シラバス - 国際政治論
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 国際政治論
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- 担当者名Instructor
- 山本 健
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 木曜2時限/月曜2時限
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- 教室Classroom
- 2-301
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- 備考Remarks
- 国際政治学
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
世界は、あるいは日本を取り巻く東アジアの国際情勢は今後どうなっていくのだろうか。多くの人が関心を持つ問題であろう。本講義は、時事問題を解説する授業ではない。むしろそこからは少し距離を置きつつ、国際政治学の様々な理論や思想を学ぶことを通じて、世界の見方を身につけることがこの授業の目的である。
国際政治は、そして世界は、どのように理解することができるのだろうか。国際政治学の先人たちは、この大きな問題に取り組み、様々な見方を提起してきた。本講義は、その様々な見方=理論を中心に、国際政治や戦争と平和について考えていく。
様々な見方があるということは、国際政治(学)には、一つの確固たる理論や法則が存在するわけではない、ということを意味する。様々な理論が存在する背景には、その背景に思想的な違いが存在すると同時に、世界そのものも変化してきているという事実が存在する。国際政治学は第一次世界大戦後に生まれ、主にアメリカとヨーロッパにおいて発展した比較的新しい学問であるが、歴史的変化の中で、理論も変化・発展してきた。それゆえ本講義では、国際政治学の先人たちによる知的格闘を、歴史的変化の中で理解することを目指す。
授業の概要Method of Instruction
【講義の概要】
国際政治学という学問がカバーする範囲は広い。それゆえ、本講義では戦争と平和、そして安全保障という問題をテーマの中心に据えて議論する。講義は第一部と第二部に分けておこなう。第一部では、国際政治学の二大潮流であるリアリズムとリベラリズムの様々な基礎理論と思想的背景について論じる。第二部では、冷戦後のアクチュアルな問題を国際政治の理論的観点から説明する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
日々の国際的なニュースを関心を持って見たり、新聞をきちんと読んだりすること。授業で学んだ国際政治の見方や理論を、日々の国際ニュースを見る際に応用してみること。各回に授業で指示する参考文献を読んで復習し、さらに理解を深めること。自分がどころ理解し、どこが理解できないかを明確にし、わからないところを質問すること。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- イントロダクション
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- 2回目Session 2
- 概観 〜リアリズムとリベラリズム〜
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- 3回目Session 3
- 国際政治学の誕生
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- 4回目Session 4
- E.H.カーの国際政治観
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- 5回目Session 5
- 古典派リアリズム
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- 6回目Session 6
- H.モーゲンソーの国際政治観
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- 7回目Session 7
- ネオリアリズム
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- 8回目Session 8
- K.ウォルツの国際政治観
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- 9回目Session 9
- 核抑止論
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- 10回目Session 10
- 安全保障のジレンマ
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- 11回目Session 11
- 危機管理
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- 12回目Session 12
- 政策決定論
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- 13回目Session 13
- 勢力均衡と同盟
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- 14回目Session 14
- 覇権安定論
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- 15回目Session 15
- 英国学派と国際社会論
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- 16回目Session 16
- H.ブルの国際政治観
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- 17回目Session 17
- 民主的平和論
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- 18回目Session 18
- 複合的相互依存
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- 19回目Session 19
- ネオリベラリズム
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- 20回目Session 20
- コンストラクティヴィズム
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- 21回目Session 21
- ソフト・パワー
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- 22回目Session 22
- 内戦とテロ
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- 23回目Session 23
- サイバー戦争と軍事革命
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- 24回目Session 24
- 国連とPKO
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- 25回目Session 25
- 平和構築
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- 26回目Session 26
- 人間の安全保障と
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- 27回目Session 27
- 人道的介入と保護する責任
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- 28回目Session 28
- グローバリゼーション
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
吉川直人・野口和彦(編)『国際関係理論』(第2版)(勁草書房、2015年)/中西寛・石田淳・田所昌幸『国際政治学』(有斐閣、2013年)/藤原帰一『戦争の条件』(集英社、2013年)/土山實男『安全保障の国際政治学』(第2版)(有斐閣、2014年)/宮岡勲『入門講義 安全保障論』(慶應義塾大学出版会 、2020年)
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
授業の内容に関する中間レポートを課題として出します。
また、記述式の期末試験を行います。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
質問にはオフィスアワーに個別に対応します。
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
中間レポート(30点)と、論述形式の期末試験(70点)で評価します。
履修上の注意Other Course Information
1)言うまでも無いが、授業中の私語は厳禁。携帯電話・スマートフォン・ゲームの使用禁止。遅刻や、許可のない授業中の入退室も認めない。
2)携帯電話やスマート・フォンなどのカメラ機能を用いての授業中の撮影を禁止する。撮影音が他の受講生の妨げになるからである。