シラバス － 現代韓国事情

授業の到達目標Objectives to be Attained

韓国の歴史、社会、文化を理解し、日韓関係の現状を説明できるようになること。グローバル社会における日韓関係の重要性について理解し、説明できるようになること。

授業の概要Method of Instruction

この講義は、韓国の社会や文化を理解することを目的とし、韓国の歴史、文化（伝統文化やサブカルチャー）、社会の特徴について学びます。とくに、韓国人が考える歴史的アイデンティティー、儒教文化が朝鮮半島の歴史や現代社会に与えた影響、いまみられている韓国社会の葛藤の構造とその原因を中心的に学びます。韓国語についても、基本文型と単語中心に学び、ビジネス韓国語の基礎をも同時に学びます。しかし、受講生にはハングルに関する事前知識を要求せず、ハングルの事前知識がないことを前提に学ぶことになります。韓国の歴史、文化、社会、日韓関係に興味を持っている学生には、とくに有益な授業になるのではないかと思います。この講義とあわせて、韓国経済や企業を中心に学ぶ現代韓国事情IIも受講したら、さらに韓国に対する総合的な理解が深まると思います。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

事前学習は授業中に配布された資料を熟読すること。事後学習は授業中に指定されたキーワードについて、その意味、内容を確認し、理解すること。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

• 1回目Session 1

  日韓新時代の理解

• 2回目Session 2

  韓国人のアイデンティティ

• 3回目Session 3

  李氏朝鮮の儒教文化

• 4回目Session 4

  韓国文化の特徴

• 5回目Session 5

  韓国の文化政策

• 6回目Session 6

  韓国のサブカルチャー理解

• 7回目Session 7

  日本における韓国文化

• 8回目Session 8

  日本と韓国の文化的相違

• 9回目Session 9

  戦後の韓国政治（1987年まで）

• 10回目Session 10

  韓国の政治的変転（1987年以降）

• 11回目Session 11

  韓国社会の葛藤（地域間の対立）

• 12回目Session 12

  韓国社会の葛藤（世代間の対立）

• 13回目Session 13

  韓国社会の葛藤（社会思想の対立）

• 14回目Session 14

  韓国社会の葛藤（北朝鮮をめぐる意見対立）

教科書・テキストTextbooks

なし。

参考書等References

とくにありません。必要に応じて講義中に紹介します。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

レポート課題。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業中に課題の内容について個別的にコメントする。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

授業中の小テスト（40％）、レポート（40％）、平常点（20％）で評価します。

履修上の注意Other Course Information

とくにありません。