シラバス - 中国語初級I(8)

  • ナンバリングコードCode
  • 科目名Subject Name
    中国語初級I(8)
  • 担当者名Instructor
    宗 暁蓮
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    1/2-4
  • 学期Semester
    通年
  • クラスClass
    /CB/Cb
  • 曜限Day/Period
    月曜4時限
  • 教室Classroom
    1-609/1-611
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

本授業は、中国語学習の初心者を対象とし、中国語の発音・基本語法を主に学習する。今後の学習で立ち返るべき土台となる基礎能力の養成を目標とする。具体的には、発音、声調、中国語のメロディに重点を置いた授業を展開することで、自ら発声する自信と、正しい音を聞き分けるヒアリング力をつくると同時に、簡単な文章を正しく書くことができる(言うことができる)ことで、今後語彙や語法の知識が増すなかで、コミュニケーションを円滑に行う力の基礎の養成を目指す。

授業の概要Method of Instruction

授業は基本的にシラバスで指示したテキストの内容に沿って進めていく。中国語の仕組みから、発音、声調、短文にみられる語法を学習することで、中国語能力の基礎を身につける。なお、学習姿勢を構築するために、発音と会話の練習機会を多くとり、繰り返し練習する。ヒヤリングの練習も定期的に行う。
具体的には、毎回の授業の中で、前回学習した発音、会話などを練習し、理解度を確認するため、小テストも行う。初級で押さえておきたい文法事項も作文や音読を通じて、徹底的に学んでいく。自ら発話できる中国語を目指している授業なので、積極的な姿勢で授業に臨むことが要求される。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

初学者を対象とするが、基礎力に大きな差が開く時期なので、学ぶ姿勢をしっかり作ってほしい。発音の練習、単語・本文の暗記、文法事項の確認などの復習が、毎回の授業後に欠かせない。勉強した内容を定着させるため、予習、復習をしっかり行うこと(毎回の授業前後に各30分程度)。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1
    第1課 (発音1) 声調(四声) /軽声 /単母音
  • 2回目Session 2
    第2課 (発音2) 子音
  • 3回目Session 3
    第3課 (発音3)  複合母音/声調符号の位置
  • 4回目Session 4
    第4課 (発音4)  nとng 鼻母音
  • 5回目Session 5
    第5課 (発音5)  変調/r化音など、発音の総復習
  • 6回目Session 6
    第6課  人称代名詞/動詞「是」/名前のたずね方、言い方 (発音のテスト )
  • 7回目Session 7
    第7課  動詞述語文/副詞「也」/文末の語気助詞(第6課の小テスト)
  • 8回目Session 8
    第8課  指示代詞/「的」を使って名詞を修飾する/形容詞述語文 (第7課の小テスト )
  • 9回目Session 9
    第9課  数字の読み方と書き方/量詞/反復疑問文 (第8課の小テスト )
  • 10回目Session 10
    第10課  疑問詞を使った疑問文/連動文 など(第9課の小テスト )
  • 11回目Session 11
    第11課  方位詞/存在を表す「在」 (第10課の小テスト )
  • 12回目Session 12
    第12課  存在を表す 「有」/所有を表す「有」 (第11課の小テスト )
  • 13回目Session 13
    第13課  年月日の言い方/曜日の言い方/時刻の言い方 (第12課の小テスト )
  • 14回目Session 14
    第14課  前置詞 (第13課の小テスト )
  • 15回目Session 15
    第15課  疑問詞「多」/年齢の尋ね方/比較の表現
  • 16回目Session 16
    第16課  完了や変化をあらわす「了」/没(有)+動詞 (第15課の小テスト )
  • 17回目Session 17
    第17課  動作・行為の進行を表す/状態の持続を表す/主述述語文(第16課の小テスト )
  • 18回目Session 18
    第18課  経験を表す「過」/動作の回数や数量の表し方 (第17課の小テスト )
  • 19回目Session 19
    第19課  選択疑問文/助動詞「想」/「要」/「得」(第18課の小テスト )
  • 20回目Session 20
    第20課  助動詞「可以」/「会」/「能」(第19課の小テスト )
  • 21回目Session 21
    第21課 「又〜又…」、「既〜又…」/お金の数え方/動詞の重ね型と「一下」(第20課の小テスト )
  • 22回目Session 22
    第22課  結果補語/副詞 「就」/「把」構文(第21課の小テスト )
  • 23回目Session 23
    第23課  「是…的 」 /方向補語(第22課の小テスト )
  • 24回目Session 24
    第24課  受け身文/ 「有」の連動文(第23課の小テスト)
  • 25回目Session 25
    第25課  存現文/ 可能補語 (第24課の小テスト )
  • 26回目Session 26
    第26課 「快〜了」/ 原因・理由を表す「因為〜所以…」/ 使役動詞(第25課の小テスト )
  • 27回目Session 27
    第27課  様態補語/ 逆接を表す「虽然~但(是)…」(第26課の小テスト )
  • 28回目Session 28
    第28課  兼語文/ 二重目的語を取る動詞/ 副詞「再」(第27課の小テスト )

教科書・テキストTextbooks

「読み書き話す 中国語の基本」、ISBN: 978-4-255-45293-7、新谷秀明/王宇南、朝日出版社

参考書等References

無料の中国語教えるホームページを積極的に利用することをお勧めする。関心のある中国語や中国の話題を自らネットで調べる、練習することも有効である。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

毎回の授業中に指示する。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

毎回の授業前後に、質問を受ける時間を設ける。
個別に質問された事項についても、内容に応じて全体にフィードバックする予定である。また、小テストの解答状況をもとに、到達段階に応じてフィードバックする。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

定期試験6割、平常点(出席状況、授業態度、毎回の小テスト)4割で評価する。

履修上の注意Other Course Information

語学学習の重要事項が集中する時期であるので、初学者には進度が速く感じられる時期でもある。そのため、欠席すると追いつくのは難しくなる。小テストの配点も大きいため、毎回きちんと出席して、小テストの未受験がないようにする必要がある。遅刻は厳禁とする。授業中の私語、スマートフォンの使用は不可。
 目的意識を持って、積極的に授業を受けること。