初めに神は天と地を創造された。(4) まとめ・習熟度チェック
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- 10回目Session 10
- あなたは偉大。(1) 作品説明・音読
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- 11回目Session 11
- あなたは偉大。(2) 命令法・形容詞
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- 12回目Session 12
- あなたは偉大。(3) 疑問文・疑問詞
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- 13回目Session 13
- あなたは偉大。(4) まとめ・習熟度チェック
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- 14回目Session 14
- 前期のまとめ
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- 15回目Session 15
- はじめにことばがあった。前期の復習・受動態
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- 16回目Session 16
- 私にしがみつくのはよしなさい。前期の復習・否定命令
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- 17回目Session 17
- 善は万物が希求するもの。(1) 作品説明・音読
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- 18回目Session 18
- 善は万物が希求するもの。(2) 従属節
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- 19回目Session 19
- 善は万物が希求するもの。(3) まとめ・習熟度チェック
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- 20回目Session 20
- 神あるいは自然。(1) 作品説明・音読
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- 21回目Session 21
- 神あるいは自然。(2) 関係代名詞(主格・属格)
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- 22回目Session 22
- 神あるいは自然。(3) 関係代名詞(対格・与格・奪格)
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- 23回目Session 23
- 神あるいは自然。(4) まとめ・習熟度チェック
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- 24回目Session 24
- 真の友は第二の自己。(1) 作品紹介・音読・比較級
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- 25回目Session 25
- 真の友は第二の自己。(2) 比較級
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- 26回目Session 26
- 真の友は第二の自己。(3) 最上級
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- 27回目Session 27
- 真の友は第二の自己。(4) 接続法
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- 28回目Session 28
- 1年間のまとめ
教科書・テキストTextbooks
松本悦治「ラテン語入門」駿河台出版社(必須)
参考書等References
なし
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
対面授業の場合は練習問題の残りを次の授業までにみておく。また音読できるようにしておくこと。
遠隔授業の場合、毎回1,2問程度の質問を課題として課す。提出期限は授業後1週間以内とする。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
対面の場合は、次回授業で答え合わせと解説をする。
遠隔の場合はMoodle上の「先生からのおしらせ」で、提出期限締め切り後に解答を発表するか、人数に応じて個々にフィードバックする。質問はメールで受け付ける。
成績評価の方法・規準Evaluation Criteria/Method
授業参加・態度(50点)+試験(50点)で採点する。欠席は1回に付き2点減点する。ただし部活動や病欠で所定の届を提出した場合、この限りではない。授業中の私語やスマホ、内職、うつ伏せで寝る、その他迷惑行為などがあるときは予告なしに2点の減点とする。
試験が中止になった場合は14回目、28回目に25点相当の課題で採点する。
履修上の注意Other Course Information
・出席している限りは授業に参加すること。ただ出席しているだけでは単位認定しない。
・クラブ活動や交通事情等で遅刻・欠席する場合は、講師にその旨を伝え、後日必要に応じて公欠届を提出すること。
・遅刻した場合は授業後に講師に理由を伝えること。ただし30分以上の遅刻は欠席とみなす。
・交通機関の遅延届を提出する場合は必ず裏面に学生番号と氏名を記入すること。
・スマホ、タブレットでの撮影・録音を禁止する。
・語学の授業なので、継続して出席することが求められる。