シラバス－政治学原論

ナンバリングコードCode
科目名Subject Name

政治学原論
担当者名Instructor

鵜飼　健史
単位Credit

4
履修年次Standard Year for Registration

2-4
学期Semester

前期
クラスClass
曜限Day/Period

月曜4時限/木曜3時限
教室Classroom

4-201
備考Remarks

使用言語：日本語
実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

政治学原論のテーマと方法論を、政治学史の展開と結びつけながら理解すること。
現代デモクラシーの機能・構造に関する基礎知識を習得し、それに対する分析アプローチと基準を考察できること。

授業の概要Method of Instruction

政治過程・制度の概要およびメカニズムを学び、それらと現代社会とのつながりを分析する。
分析対象としての人間行動に注目しながら、政治社会の作動に関するアプローチとその成果を学ぶ。
分析対象が有する「政治的」な性質を、静態的な公的制度だけではなく、権力と公共性との関係で理解する。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

レジュメについてはMoodleにアップするので、各自初回までに準備しておくこと。
Moodleで本講義をコース検索したのち、自己登録すればダウンロードできます。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

1回目Session 1

政治学原論とは何か[1]（政治的なるもの）
2回目Session 2

政治学原論とは何か[2]（政治理論）
3回目Session 3

民主主義制度[1]（直接民主主義と間接民主主義）
4回目Session 4

民主主義制度[2]（多数決）
5回目Session 5

近代民主主義[1]（ポリアーキー）
6回目Session 6

近代民主主義[2]（ラディカル・デモクラシー）
7回目Session 7

国民とは何か[1]（ナショナリズム）
8回目Session 8

国民とは何か[2]（国民国家）
9回目Session 9

権力[1]（権力観）
10回目Session 10

権力[2]（コミュニケーション）
11回目Session 11

権力構造[1]（権力分立論）
12回目Session 12

権力構造[2]（権力の記述のやり方）
13回目Session 13

自由の可能性[1]（自由の思想史）
14回目Session 14

自由の可能性[2]（政治学と自由）
15回目Session 15

市民社会論[1]（市民社会の概念史）
16回目Session 16

市民社会論[2]（規律から管理へ）
17回目Session 17

主権とは何か（主権の定義と機能）
18回目Session 18

主権論の展開（国際政治と主権国家、主権の機能）
19回目Session 19

ポピュリズムに生きる（大衆社会論、ポピュリズムの歴史）
20回目Session 20

現代ポピュリズム分析[1]（ポピュリズムの形態）
21回目Session 21

現代ポピュリズム分析[2]（現代ポピュリストの諸相）
22回目Session 22

イデオロギーに囲まれて（情報とイデオロギー、イデオロギーの歴史）
23回目Session 23

情報政治の可能性（イデオロギーの終焉、世論とメディア）
24回目Session 24

代表の政治分析（代表論の展開、代表の公的機関）
25回目Session 25

代表の実質（代表の機能と歴史、民意とは何か）
26回目Session 26

公共性を分析する（公共性の存在論、共和主義の歴史）
27回目Session 27

公共性の問題群（公と私、排除と複数性）
28回目Session 28

政治学の未来（日本政治学の課題、政治の目的）

教科書・テキストTextbooks

なし

参考書等References

Ｒ・Ａ・ダール『現代政治分析』（岩波現代文庫、2012年）
鵜飼健史『人民主権について』（法政大学出版局、2013年）

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

授業中に説明される。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method