シラバス - 美術史
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- ナンバリングコードCode
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- 担当者名Instructor
- 松原 知生/柳澤 史明
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 通年
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜4時限
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- 教室Classroom
- 2-304
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- 備考Remarks
- 美術史A
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
近現代西洋美術の歴史的展開やそれを支えた理論的動向を学ぶことで西洋美術史の基礎的知識や理論を習得することを目標としています。また芸術の「自律化」の流れや新たな美術市場形成など、近代社会と連動する美術の動向や変化を学ぶとともに、20世紀以降の芸術作品をめぐる哲学的問い、社会的問いに触れることで作品鑑賞や解釈をより深いものにすることが目標です。
授業の概要Method of Instruction
フランスを中心に近現代の美術史の流れを概観しつつ、近代から現代にいたるアヴァンギャルドの動向を主題(都市風景、神話、抽象的主題など)と形式(立体表現、筆のタッチなど)の両面の変化や連続性からとらえ、絵画様式の歴史的展開を学びます。また美術作品を取り囲む制度的な側面(アカデミー、植民地主義、市民社会の台頭、美術市場、etc.)にも着目し、社会から切り離された存在ではなく、社会的文脈と密接に結びつき、さらにはその文脈を組み替えていく美術作品の力そのものにも触れるつもりです。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
シラバスやレジュメで提示する参考書を学期中に随時目を通し、各人の興味を深めるとともに、期末レポートの準備や卒論の方向性等を常に意識して授業にのぞむこと。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- イントロダクション:アートと現代を考えるために
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- 2回目Session 2
- 新古典主義とアカデミズム
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- 3回目Session 3
- ロマン主義とオリエンタリズム
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- 4回目Session 4
- マネの革新さと「モデルニテ(現代性)」
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- 5回目Session 5
- モネと印象派ーー色彩の優勢と崩れる形
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- 6回目Session 6
- 再現から表現、具象から抽象へーーゴッホ、ゴーギャン
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- 7回目Session 7
- セザンヌと新たな「造形」
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- 8回目Session 8
- 迫りくる現実ーーキュビスム
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- 9回目Session 9
- 西洋的造形の乗り越えーーフォーヴィスム、プリミティヴィスム
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- 10回目Session 10
- アヴァンギャルドを求めてーーダダ、シュルレアリスム、デュシャン
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- 11回目Session 11
- 「アウトサイダー」たちのアート
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- 12回目Session 12
- 抽象絵画と抽象表現主義
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- 13回目Session 13
- ポップアートと芸術への問い
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- 14回目Session 14
- 現代アートとグローバルな世界
教科書・テキストTextbooks
なし
(予習・復習を行いたい場合は下の「参考書等」を適宜参照すること)
参考書等References
E・ゴンブリッチ『美術の物語 ポケット版』(ファイドン、2011年)
三浦篤『まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画』(東京大学出版会、2015)
宮下誠『20世紀絵画 - モダニズム美術史を問い直す』(光文社、2005)
ハル・フォスター他『ART SINCE 1900』(東京書籍、2019)
『西洋美術の歴史 7〜8』(中央公論新社、2017年)
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
期末レポート(80%)、出席・平常点(20%)。
レポートは記述内容のみらならず「形式」(適切な引用かどうか等)も重視し採点を行う。
履修上の注意Other Course Information
出席を厳しくチェックする予定はないが(対面授業の場合は授業態度を評価に加味する場合がある)、期末レポートの課題や採点は厳しくチェックを行う予定なので、各人の授業内外での自主的な勉強が望まれます。