シラバス - 教育情報処理(1)
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 教育情報処理(1)
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- 担当者名Instructor
- 安楽 和夫
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1/2-4
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- 学期Semester
- 通年
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜2時限
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- 教室Classroom
- PC教室2
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
本講義では、幼稚園や小学校の教員として必要とされる情報スキルの確実な習得を目指す。教師自身のスキルアップが絶えず必要とされるだけでなく、著作権や個人情報、ネットリテラシーなど、様々な知識や技能、判断力が必要とされている。日々変化していく情報化社会の動きにも注意を向けつつ、指導案、通信などの様々なドキュメントの作成、また教育データの処理など、学校現場に関わる事柄を想定し、実習に重点を置きながら進めていく。
授業の概要Method of Instruction
前期においてはドキュメント作成や簡単な表計算ソフトによる基本的なデータ処理などを行う。後期には、データベースの考えやデータのグラフ処理、学校等での情報発信や情報倫理、メディアリテラシーなどに関するトピックをとりあげる。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
タッチタイピングをはじめ、個々の技能については大きなばらつきが見られる。全体のレベルからの遅れについては、各自が自覚をもって自学自習につとめて欲しい。また配付資料等を事前・事後によく目を通すこと。また各回に行った課題実習等について、自宅で再確認するなどしてしっかり定着を図って欲しい。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- ネットワークシステムへのアクセスと基本ルールについて
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- 2回目Session 2
- 同報メールの扱いとメール送信におけるエチケットについて
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- 3回目Session 3
- 検索について (検索エンジン、図書検索、新聞データベース検索等)
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- 4回目Session 4
- ファイルやフォルダの扱いについて
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- 5回目Session 5
- ビットやバイトとファイル容量について
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- 6回目Session 6
- 文書作成(ページレイアウトと段落幅、字間幅の調整)
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- 7回目Session 7
- 文書作成(描画キャンバスと図形機能を用いた様々な描画(図形等))
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- 8回目Session 8
- 文書作成(学級通信等)
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- 9回目Session 9
- 文書作成(指導案等)
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- 10回目Session 10
- 表計算ソフトの基本操作(集計や並べ替え等)
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- 11回目Session 11
- 表計算ソフトの基本操作(コピー機能と絶対参照を用いた計算)
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- 12回目Session 12
- 流れ図について
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- 13回目Session 13
- 表計算ソフトの基本操作(if関数と論理関数を用いた判別処理)
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- 14回目Session 14
- 実技試験
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- 15回目Session 15
- まとめと補足
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- 16回目Session 16
- アナログとデジタルについて
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- 17回目Session 17
- 音声のAD変換について
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- 18回目Session 18
- モノクロ画像とカラー画像のAD変換について
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- 19回目Session 19
- 光と色の3原色について
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- 20回目Session 20
- 画像ファイルの圧縮について
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- 21回目Session 21
- 可逆圧縮と非可逆圧縮
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- 22回目Session 22
- 表計算ソフトの基本操作(フィルターリングの利用)
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- 23回目Session 23
- 表計算ソフトの基本操作(ピボットを用いた集計について)
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- 24回目Session 24
- 表計算ソフトを用いた統計処理(度数の集計、グラフ表示等)
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- 25回目Session 25
- 情報の発信と情報倫理
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- 26回目Session 26
- 統計処理ソフト「R」によるプログラミング体験
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- 27回目Session 27
- 著作権と肖像権その他
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- 28回目Session 28
- メディアリテラシーとクリティカルシンキング
教科書・テキストTextbooks
なし
(適宜プリント資料を配布する)
参考書等References
講義中に適宜指示する。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
講義で扱ったデータ処理について、復習を欠かさないこと。また課された課題もしっかりこなすこと。なお講義中にうまくいかなかった点がある場合、あるいは欠席した場合は必ずカバーしておくこと。また不明な点は質問すること。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
次回以降の講義で解説する。
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
実技試験(50%)と定期試験(50%)により評価する予定であるが、試験が実施できない場合、課題の提出物から評価する。したがって課題をしっかりとこなすことが重要である。結果として、試験対策にもなるはずである。ただし、カンニングと思われるレポートは、評価を0点とする。
履修上の注意Other Course Information
全体の3分の2以上の出席がない場合、単位認定はしない。オンラインの場合、課題の未提出は欠席同等とみなす。