シラバス - 礼拝学A
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 礼拝学A
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- 担当者名Instructor
- 越川 弘英
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4/3-4
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- 学期Semester
- 集中
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 無その他
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
この講義の目標は、受講者がキリスト教の礼拝に関する基本的な概念と実態についての知識を獲得すると共に、現在及び将来のキリスト教会における礼拝の課題について、神学的・歴史的・実践的などの多様な面から、批判的創造的に検討・考察できる力を養うことである。
授業の概要Course Overview
この講義は、キリスト教の礼拝に関する基本的な概念と実態を学ぶと共に、現在における礼拝の諸課題を考究するものである。
具体的には、礼拝に関するさまざまな定義の検討、礼拝の前提となるキリスト教における時間的枠組みと空間的枠組み、礼拝(式)の基本的な構造・構成(主日礼拝の2部構造)及びその諸要素(聖書朗読、説教、祈り、賛美歌など)、また聖餐や洗礼などのサクラメント、結婚式、葬式などについて学ぶ。その際、歴史的超教派的なキリスト教礼拝の一貫性と共に、特定の教派や伝統における礼拝の多様性についても考察する。さらに現代の教会における礼拝の諸課題についても検討する。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
・クラスで配布するレジュメの予習・復習
・テキストや参考文献を自主的積極的に読解すること
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- オリエンテーション~キリスト教礼拝とは何か
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- 2回目Session 2
- 礼拝の時間的な枠組み~教会暦と聖書日課を中心に
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- 3回目Session 3
- 礼拝の空間的な枠組み~礼拝堂、祭具、シンボルなど
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- 4回目Session 4
- 礼拝の構造(形式)と分類、礼拝の諸要素
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- 5回目Session 5
- 礼拝の基本形式(1)~「み言葉の礼拝」
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- 6回目Session 6
- 礼拝の基本形式(2)~聖餐
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- 7回目Session 7
- 礼拝の諸式(1)~バプテスマ(洗礼)
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- 8回目Session 8
- 礼拝の諸式(2)~結婚式
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- 9回目Session 9
- 礼拝の諸式(3)~葬儀諸式
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- 10回目Session 10
- 諸教派の礼拝(1)~カトリック、聖公会、ハリストス正教会
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- 11回目Session 11
- 諸教派の礼拝(2)~ルター派、改革派、バプテスト
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- 12回目Session 12
- 諸教派の礼拝(3)~クエーカー、救世軍、ペンテコステ派
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- 13回目Session 13
- 今日における礼拝の課題(4)~賛美歌をめぐって
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- 14回目Session 14
- 今日における礼拝の課題(5)~オンライン礼拝をめぐって
教科書・テキストTextbooks
越川弘英『信仰生活の手引き 礼拝』(日本基督教団出版局/2013年)
越川弘英『現代の教会を考えるブックレット4 礼拝改革試論』(キリスト新聞社/2019年)
越川弘英『礼拝探訪』(キリスト新聞社/2009年)
*いずれか1冊は必ず読むこと
参考書等References
クラスにおいて詳細な参考文献を紹介する
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価の方法・規準Evaluation Criteria/Method
・クラスにおける積極的参加(質疑、討論などへの参与)
・最終レポート(講義で取り上げたことがらの中から関心のあるテーマを選び、複数の文献・資料を用いて考察し、2000字程度のレポートを作成する)
履修上の注意Other Course Information
将来、キリスト教会における専門的な職業・奉仕(牧師、司祭、奏楽者など)を希望する学生は履修することが望ましい。