シラバス - 社会福祉原論II
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 社会福祉原論II
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- 担当者名Instructor
- 倉田 康路
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 後期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜3時限
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- 教室Classroom
- 2-203
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
社会福祉原論Ⅰを踏まえ社会福祉原論Ⅱでは、社会福祉の政策的視点からの学びを通して次のような学習上の到達目標を設定する。
①社会問題と社会構造の関係の視点から現代の社会問題について理解し、説明することができる、②人びとの生活のニーズと社会福祉政策の過程を結び付けて理解し、説明することができる、③社会福祉政策の動向と課題を踏まえたうえで関連施策や包括的支援について理解し、説明することができる、④福祉サービスの供給と利用の過程について理解し、説明することができる、⑤社会福祉政策の国際的視点から日本の社会福祉政策の特性について理解し、説明することができる。
授業の概要Course Overview
社会福祉とは何か、社会福祉の原理についての学びである社会福祉原論Ⅰを踏まえ、社会福祉原論Ⅱでは、社会福祉がどのような形となって人びとの暮らしや生活にもたられるものとなるのか、主に社会福祉の政策について焦点化して学習する。社会福祉政策の役割、社会福祉政策の構成要素、社会福祉政策の実施過程、社会福祉政策の評価について理解するとともに、社会福祉の政策が、法制度、経営、サービスなどとして具現化され、最終的に社会福祉のニーズを有する人たちにむけて援助とし提供されるまでの構造性について学ぶ。また、国際的な視点から海外における社会福政策について学び、日本の社会福祉政策の特徴についても理解する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前学習として次回のテーマに該当する内容について関係する文献などを読むなどして準備しておくこと。
また、事後学習として講義で確認できたことを振り返り、自らに十分理解できなかったことや確認できた課題について補充学習を行うこと。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- 社会問題と社会構造(現代における社会問題)
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- 2回目Session 2
- 社会福祉政策の基本的視点(社会福祉政策の概念・理念)
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- 3回目Session 3
- 社会福祉政策におけるニーズ(種類と内容、把握方法)
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- 4回目Session 4
- 社会福祉政策における資源(種類と内容、把握方法、開発方法)
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- 5回目Session 5
- 社会福祉政策の構成要素(社会福祉の構成要素とその役割・機能)
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- 6回目Session 6
- 社会福祉政策の過程Ⅰ(政策決定と実施)
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- 7回目Session 7
- 社会福祉政策の過程Ⅱ(福祉政策の方法・手段、福祉政策の政策評価・行政評価)
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- 8回目Session 8
- 社会福祉政策の過程Ⅲ(福祉政策と福祉計画)
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- 9回目Session 9
- 社会福祉政策の動向と課題(地域包括ケア、地域共生社会、多文化共生、持続可能性など)
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- 10回目Session 10
- 社会福祉政策と関連施策(保健医療、教育、住宅、労働、経済)
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- 11回目Session 11
- 福祉サービスの供給と利用過程Ⅰ(福祉供給部門)
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- 12回目Session 12
- 福祉サービスの供給と利用過程Ⅱ(福祉供給過程)
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- 13回目Session 13
- 福祉サービスの供給と利用過程Ⅲ(福祉利用過程)
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- 14回目Session 14
- まとめと評価(試験と解説)
教科書・テキストTextbooks
『入門 社会福祉の原理と政策』川村匡由編,ミネルヴァ書房,2022年.
『21世紀の現代社会福祉用語辞典』九州社会福祉研究会,学文社,2022年.
参考書等References
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
試験については講義で学習した内容が理解できているかを確認することから講義で学習した内容の中からキーワードとなる事項につい問い、説明できるかということから評価する(論述形成の試験を出題)。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
各講義後のテーマに対するコメントは次回の講義にて紹介する。また、質問については講義終了後やMoodleを通じて受付け、回答する。
成績評価の方法・規準Evaluation Criteria/Method
試験(ペーパーテスト)を中心に評価する。試験は論述問題を中心として出題する。出席は全回数の3分の2以上出席すること(3分の2以上の出席がない場合、成績評価は不合格となる)。
履修上の注意Other Course Information
受講生は必ずテキストを持参すること。また、主体的な姿勢と適切な態度をもって出席し、受講すること。なお、本科目は前期開講される「社会福祉原論Ⅰ」の後段階に位置づけられ、関連する科目である。