シラバス － ビジネス外国語(19)

授業の到達目標Objectives to be Attained

　経営組織に関する調査研究方法の基本的な概念とプロセスについて、基本的な考え方を理解する。

授業の概要Method of Instruction

　本講義では、経営組織に関する調査研究のために必要となる基本的な考え方の習得に努める。調査研究方法には様々な立場が存在するが、本講義ではグラウンデッド・セオリー・アプローチ（Grounded Theory Approach）に関する英語文献の講読を通じて、（1）グラウンデッド・セオリー・アプローチにおける重要概念、（2）データから理論を構築するプロセスについて理解することを目指す。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

　本科目は講義科目であり、毎回2コマ相当の自主学習が求められる。講義前の事前準備では、受講者全員が講読範囲のレジュメを作成し、発表担当者はレジュメの他にプレゼン資料を作成する。講義終了後は、各自が復習することで講読範囲に関する内容理解の定着に努める。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

• 1回目Session 1

  イントロダクション

• 2回目Session 2

  テキスト輪読：An Introduction to Grounded Theory (1)

• 3回目Session 3

  テキスト輪読：An Introduction to Grounded Theory (2)

• 4回目Session 4

  テキスト輪読：Understanding Grounded Theory (1)

• 5回目Session 5

  テキスト輪読：Understanding Grounded Theory (2)

• 6回目Session 6

  テキスト輪読：Basic Components of a Classic Grounded Theory Approach (1)

• 7回目Session 7

  テキスト輪読：Basic Components of a Classic Grounded Theory Approach (2)

• 8回目Session 8

  テキスト輪読：Doing GT - The 'Full Package' (1)

• 9回目Session 9

  テキスト輪読：Doing GT - The 'Full Package' (2)

• 10回目Session 10

  テキスト輪読：Examples of Grounded Theories (1)

• 11回目Session 11

  テキスト輪読：Examples of Grounded Theories (2)

• 12回目Session 12

  テキスト輪読：Strengths and Limitations of GT (1)

• 13回目Session 13

  テキスト輪読：Strengths and Limitations of GT (2)

• 14回目Session 14

  まとめ

教科書・テキストTextbooks

・Walsh, Isabelle, Judith A. Holton and Gaëtan Mourmant, 2020, Conducting Classic Grounded Theory for Business and Management Students, London: Sage.

参考書等References

・戈木クレイグヒル滋子，2016，『グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版ーー理論を生み出すまで』新曜社．
・戈木クレイグヒル滋子，2021，『グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いた研究ハンドブック』新曜社．
・佐藤郁哉，2021，『ビジネス・リサーチ』東洋経済新報社．

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

　成績は、出席、レジュメ、プレゼン資料およびプレゼンテーション、授業中の主体的な発言によって評価します。

履修上の注意Other Course Information

　原則として3回以上欠席した場合には単位を認定しません。