シラバス - 哲学B(4)
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 哲学B(4)
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- 担当者名Instructor
- 楢崎 洋一郎
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 木曜1時限
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- 教室Classroom
- 4-301
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- 備考Remarks
- 哲学(4)
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Courses Taught by Faculty with Practical Experience in a Related Area
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授業の到達目標Objectives to be Attained
・中国の哲学(思想)について、主に宗教思想(特に道教思想・仏教思想)の方面で、重要かつ基礎的な知識を有することができる。
・前近代中国において、道教や仏教などの「宗教」が、どのような位置にあったのかを理解し、日本における仏教や神道などの「宗教」の伝統的位置づけについても、中国との比較を通して、思考・判断する力を有することができる。
・日本におけるさまざまな宗教伝統の中に「中国由来」の要素がどれほど存在しているか、またそれがどのように日本風に「改変」されているか、等について、正確な知識を有することができる。
・中国史のケースを学ぶことを通じて、「社会と宗教との関係」について、幅広い知見にもとづき、偏見に囚われない態度で考える思考力を有することができる。
授業の概要Course Overview
授業は各回の授業内容に沿って、主にプリントを使いながら進めていく。各講義の終了時には、出席カードの裏に、感想・コメント等を書いて提出することが求められる。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
本科目は講義科目である。授業各回に以下のように、1コマ(100分)相当の自主学習を求める。
・毎回の授業にあたり、前もって配布されたプリントに、事前に目を通して概要を把握しておくこと(5割)。
・授業終了後、改めてプリントとノートに目を通し、未理解であった内容を理解すること(5割)。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- 中国の原初的宗教思想:「天」の思想(殷・周・「天命」)
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- 2回目Session 2
- 諸子百家の思想:合理性と宗教性(諸子百家の概要・墨子・「天志」・「明鬼」)
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- 3回目Session 3
- 道家思想の誕生(1):老子(『老子道徳経』・無為自然・柔弱謙下・老子伝説)
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- 4回目Session 4
- 道家思想の誕生(2):荘子など(荘子の人と思想・寓言・「万物斉同」・「胡蝶の夢」・列子)
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- 5回目Session 5
- 仏教とその伝来:仏教思想概論(ゴータマ=ブッダ・四諦八正道・上座部仏教・大乗仏教・北伝と南伝)
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- 6回目Session 6
- 「道教」教団の誕生:太平道と五斗米道(最初の教団宗教・懺悔と病気治癒・黄巾の乱・宗教国家の成立)
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- 7回目Session 7
- 道教とは(1):世界観(道教経典・洞天福地・死生観・仏教からの影響)
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- 8回目Session 8
- 道教とは(2):実践(祭儀・修行・斎醮符呪・煉丹・存思)
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- 9回目Session 9
- 仏教の発展と変容:「中国仏教」の確立(禅・達磨・六祖恵能・北宗と南宗・浄土仏教)
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- 10回目Session 10
- 「三教」の論争:対立と共存(「夷華論」・老子化胡説・三教一致論)
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- 11回目Session 11
- 道教の変容(1):「外丹」から「内丹」へ(煉丹術・水銀中毒・内丹・張伯端・性命双修)
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- 12回目Session 12
- 道教の変容(2):全真教の成立と発展(王重陽・長春真人・禅宗と道教)
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- 13回目Session 13
- 中国歴代王朝の宗教政策:保護と弾圧と利用(宗教と政治・沙門不敬王者論・国家の宗教管理)
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- 14回目Session 14
- 日本と仏教・道教・儒教、そして神道:日中比較(道教と神道・道教と修験道・道教と陰陽道)
教科書・テキストTextbooks
神塚淑子『道教思想10講』岩波書店、岩波新書、2020年
参考書等References
福井康順・山崎宏・木村英一・酒井忠夫 監修『道教(1~3巻)』平河出版社、1983年/窪徳忠『道教の神々』講談社、講談社学術文庫、1996年/横手裕『道教の歴史(宗教の世界史)』山川出版社、2015年
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価の方法・規準Evaluation Criteria/Method
平常点(コメント等 20%)および期末試験(80%)に基づいて行う。